コイン社会Coin Society 平成庚寅廿二年皐月二十五日
ポートランドのダウンタウンに、ショッピングモールができている。
パイオニア・プレイスというところだ。日本では表参道ヒルズが複合施設Complexとして有名だが、岐阜の柳ヶ瀬はさびれ、郊外の広い駐車場のあるショッピングモールが賑わう傾向が続く。ここではダウンタウンの中なのだ。
ところが、日本と違い、ダウンタウンは基本的には電車が只なのだ。検札しないのだ。ただ、ダウンタウンから郊外へ出るには代金が要る。でも安い。40分乗っていく空港へは2ドル30セントだ。200円ちょっとだ。岐阜から関40分は570円だから半額以下である。
ランダム検札だからといって、ただ乗りは怖い。
切符は自販機があり、カードもOKだが、F君の奥さんは使わない。出て来ない恐れがあるから。そういえば、バンクバーで、Grandpaは駐車料金をカードで支払ったが、レシートが何ぼやっても出て来ない。次の人は難なくでてきた。画面に支払済みのメッセイジがでているからまあいいや、と思ったが、念のため、事務所へ届け出た。
ポートランドは、1日券を買えば、乗り放題。4ドルちょっとだ。
だから、岐阜のように郊外に車でしか行けないモールはないのだ。
そのダウンタウンのモールの中で朝から賑わっている店があった。
世界同時発売のアップルPCのiPADなるものだ。携帯+PCという優れもの。
画面を指で操作、私のブログもゲットし、読めた。
今叩いてるキーボードが憎らしくなる。1日30分はフリーズや立ち上げで、ロスしている。10年もまえのMEという型だ。
世の中が、変化してきているのを感じた。
話は切符に戻るが、ポートランドでもビクトリアやバンクーバーでも、カード決済の自販機が出回っている。さっきの故障の話は例外としても、日本でも1000円以上の距離料金ではどんどん導入されるだろう。
カナダでのこと、ビクトリアへ行くにはフェリーで乗り継いで行くのが普通である。バンクバー空港からツワッサム港までが今まではバスの乗り継ぎだったのが、オリンピックで「カナダ・ライン」と呼ばれるSkytrainが出来た。電車である。CANADA LINE TO WATERFRONTという看板を目印に乗り込んで、約5分BRIDGEPORT STATION NORTHBOUNDまで行き、それから、トゥワッサム フェリー行き620番のバスに乗り継ぐ。バンクバーのホームステイのお父さんのお陰である。両替しなくてカナダへ来たものだから、切符は、カードで難なく空港で手に入れられ、スワーツ港BAYまでこれた。電車+バスの切符なのだ。
念願のDさんと再会、ブッチャートガーデンなど散策でき、ホテルへ。
次の日、早朝7時発はとても無理。9時発のフェリー・トゥワッサム行きに乗ることにして、朝食をとっていると遅れるからと7時にホテルを出て、バス停に向かった。
バス停から快速#70だと40分で、#71,72,73も念のため行くよと言われた。バスが来た。カナダでは先払いの習慣である。乗り込んで$10札を見せると、両替できないから次ぎのバスにしてくれといわれ、乗れなかった。次ぎのバスは#71である。これまた同じく拒否され、次のバス#72も同じ。時間は過ぎていく。運良く遠くに「セブン-イレブン」があった。
駆け込んで、サンドイッチやジュースを買うことで、小銭$2.50をゲットし、やっと#73に乗れた。しかし、スワッツ港に着いたのは9時半。次ぎの出港は11時であった。バンクバーの奥さんに「遅れて申し訳ない」と電話を入れた。
計画では10時にはバンクバー空港にいなければならない。
11時からトゥワッサム港へは1時間40分で、着いたのは12時40分。
港から空港は昨日の反対であるから、安心であったが、やはり小銭が必要であった。長い列に並んでいると、乗車拒否されて、港の事務所へ戻る観光客がいるではないか。私は幸い小銭があって乗り込めた。
船からの眺めはとても気持が良かったが、小銭の重要さを改めて知った。
ホームステイのGrandpaは、「北米はコイン社会なんだよ。」といった。
オリンピックでは、かなりな旅行者は乗車拒否にあっただろうことは想像できる。日本から両替機を輸入して、バスに設置してもらいたいものだ。
だけど、カードの普及で自販機がカードを要求する時代になろうとしているのを感じた。日本では、特に岐阜では各バスに両替機が完備され、1000円札あれば心配ない社会である。 でも、ポートランドの無料みたいなダウンタウン電車やメルボルンの巡回無料電車は環境にもいいし、住みやすいことは確かだ。
岐阜では、永年親しんできた電車は3年前廃止された。郊外へショッピングモールが移ったから、ダウンタウン柳ヶ瀬の便利さが更に無くなった。悪いことにそこに3時間いようものなら、駐車代は楽に1000円を超えてしまう。
昔の柳ヶ瀬は戻らない。
バンクバーでも、ダウンタウンから離れた郊外のショッピングモールが出来てきている。駐車場探しに困る位、広いのである。まあ無料だからいいのだけれど、特にひどいのは「車上荒らし」だという。PCなど金目のものはトランクに入れないとガラスを割って取られるという。日常茶飯事らしい。ポートランドもバンクーバーも同じように聞かされた。
コインを持ち歩く習慣と同じような自己防衛が必要な社会なのだろう。
お読み下され、感謝致します。
ポートランドのダウンタウンに、ショッピングモールができている。
パイオニア・プレイスというところだ。日本では表参道ヒルズが複合施設Complexとして有名だが、岐阜の柳ヶ瀬はさびれ、郊外の広い駐車場のあるショッピングモールが賑わう傾向が続く。ここではダウンタウンの中なのだ。
ところが、日本と違い、ダウンタウンは基本的には電車が只なのだ。検札しないのだ。ただ、ダウンタウンから郊外へ出るには代金が要る。でも安い。40分乗っていく空港へは2ドル30セントだ。200円ちょっとだ。岐阜から関40分は570円だから半額以下である。
ランダム検札だからといって、ただ乗りは怖い。
切符は自販機があり、カードもOKだが、F君の奥さんは使わない。出て来ない恐れがあるから。そういえば、バンクバーで、Grandpaは駐車料金をカードで支払ったが、レシートが何ぼやっても出て来ない。次の人は難なくでてきた。画面に支払済みのメッセイジがでているからまあいいや、と思ったが、念のため、事務所へ届け出た。
ポートランドは、1日券を買えば、乗り放題。4ドルちょっとだ。
だから、岐阜のように郊外に車でしか行けないモールはないのだ。
そのダウンタウンのモールの中で朝から賑わっている店があった。
世界同時発売のアップルPCのiPADなるものだ。携帯+PCという優れもの。
画面を指で操作、私のブログもゲットし、読めた。
今叩いてるキーボードが憎らしくなる。1日30分はフリーズや立ち上げで、ロスしている。10年もまえのMEという型だ。
世の中が、変化してきているのを感じた。
話は切符に戻るが、ポートランドでもビクトリアやバンクーバーでも、カード決済の自販機が出回っている。さっきの故障の話は例外としても、日本でも1000円以上の距離料金ではどんどん導入されるだろう。
カナダでのこと、ビクトリアへ行くにはフェリーで乗り継いで行くのが普通である。バンクバー空港からツワッサム港までが今まではバスの乗り継ぎだったのが、オリンピックで「カナダ・ライン」と呼ばれるSkytrainが出来た。電車である。CANADA LINE TO WATERFRONTという看板を目印に乗り込んで、約5分BRIDGEPORT STATION NORTHBOUNDまで行き、それから、トゥワッサム フェリー行き620番のバスに乗り継ぐ。バンクバーのホームステイのお父さんのお陰である。両替しなくてカナダへ来たものだから、切符は、カードで難なく空港で手に入れられ、スワーツ港BAYまでこれた。電車+バスの切符なのだ。
念願のDさんと再会、ブッチャートガーデンなど散策でき、ホテルへ。
次の日、早朝7時発はとても無理。9時発のフェリー・トゥワッサム行きに乗ることにして、朝食をとっていると遅れるからと7時にホテルを出て、バス停に向かった。
バス停から快速#70だと40分で、#71,72,73も念のため行くよと言われた。バスが来た。カナダでは先払いの習慣である。乗り込んで$10札を見せると、両替できないから次ぎのバスにしてくれといわれ、乗れなかった。次ぎのバスは#71である。これまた同じく拒否され、次のバス#72も同じ。時間は過ぎていく。運良く遠くに「セブン-イレブン」があった。
駆け込んで、サンドイッチやジュースを買うことで、小銭$2.50をゲットし、やっと#73に乗れた。しかし、スワッツ港に着いたのは9時半。次ぎの出港は11時であった。バンクバーの奥さんに「遅れて申し訳ない」と電話を入れた。
計画では10時にはバンクバー空港にいなければならない。
11時からトゥワッサム港へは1時間40分で、着いたのは12時40分。
港から空港は昨日の反対であるから、安心であったが、やはり小銭が必要であった。長い列に並んでいると、乗車拒否されて、港の事務所へ戻る観光客がいるではないか。私は幸い小銭があって乗り込めた。
船からの眺めはとても気持が良かったが、小銭の重要さを改めて知った。
ホームステイのGrandpaは、「北米はコイン社会なんだよ。」といった。
オリンピックでは、かなりな旅行者は乗車拒否にあっただろうことは想像できる。日本から両替機を輸入して、バスに設置してもらいたいものだ。
だけど、カードの普及で自販機がカードを要求する時代になろうとしているのを感じた。日本では、特に岐阜では各バスに両替機が完備され、1000円札あれば心配ない社会である。 でも、ポートランドの無料みたいなダウンタウン電車やメルボルンの巡回無料電車は環境にもいいし、住みやすいことは確かだ。
岐阜では、永年親しんできた電車は3年前廃止された。郊外へショッピングモールが移ったから、ダウンタウン柳ヶ瀬の便利さが更に無くなった。悪いことにそこに3時間いようものなら、駐車代は楽に1000円を超えてしまう。
昔の柳ヶ瀬は戻らない。
バンクバーでも、ダウンタウンから離れた郊外のショッピングモールが出来てきている。駐車場探しに困る位、広いのである。まあ無料だからいいのだけれど、特にひどいのは「車上荒らし」だという。PCなど金目のものはトランクに入れないとガラスを割って取られるという。日常茶飯事らしい。ポートランドもバンクーバーも同じように聞かされた。
コインを持ち歩く習慣と同じような自己防衛が必要な社会なのだろう。
お読み下され、感謝致します。