ハヴィエル・サビオラ(アルゼンチン代表、レアル・マドリード)
――ゴールについて
「ゴールには感動を覚えたよ。とても注目されているクラブのこのユニフォームを着て公式戦での初ゴールだからね。とても嬉しい。ポールを弾いたボールに素早く反応したでしょ。目を離したらダメなプレーだ。ラッキーだったのはタイミングが良かったこと。アルメリアは厳しいチームだ。そのことはロッカールームで話していた。」
――アルメリア戦と今後について
「広く展開してプレーするチームを相手にして走らされて苦しめられた。僕達は、シーズンが長い戦いであることを理解している。代表とかチャンピオンズリーグの試合があるからね。だから、全員に時間があるでしょ。僕は、チームが必要とする時のために準備してるからね。リーグは、特別だし、一番重要だ。今は、気持ちを切り替える必要がある。リーグのことを忘れて、次の大会にベストな形で臨めるよう準備を始めるつもりだ。」
リーガ・エスパニョーラ第3節、首位のレアル・マドリードはホーム、サンティアゴ・ベルナベウで昇格組のアルメリアと対戦しました。
レアルは開幕2連勝中、格下のアルメリアに負けることは絶対に許されません。
フォワードには代表試合で疲労が溜まっているファン・ニステルローイに代えてバルセロナから獲得したサビオラと主将ラウルを組ませました。
ディフェンダーには新加入組のエインセとメッツェルダーを先発出場させました。
前半戦
前半1分、アルメリアが先制攻撃を仕掛けます。オルティスとソリアーノがサイド攻撃を狙いますが、カシージャスがセーブ。前半9分、10分にもアルメリアが攻撃を仕掛けますがカシージャスがセーブしたゴールを許しません。
レアルが反撃を開始したのは前半25分過ぎ、今まで沈黙していた攻撃陣が一気に仕掛けます。前半29分、絶好調スナイデルのフリーキックからサビオラがゴールを決めますがセルヒオ・ラモスのオフサイドでノーゴール判定。
それでも前半36分、サビオラのパスからラウルがシュートを放ちましたがゴールポスト直撃、そのこぼれ球をサビオラが決めて1-0。レアルが数少ないチャンスを活かして先制！
サビオラはレアル加入後リーガ初ゴール。
後半戦
前半攻撃する場面が少なかったレアルはドレンテとイグアインを投入。
後半開始数分はレアルがボールを支配するも、流れはすぐにアルメリアに傾きます。コロナ、ウチェを中心とした攻撃で攻めるアルメリアはレアルゴールに幾度となくシュートを放ちましたが、決定力を欠きゴールネットを揺らせず時間だけが過ぎけいきます。
防戦一方のレアル後半17分、クルサットがサビオラへのファウルで退場。このことで流れがレアルに傾きます。後半18分、スナイデルがフリーキックでゴールを狙うとその後はレアルのペース。後半22分にはラウルがアルメリアGKコベーニョと1対1の状況に、しかしラウルが放ったシュートはコベーニョにセーブされ追加点ならず。
後半23分、スナイデルがフリーキックから3試合連続ゴールを決めて2-0。レアルが追加点を決めるも後半27分、ウチェが決めて2-1。アルメリアが追いすがります。
後半29分、レアルはスナイデルに代えてガゴを投入。後半32分、ウチェのパスからブルーノがシュートを放ちますがレアル守備陣がクリア。後半33分、マネのコーナーからメロにヘディングシュートを放たれますが枠外へ。
後半36分、マネがフリーキックから狙いますがカシージャスがキャッチ。ウチェのゴール以降防戦一方のレアルは後半42分、昨季リーガ優勝決定戦の英雄イグアインがミドルシュートを決めて3-1。試合を決定付けます。
その後、アルメリアは波状攻撃を仕掛けますが決定力不足に泣き3-1で試合終了。レアルが開幕3連勝を達成しました。
総括
今回の一番の収穫はサビオラがリーガ初ゴールを決めたこと。ラウルとの連携も高めていけばファン・ニステルローイの負担も昨季より減り、フォワード陣の充実も図れます。
リーガで4年間不遇の時を過ごしたサビオラ、25歳で開花なるか?!
そして、イグアインとガゴの若きアルゼンチンコンビも連携を高めつつあるレアル。問題はスペイン人選手が活躍をしていないことか…？
レアル・マドリード3-1アルメリア
前半36分、サビオラ(レアル)
後半23分、スナイデル(レアル)
後半27分、ウチェ(アルメリア)
後半42分、イグアイン(レアル)
日程
UEFAチャンピオンズリーグ・グループリーグ第1戦 9月18日（火）サンティアゴ・ベルナベウ（マドリード）
レアル・マドリードvsブレーメン
リーガ・エスパニョーラ第4節 9月23日（日）ホセ・ソリーリャ（ヴァジャドリード）
ヴァジャドリードvsレアル・マドリード