sptakaのブツブツDiary

sptakaさんは、毎日ブツブツ発言しています。

4月3日(月)渋谷区の不思議な禁煙条例反対

2006-04-03 00:58:34 | 政治・経済・事件・公務
 2週ほど前に、一部の新聞に出ていたのだが、渋谷区に「禁煙条例」を制定したいと、青学の高校生が言い出して、さもそれは採択されるような雰囲気だったのだが、先週末に、この案件は否決されたようだった。
 禁煙条例については、どうも時代の趨勢で、逆行することはほとんど不可能なのは仕方が無いとしても、その推進方法については、大きく二つの判断に分かれている。
 条例制定というのは、同時に2千円くらいの過料を含めることと同義語らしくて、千代田区などは今でも年間に5千人くらいを捕まえて、その場で2千円ずつ徴収しているわけだ。新宿区などは、区内の道路は全面禁煙となっている。
 他方、渋谷区などは「マナー啓蒙」というわけで、条例もないし罰則もない。マナーというのは、どうやら「喫煙」マナーというわけで、喫煙、禁煙の分煙を徹底させて、さらに渋谷駅前などには、区が喫煙場所を設けて「吸うならそこで」という方法を採用しているらしい。
 さらにいえば、この二極化は、どうも渋谷区方式が好まれているようで、「街頭に一切灰皿を置かない」と言っていた千代田区でも、ビルと歩道の広いスペースがあるところなどでは、JTの協力も受けて、(もちろんJTは煙草が売れなくなると困るから)喫煙場所を、新たに設置する方針にある。つまり、「絶対に吸うな」というのは、国内から煙草産業さえも追い出せというわけで、北欧ならいざ知らず、日本は、仲良く共存という方向にあるらしい。
 さて、渋谷のその駅前の喫煙場所というのは、実に混雑していて、煙が流れてくる、吸殻が汚くなっている、などの理由で、青学高校生が渋谷区議会に、条例制定を請願したということで、少しだけ話題になった。
 第一印象は、「子供が大人の問題に口を挟むな」と私には思えていた。納税の義務さえない未成年の扶養家族の身分の高校生が、何を勘違いしてそういう請願ができるのか。しかし、えてして議会というのは、そういう請願・陳情にも弱くて、条例化と過料の制定に行かざるを得ないんだろうと思っていたのだが、どうしてか不採択ということは、否決。詳しい理由はわからないが、条例制定という急進派ではなくて、これまでのようにマナー啓蒙でいいだろうという判断だったと思われる。区議会も少しは大人になったかなあと思うのだが、それ以前に、この程度の高校生の偽善的なおせっかいと、そんなことにヘイヘイ乗っかる一部の新聞と、高校生は請願・陳情できる身分じゃないと門前払いは、できっこないけど、今回は区議会としても、大人の判断したなと思うけど。


国旗掲揚と国歌斉唱
 またまた高校の卒業式の国旗と国歌なんだけど、実はこれをすると、アホ馬鹿大騒ぎの高校生が一瞬静まるというわけだ。成人式で爆竹騒ぎをする二十歳を鎮めるにも、国旗と国歌に効果がありといわれている。そもそも爆竹で騒ぎたいのから毎日それをやればいいのだが、何故だか成人式でこそそれをやりたい。というのはつまり、日本人は式典そのものが大好きだということになる。それで思いついたのだ。あと5年くらいすると、義務教育が1年延長されて、高校1年の時には、もしくは中学4年の1年は、自衛隊に仮入隊して、そこで勉強するようになると。トサカ頭の爆竹中学生も、その1年だけ坊主になって、整列、敬礼の1年を過ごす。ニートも、風来坊も、フリーターも、軟弱男も女も「そんななら、軍隊に行け」と昔の爺さんは言っていたのだが、そういうことになる。しかも、自分の子供もまともに育てられないヤンキー両親は、子供の不良に「学校が悪い」と言い出しているわけだから、じゃ政府が面倒見ましょうとなって、こうして徴兵1年が終わると「とても規律正しい子になった、有難う」という時代になって、圧倒的に、この間の自民党の選挙のように支持されて、こうして徴兵制は、多分再開される可能性がある。不良女子はそこで実践的な性教育を受けて、だからこそ同級の徴兵1年と正しい恋愛をして、少子化も解消するというわけだ。徴兵参加すれば、教育費も免除するというニンジンを与えているのはアメリカの志願兵制度だが、似たようなものになる。
 こうして笑うに笑えない話となる。徴兵制と、国家と、天皇は、いつも三つ揃えで語られるわけだ。日本がポルトガル程度の国になれば、この体たらくを起こしても、どの国も誰も関心を持たなくもなる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする