sptakaのブツブツDiary

sptakaさんは、毎日ブツブツ発言しています。

1月31日(水)またしても松本清張、山崎豊子か

2007-01-31 14:11:24 | ブツブツ日記
 どちらも巨匠作家ではあるのだが、松本にやや軍配は上がる。「わるいやつら」が連ドラになっていて、「地方紙を読む女」が昨日放送されていた。「黒皮の手帖」もそうだったが、晩年の松本は銀座が好きで、昨日の殺人犯女も銀座のホステスになっていた。そしてタイトルバックの音楽が竹内まりあの告白にいたっては、懐古趣味70年代、80年初頭がブームで、それ以降の作家、音楽は何をやっていたんだと思う。
 山崎の「華麗なる一族」は、たかが財閥系の生まれながらに銀行やが、華麗だとは、当時も今でも反感がある。視聴率がいいのは、愚かな連中がみているだけのことで、70年当時の万博がどうしただとか、大同特殊鋼の倒産に金を融資しろだとか、日本の将来は鉄にいたっては、過去フォーサイスの小説はその当時は面白かったものの、今となっては誰も読まないのと同じで、あれは時代の新聞小説としては面白かったが、時代を超えた普遍性は皆無である。むしろ今華麗なファンドとはゴールドマンサックスのことで、モデルの住友銀行だったかどこかなどは、ほとんど倒産状態から大蔵省に救われただけの、官民癒着ドラマであって、これは不愉快千万である。
 ただ山崎の前作ドラマの「白い巨頭」は、医学部、医者信仰は今でも存在していて、その魑魅魍魎とした中味を描いたという点では、当時も今でもまだ見るに耐えるものにはなっていたと思う。ただこのドラマも70年代の音楽使っていたのは、番組作っている連中のその懐古趣味が感じられた。
 その山崎おばさんは、今は沖縄返還だとかの新聞記者小説かいているらしいのだが、なんだかだんだんこの人もボケてきて、60年代70年代の紙芝居を小説にしているようで面白くない。沖縄返還当時の懐古趣味はいい加減にしてくれ。そこはいま、これからが重要なんじゃないのかね。
 しかし死んだオヤジ、生きているオババ作家しかドラマにならないとしたら、若い者は情けない。
 
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1月29日(月)卵子バンク

2007-01-29 19:15:13 | ブツブツ日記
 物事に「世界標準」という言い方がある。というのも、国内だけの議論ではあまりにもお粗末になって、「語るに落ちる」というわけだ。
 数日前の朝日新聞の卵子バンク報道は、あまりにお粗末だったのだが、簡単に紹介すると、ガールフレンドが大勢いる学生が、「卵子を欲しい」という要求に対して、ならば俺の彼女を紹介するよと、韓国で体外受精の手術をして、400万円くれという、およそ素人が短絡的にこんな商売考え付いたのだが、それを「近未来のビジネス」と報じた朝日がおばかさんでしたという内容です。
 さて、精子バンクと卵子バンクと代理母が、少子化の日本のこれからの商売だそうですが、この何れも先進国病という晩婚化の中に出来た商売で、適齢出産(生物学的に)が25歳だというのに、実態出産が35歳というあまりに掛け離れた先進国の社会病理が根本にあります。
 しかし結論を先に言うと、こんなものは何れも間もなく衰退するそうで、間近の理想というのは、中国のような国が(多分オイルの国)が、女性は18才になったら、二つくらいの自分の卵を、凍結保存しなさいという国が間もなく出てくるでしょう。それを保存しておいて、子供を作りたいと思ったとき、例えば30歳でもいいのですが、そのときに解凍してそれを利用するということになるそうです。こうなれば、卵巣が元気な18才の卵子が手元にあって、老いた30歳でも元気な過去の卵子を使って、受精、着床、妊娠できるというわけなのです。こういう人工国家は意外と成功してしまう可能性もあります。
 医学というのは、人の難しい要求にも答えましょうという学問です。ガンは必ず死ぬという理屈から、ガンでも助かるために医学は進歩しています。テーマは同じことです。
 さて現在の話では、卵巣は閉経とともに廃れますが、子宮というのは亡くなるまで元気だというこの矛盾が女性の体の矛盾でもあります。
 通常42歳が目安でしょうか。自力の妊娠はできない。しかし子供が欲しい。ならば夫と他の女性の体外受精でも、それを自分の子宮に着床させて、私が妊娠して自分の子供を産むというこれが卵子バンクを利用する卵子提供というものです。アメリカでは合法なのです。なぜなら、先の人の願望を満足させるというテーマに、アメリカは即しているのです。その人はどうして42歳まで妊娠しなかったのかといえば、理由は仕事。今になって気がついたというわけです。あるいはこうした人の例で多いのは、20歳で妊娠、しかし早すぎて中絶、その後避妊で42歳になったという場合も多いらしくて、だから一度の妊娠可能性を無駄にするなと、先の中国のようなことが考えられるのです。
 精子バンクなんてものは、もはやジョディフォスターの子供のように、シングルマザー願望の人しか利用していません。国内では認知されないシングルマザーは差別の対象になりますから、難しいようです。ワイドショー文化人のZさんや、胸キュン歌手の父親にしても、多分認知はしているはずです。国内の情勢は遅れています。
 代理母は向井さんの例ですが、子宮筋腫や子宮がんなど成人病のその後のことですが、この特効薬はまだありません。代理母の需要はこの点で、近未来でもある程度の予測は立つようです。という世界標準の傾向ですが、国内の動向は遅々として進みません。
 高齢者でも毎日散歩の健康な人は、成人病とは無関係ですが、毎日焼肉を食っている人は、成人病治療に500万円掛かっています。同じように25歳で結婚出産できる人はタダですが、42歳で卵子提供を求める人は500万円かかるということ。それだけの話です。


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1月28日(日)ラケット型スノーシューが何故人気?

2007-01-29 02:12:33 | ブツブツ日記

 週末はいつものようにお出かけしたけど、この数年ラケット型のスノーシューが大人気はどうして?と思うのだが。
 靴のままで新雪に入ることを業界用語で「坪足」というのだが、降ったままの田んぼに入れば、太ももまで潜る。それが嫌で、スノーシューを履くと、すねくらいで済む。ところが、スノーシューが楽しいのは一人目だけで、二人目からは前の人の後を着いて行けばいいのだから、これは坪足でも大丈夫。それならクロカンのスキーでも履いた方が、滑って早くて楽しいのだが、難しいとみえてそうしない。
 スキーといえば99%までゲレンデスキーだと思うのが日本人の浅はかさで、ヨーロッパであっても、クロカンとアルペンは半々くらいである。雪国新潟長野も何故か大きな勘違いしていると私は思うのだが。
 最近はどこの雪国ペンションでもスノーシューのツアーというのをやっていて、3月頃になると30人の大部隊が異様なところにやってくる。これも一人は楽しいのだが、29人はつまらない。ならば後続は皆クロカンはいてれば楽しいと思うのだが、私はその足跡の高速道路になったところを、クロカンでいつも涼しく通過してしまう。
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1月26日(金)第二の犯罪。大型店規制

2007-01-26 15:56:07 | ブツブツ日記
 最近また大型店規制が始まった。1ヘクタール以上の大型店は規制するという。政府が間もなく実行し始めて、青森ではすでに条例化したようだ。そこに裁判が起きた。北から来る第二の犯罪、第二の不況である。
 駅前商店街が古びたために、郊外には大きなショッピングは作らせないという愚かで青森県が考えそうな条例である。半年くらい前にも書いたが、やはり大問題を含んでいた。
 その業者は、規制の3倍のセンター開店のために、土地売却の話を進めていたのだが、規制によって7億円の減収になったと、青森県を訴えた。県内同士の不況共食い騒動だといっていい。
 駅前などは、すでに20年前から古びていて、共同して再開発して、鉄道など当てにせずに、幹線道路敷けばいいだけの話なのだが、日本人の土地信仰は、シーア派とスンニ派の抗争以上に始末が悪い。こうしてスンニ派が滅びた以上に青森県は滅びていく。子供でもその将来が分かるほど、笑い転げた話だ。ジャスコなどは、この規制に対して「憲法違反」だと騒いでいるくらいに愚かな条例となる。これまでジャスコがどれだけ田舎の活性化をしてきたか思ってみれば、この言い分が正しい。
 どうせ最高裁まで争う。短くて5年。日本は愚かな時代回帰、時代の逆行を求めて、5年間は田舎開発が停滞する。そんなことをしている場合じゃないのだが。

 対して、ユーロ一族は昨日日本の重電各社に1200億円の闇カルテル制裁金を求めた。今日は、過去の鉄鋼カルテルの制裁金の裁判が棄却され、新日鉄、住友金属はそれぞれ安いけれど17億円の支払いが決定した。欧州2鉄鋼メーカーも同じことになった。
 くもの巣が張った民主主義と揶揄されるローマカトリックの時代遅れの欧州にあっても、ユーロ圏は闇カルテルを排除した自由経済圏になるという、この裁判には一応理想がある。そのためにカルテル罰則の適応となっている。こちらは青森に比べれば、一応は崇高な目標達成のために制裁金ということで、理解できる。
 違いはそういうことだ。青森の田舎政治家が駅前の票が欲しいというだけで、愚かな条例を制定した。同じように青森いや日本中の田舎政治家は駅前の今にも死にそうな鬼瓦オヤジの票が欲しいとこれを法制化しただけのことである。死人にたかるウジとはこのことで、死にそうな青森に緊急手術が必要なのだが、自然死するまでその栄養分を吸い取ろうというウジがそういうことをする。役人政治家の実態はそんなもの。
 せめてくもの巣民主主義のローマカトリックの方が、まだそれらしい目標と理想を掲げている。

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1月25日(木)またもや中国

2007-01-25 21:00:23 | ブツブツ日記
 ラスベガスを抜いて、マカオがギャンブル世界一の都市となってしまったようだ。またもや中国か。
 ところでラスベガスの年間売り上げは8千億円だと出ている。ギャンブル場の荒利だと思われる。なぜなら流通通貨そのものがスロットで使用できるわけだから、売り上げといってもパチンコ玉を買うのとは違う。その国内パチンコはこれも相当なもので、俗に売り上げ30兆円という数がある。これはパチンコ玉の売り上げであって、還元率95%だとすれば、1兆5千億円の荒利があって、ラスベガスの2倍。世界のギャンブルマシンの7割が日本に存在するというわけで、国内合算はラスベガスよりも規模が大きい。だよなあとは思う。全国1600軒のパチンコ屋があって、ラスベガスはただの一都市。いい勝負ではある。
しかしラスベガスに付随する宿泊観光売り上げとなると、この10倍は軽くいくと思われる。1日2万円の予算で普通人はラスベガス滞在をする。1万円はホテル代食費の支出で、1万円はギャンブル資金。一週間経過すると、滞在費は7万円支出している。しかしギャンブル資金は意外と10万円とかに増えていたりもする。普通は3万円くらいだけが残る。無くなる人もいる。ということは、ロスしたお金の5倍から10倍が滞在費。8千億円の5倍から10倍が都市の売り上げだとすれば、パチンコの比ではない。ラスベガス名誉のために付け加える。
 問題は中国だ。昨年のGDPが10%を越えるなどは、四日市喘息時代の日本と一緒だ。中国は住んでいるだけで喘息になるといわれる。5年で倍増したということは、預金も同程度。100万円が5年後に200万円になる。1億円が5年で2億円になったとすれば、誰も仕事はしない。日本の企業は仕事もせずに黒字なのは、こういう預金をしているからで、近未来の日中関係を暗示しているわけだ。
 その日本はこれだけ円安に叩かれているのに、まだ黒字貿易である。トヨタのクルマは世界一安いのに、来年はさらに安くなる。反対に石油は高くなるのだが、そうしないと貿易は均衡しないというわけだ。ユーロにいたっては、160円とはなんだ。向こうで60ユーロ程度のモテルに泊まってそれが1万円である。ひどい話だ。もうヨーロッパには旅行しない。日本は労働力だけで中国と勝負しているのだが、負けるのは必然。ポリシーがないと、ほとんど国家間では為替でゴミ扱いされている。
 アメリカのイージス艦は、八戸、石狩に初めて入港してきた。日本政府が保証しているのだから、どこでも平気で入る。地元は拒否できる筋合いじゃない。入港されて始めてそんな状態だったのかと驚くが、未然にそういう報道はない。軍事においては日本はアメリカのコバンザメ。安倍政権になって一層それが強い。自主能力の欠如で、日本国の精神年齢はせいぜい7歳だと笑われるのは、この辺り。
 

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1月24日(水)不可解な朝日新聞朝刊1面トップ記事

2007-01-24 22:22:24 | ブツブツ日記

 それは「国内業者が卵子バンク」という記事なのだがね。しかし、ウィークリーマンションで学生が一人でやっているほとんど実態がない商売。記事執筆者も、学生バイト感覚でこれ書いたね。
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1月23日(火)史上最悪の暖冬

2007-01-23 18:42:47 | ブツブツ日記
 昨年の群馬水上の天神平スキー場では、12月と1月の二ヶ月間に21mの降雪があって、1月末には6m40センチの積雪があった。
 ところが今年は、累計は地元でも馬鹿らしくてデータなしで、今日で1m60センチの積雪しかない。昨年の5分の1である。
 雪は1月末に最大を迎えて、それは二月の半ばまで継続する。その後ぼちぼち減らない程度に雪が降って、3月20日の連休でもまあ同じくらいの積雪は保っている。そしてその後はだんだん減ったとしても、5月の連休にはその半分くらいにはなるが、6mの半分ならば3m残っているわけでそれは今の倍に辺り、スキーに問題はないのだが、今年は5月連休にスキーが出来るかといえば、大いに問題がある。
 雪がたくさん降って民家が雪崩で潰れるというのは大切なことだ。群馬に雪がたくさん降るのは東京の夏の水不足にならないというわけで、雪が少なければ水不足になる。雪は半年かけて大都会の水資源になっている。
 雨というのは下品な方法で、病人(水不足)に注射しているようなもので、期待できるのは速攻性だけ。雪はカロリーの高いチーズや牛肉食っているようで、しばらく先になってその効果が本当に表れる。雪が降らないのが地球温暖化の2割くらいの理由になっているが、中国アメリカ始め、他人を省みない国がわがままに火力発電でそうしているとすれば、これも人類の過ちか。中国人にスキーヤーは皆無なのだが、スキーも出来ない劣勢国民だといっておこう。あそこは五輪に向けて石炭開発しているファンド対象の煤煙国家であって、あんなものが国だとはおよそ認めたくはないのだが。
 今年は残念ながらこれ以上の降雪は期待できなくて、現状のまま少ない雪の中を上手に健康登山しましょう。

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1月22日(月)そのまんま東は横山ノックか

2007-01-22 22:34:24 | ブツブツ日記
 支持政党という言葉は何だ?自民党の組織票というのは、強制投票か?私の年代では分からない。私の10年上の団塊オヤジかその10、20年上の70歳、80歳のオヤジは、持っているのだろうか?過去支持政党はどこだ?という質問をされたことはないし、どの政党を支持するべきなのか、人間は何かを支持してなくてはいけないのかどうか、そんな教育を受けた記憶がない。私の年代以降はアホなのか?
 どうせ人間は就職したときに、誰を支持するのかは、会社の上役からそれとなく教わるらしい。それを家に帰って女房に言いつけて、女房も同じ政党に投票したというのが過去だと思われる。過去の人は会社に言われたことを真に受けて、言われたとおりに素直に記入していたのだろう。だから組織票なんてものが存在した。
 しかしそんなことは高校生の頃に、田中角栄が汚職して5億円賄賂を貰って有罪だというのに、ぬくぬく最高裁に上告してそのまま死んだときに、すでに「怪しい」と思った。しかも新潟ではいつでも角栄がトップ当選して、新潟県人はどういう頭の構造をしているのか不思議になった。
 自民党から政権が移動したら、自分の会社は倒産するというのは、大うそである。くもの巣オヤジといわれた社会党の村山富市が政権を取ったときに、もしかして明日から日本でもコルホーズ、ソホーズの社会主義国家が形成されるのかと面白がったが、全くウソだった。というわけで、共産党以外のどこが政権を取ったとしても、どの企業でさえ今と全く変わらない。いまどき中国でさえ、経済は自由主義化している。
 ということは、選挙民は実に保守的だというわけだ。と同時に理屈じゃない。児玉誉士夫や小佐野賢治がけっきょく何も喋らないうちに死んだように、角栄もそうなのだが、古いオヤジはどんどん死んで、自然に世代が若返らないと、何も変わらないということなのだ。せめて団塊オヤジが昨日まで会社の言うとおりに投票していたのだが、今日から定年退職して自由に投票できるようになって、初めて自我に目覚めたのだろうか。
 かつての横山ノックや青島幸男は悪ふざけで知事になったが、そのまんま東も同じだとは思うが、半分は期待する。そうでもしないと、明日への何の楽しみもない。田中康夫が知事になって、これから自由人から県知事はふえるのだろうか、そうでもないのか。
 それともう一つは、安倍晋三と東はわずかに3歳しか違わないのだ。どっちもタメ世代であって、東がため口利いて、「安倍はアホですよ」とさっさと言わないかと期待している。新聞に東には「行政経験がない」と書いてあったが、知事は立法であって、行政じゃないと思うのだが、違うか?
 しかも横山も青島も1期4年で終わって「短命」だと書かれているが、任命期間を全うしたものに、短命だとは新聞野郎も頭が悪すぎる。だったらアメリカ大統領に向かって同じこといってみろ。

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1月21日(日)「保育」の必修

2007-01-21 09:39:31 | ブツブツ日記
 どうせ学校教育の最大の目的は、考えることを養うことだと文部省は言っているはずである。偉そうには言うが実際はどうだ。
英語なんてもんは、あんなものは学問じゃないと私は中学校のときに教わった。アメリカで使っている言葉を、アホのように繰り返して覚えればいいだけで、要するにタダのハウツーものであって、ハウツーセックスと同じだというわけだ。この教師は優秀だった。
 学校教育にクルマの運転免許実習を必修にしろといったのは、20年前にマクドナルドが全盛のときの藤田田で、これも一利ある。最近はパソコン科目などがあるが、こんなものもハウツーであって学問じゃない。学問が学校から消え去った。ならば、かつては「保育」という科目が必修だったものだが、結婚、家庭、子育てその他の家庭科を必修にしてくれ。今最大の問題は少子化であって、お金がないと妊娠しても子供を殺すとは、数学よりも英語よりもずっと重要だぞ。その程度が理解できればそれ以上は必要としない。
 出かけると不味い飯の高速サービスエリアに寄るのだが、子供を叱っている親の姿というのは、百年前から何も進歩していないと思うのだ。女親は子育ての最中に「ダメ」ということばを、多分百万回使うが、聞いている子供はタダの一回も覚えていないのだと思うわけだ。ならばどうしてそんな無意味なことをいうのだ。あれは親の自己満足のマスターベーションであって、そういう子育てはよくないとは、20年前に子育てした私の時代でも言われたことだ。何も進歩していない。
 小学校の家庭科で、私は雑巾の縫い方と、こふき芋の作り方と、ゴミ箱の作り方をならい、中学の技術家庭科では、ブリキのちりとりを作って、車の構造を習ったような気がするが、しかし「結婚とはなんだ」ということは、一切やらなかった。結婚とはセックスであり、当時は性教育という科目はなくて、中学の女子だけ生理が始まって、その講座があったような気がする。けっきょく結婚は卑猥な怪しいものなのだろうと二十歳前後まで思っていたが、何という勘違いだったかと、情けなくなる。学校教育とは所詮ハウツーものの連続でしかなくて、どうでもいいことの羅列に過ぎなかった。
 大学センター入試などは、子供の頃の北辰テストと同じで、文部省は大学教育にまで口出ししてきて、自治や自由などはどこにもないことが情けない。


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1月19日(金)「想定外」の愚か

2007-01-19 13:43:24 | ブツブツ日記
 夕張に360億円タダ貸しする北海道の愚か
 ゆとり社会の影響で、最近はものをはっきり言わなくなった。「倒産」という言葉を言わなくなった。過去企業は「会社更生法」を適用するときに、それは「倒産」といわれた。ところが最近はこの法律を適用しなくて、インチキ臭い最近作った「民事再生法」を適用するようになって、その場合は「倒産」とは言わせないようにしたらしい。夕張は、倒産地自体だと思うのだが、財政再建計画自治体というそうだ。ゆとり社会でアホが増えたというのに、そのアホ代表の役人が、造語を羅列して混乱させているだけで、つまりは世間には何も伝わらないということである。名古屋のオヤジと1時間話をしても、見栄の連続で、実は1分で済む話だということがあるが、同じように時間の浪費である。
 その夕張の負債額はたったわずかに360億円だったそうだ。なんだ安いぞ。企業でこの程度の負債額の倒産は、どうせいくらでもある。私が知っているのは、30年前の倒産でも80億円の負債だった、中堅企業だ。今で言えば同じことになる。
 倒産は実に不思議な社会現象である。経験したものじゃないと詳しくは分からない。企業は、いつもどこかに金を借りて、それを返済することが、イコール企業の業績アップとなっている。無借金で経営できるものは世の中にはない。トヨタですら、社内のトヨタ銀行にトヨタ自動車は金を借りて工場作ったり商売しているわけだ。無借金経営とは、不真面目な学者の造語であって、世の中にそんなものは存在しない。
夕張もそうだったらしい。我が家の近所の荒川遊園地とか、浅草の花やしき公園とか、それ以下のガラクタ遊園地を炭鉱跡地に作って、北海道ツアーでは旭川の動物園には誰もが行くが、夕張はけっして誰も行くわけはないのだが、だからこんなガラクタ遊園地が倒産して、その負債が残った。それも市町村経営か?と笑わせるが。
 企業は何も返済が滞ったわけじゃないのに、倒産する。誰が決めるのかといえば、普通は銀行が決める。少し前に、健全経営の会社に、銀行は貸し剥がしをして、貸していた100億円をいま返せと言い出した。それは10年計画で、10億円ずつ返す予定だったのだが、今すぐには100億円がない。こうして銀行は健全経営の会社も倒産させることが出来る。しかし普通はそんなに多くはないが。
 世の中に「計画倒産」という言葉があって、だれがこんな言葉を使うかといえば、金を貸した銀行その他の債権者が言い出すわけだ。理由は、企業が倒産すると、その債権は過去には紙くずになった。10億円貸していたのに、その会社が倒産すると、貸した10億円の元本すら戻ってこない。戻ってくるのは1億円くらいなものだ。だから「儲かっているのに倒産とは怪しい計画倒産だ」と必ず騒ぎ出した。本題はこのあたりだ。
 会社更生法というのは、倒産すると、企業の借金はその場で棒引きになった。チャラである。つまりそんな企業に金を貸した銀行その他の債権者も「見る目がない」というわけで、倒産共倒れを強要させられて、貸した金は戻ってこなかった。そうして企業の社長以下役員は全員首で、普通は社長個人の家屋敷も売り払われて(社長個人の借金ももちろんたくさんあるはず)、昨日まで屋敷に住んでいたのに、今日からは四畳半になった。役員みんなそうだ。そして従業員は給料が半額になった。それは翌日にすべて決まって、さらに翌日からは、本来の工場業務だけを細々と続けて、再建を目指した。それが本来の倒産後の処理というわけである。
 ところが夕張の倒産には、北海道がその360億円を融資すると新聞に書いてある。こういうことをするから、不景気はどんどん増幅していくわけだ。
 本当に夕張が正しく倒産したとするならば、借りていた360億円は返済しなくてもいいわけだ。そんなところに金を貸していた連中も一緒に泣け。それが倒産後の正しい処理の仕方である。ところがバブル崩壊銀行崩壊したときに、政府は三井住友銀行その他を倒産させないために、民事再生法という大甘の法律を作った。殺人犯も執行猶予でいいですよみたいなものだ。以降世間のすべての倒産はそれに習うようになった。殺人犯を執行猶予にすれば、さらに殺人するものがどんどん出てくる。殺人はやり得だということになる。同じように倒産はやり得だったわけだ。
 さて本来夕張の360億円を支払わなくてもいいとして、他に何があるのか。そこの300人の市役所の給料は半額以下になり、地元の農家と同じように10万円でいい。退職金もなしにしていい。ところが、55歳で夕張を去る職員100人は全員3千万円の退職金を貰ってやめる。殺人犯の続出で殺し得というのは、この職員連中のことだ。倒産やり得で早期退職に退職金。
 炭鉱後地の砂漠しかないこんな夕張で、デタラメやっていた職員が、高給取りだったというわけだから、死人にたかるウジというのはこのことだ。役人というのはそういう習性がある。
 しかも夕張の再建計画とは20年らしい。殺人者を野放しにすれば犯罪天国になるように、倒産企業、倒産自治体も真綿で包むように保護するわけだから、役人の犯罪天国になっている。
 夕張は、市の300人の職員全員入れ換えて、市役所撤廃してもいい。もちろん議員も。そうすれば、明日から新夕張市としてスタートできるわけだ。過去の会社更生法とはそういう法律である。元はアメリカの直輸入だけどね。
 10年前に日本のすべての銀行に政府はこうした保護を与えたわけだから、銀行も役所同様に、ぬくぬくと再建できた。その付けを被っているのは一般庶民である。360億円の出どこは税金であり、不足すれば増税であり、有効に使えば札幌の除雪費用に使われるお金が夕張にタダで貸すようになり、札幌はススキノでさえ除雪しないでスケート靴じゃないと歩けないというわけで、雪祭りだというのに東京からそこに観光に行く奴は皆無だといっていい。
こうして日本はバブルから20年も建つというのに、未だに不景気。世の中にここまで過去のたった一つの汚点を引きずっている国は他にない。バブルなどは、有り金全部でラスベガスでギャンブルして一夜にしてスッカラカンになったことで、そんなものは翌日、遅くとも一ヵ月後には綺麗に忘れて、また真面目に仕事をするものなのだが、20年間泣いているだけである。すったギャンブル資金も国が補填しましたとは、馬鹿もはなはだしい。
戦争に負けて5年で復活したのは進駐軍が日本の舵取りをしていたわけで、今のままじゃ永久にダメだと今日もまた宣言する。



想定外という便利な言葉が出来てきた。ホリエモンが使い始めたのかと思うが。不二家の期限切れで倒産直前も社長は「想定外」の出来事だといっていた。役人汚職にしても、連中はばれることは「想定外」だという。だよなあ、足りない頭で、競馬馬のごとく、それだけしか見てない連中にとっては、予定が少し違っただけでもすべて想定外になる。愚かな話だ。
 のこぎり妻といわれた歌織も、妊娠結婚だったらしいのだが、妊娠は「想定外」であり、生活費がないから「中絶」していたらしい。しかし結婚した。子供を育てるのはお金がかかり、不用意な妊娠は想定外になる。いやいや、十分に想定内だと思うけど。
 想定の程度が低すぎる。
 つい最近長男から長電話があって、アパートを引っ越すに付き、自分でやれといった後に、成人すれば他人みたいなものだといい、お前が嫁さん候補として、年上母親程度の女と結婚したいといっても、ご自由にというしかないだろうといったら「ありえない」というが、親はその程度のことまで想定するのだが、二十歳は想定できない。まあ仕方がないのだが。世間の想定というのは、この二十歳程度であり、本当の大人は隕石にぶつかって死ぬことは想定できなくても、それ以外ほとんどのことは想定していると思うのだが。
ところで週末は珍しい雪国も晴れ予想であり、私お出かけ。
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