今日も藤井と菅井の王将戦をやっているのだが、いつみても両者が正座して、悶々と、ウンコが出ないのか、気持ちが悪いのか、陣痛で悩んでいるのか、頭むしって、ぼーっとしながら、対局しているが、そういうのは見たくないと思う人はいないのか。
「全部見せます」ということで、アベマの中継棋戦動画は始まったのだが、それは「全部見せます」という分娩室の出産動画と同じだと思っている。いっとき夫婦で分娩というえげつないのが流行ったが、成功しなかった。あんなの見たら、二度とセックスしたくない。
同じで、亭主が会社で上司に怒られて「売り上げ悪い」と小突かれている姿は、妻は見たくない。
今は未熟児状態だから、対局の藤井聡太小僧の悶々としたウンコ詰まりを見ているが、ホームラン打つ前に、大谷がベンチ裏で、鼻くそほじっているところを、誰か見たいのか。
将棋の考慮時間とは、他人に見えないように(それは風呂に入っているのと同じで)裏でベッドに寝て横になって考えたいのとは違うのか。相手が2時間も考えているときには昼寝でもしていたい。「相手が指したら起こせ」。
大谷翔平はホームラン打つその瞬間を見たいだけで、ベンチ裏でタバコ吸っているなどは(仮の話)誰も見たくない。ならば藤井聡太は、「王手」とやる時を見たいだけで、それまでに、売れない会社の企画会議みたいに、頭かきかきコーヒー飲んでいる、三流予備校の受験学生のような間抜けな仕草はみたくないし、本人も見せたくない。
そんな嫌悪感をまじまじ見たいのは、先の分娩室に入りたいという悪趣味と同じで、アベマが16時間も中継するその王将戦も、いい加減に飽きてきた。というよりも、棋士はほとんどの時間は空席にして、裏に隠れていろ。