60年代の世界の政治家はその国でかなり評価されている。アメリカのケネディもフランスのドゴールも空港の名前で残っている。フランス人が歴史的な偉人を選ぶと、一番にドゴールがくる。ナポレオンは2位だと新聞に出ていた。ルイ王朝を選ぶものはいない。ところが日本は徳川だ、信長だと、紙芝居の中の歴史しか知らない。こんな貧相な歴史観を持っている国というのもまた珍しい。
60年代の世界は、第二次大戦後の好景気が行き詰って、停滞していた。フランスは当時「欧州の病人」と言われていた。それを救ったのがドゴールで、強権発動して荒治療を始めた。緊縮財政というのは8%の金利にして、お金の値段を上げた。そんなに高金利ではカネを借りられないし、商売は立ち行かないと泣いた連中は「潰れても構わない」と投げ捨てた。強いものだけが生き残れる社会を立ち上げた。今の日本は、欧米の60年代と同じである。日本は「アジアの成人病」となった。コレステロールがたまったデブで、心臓病を患って、間もなく死んでいく国である。
やりたいことはドゴール、ケネディと同じはずである。しかし欧米の景気対策というのは、簡単に言えば、規制撤廃で公務員の無力化ということである。民間の好きなようにさせる。ところが日本のそれは逆で、公権力のファシズムを完成させて景気対策したいという、北朝鮮の政策と一緒である。どこで勘違いをしているのか、戦国時代ならいざ知らず、アジアの成人病は悪化していくだけである。
この2年は大手企業が景気回復してきたという政府のデタラメ発表を信じている人が多い。すべての大手企業は、利益をドルに変えて持っている。そしてドル市場のファンドで運用して、5%以上の金利を得ている。その数字合わせだけをすれば、大手は空前の利益で景気は前のように回復したように見える。いわば輸出企業のミニバブルが来ているだけである。円は世界一のガラクタ通貨となり、トヨタも任天堂もソニーも、世界一の高級品が物凄く安く世界中で売れて、馬鹿儲けできる。それのドル預金をドル市場で運用すれば儲かる。それだけの話。チャイナ市場はこの1年で30%の利息をつけている。元は1年前に2%を切り上げたが、相対的な円安というのは、さらに利息を上乗せしている。三井住友のチャイナファンド程度で、この1年に円に換算してこれくらいのリターンがくる。馬鹿馬鹿しくて仕事などしていられない。ファンド金利で悠々自適がいくらでもいる。
つまり国内内需の、水産加工業者も、鉄鋼中小企業も、中国の人件費ゼロのような国でやっていることを国内でやっている人は、すべてが間もなく倒産する。アジアの成人病に望まれるのはドゴールであって、チャランポランの馬鹿間抜けの安倍ではない。
そうそう60年代の馬鹿景気の頃には、日本も10%の金利をつけた。冗談にお金持ちは利息で暮らして、貧乏人はあくせく働くといわれたが、今がそうだ。ただあくせく働いて60年代は貧乏人も儲かったが、今は儲からない。中国の人件費ゼロに勝てるわけがない。
安倍が最もお粗末なのは、「A級戦犯は極悪非道ですか」と人殺しを擁護することから始まる。A級戦犯の中に外務大臣の松岡というのがいて、これは禁固刑だったが、恩赦で釈放された。後のヒロヒトから勲一等だか何かを受けている。A級戦犯の勲章である。これをもって、天皇陛下が勲章を与えたのだから、罪を償えばそれでいいという論理にすり替える。つまり東条英機もけっきょく死刑で罪を償ったのだから、墓参りしてもいいだろうということになる。ならばすべての犯罪人は、山口の女子高生を殺した高校生も自殺して罪を償ったのだから、優しく葬りましょうということになる。この安倍の馬鹿タレは、およそ頭の悪い小学生程度の能力しか持ち合わせていない。所詮30年前の成城大学だからとは言いたくないが、成城小学校から大学にいったボンボンの当時というのは、およそ読み書きができれば、思考回路の幼児性は問われなかった。その辺の学生が喋っているのと全く同じというのは、安倍の頭の悪さの限界である。
そのように、ニュー右翼の安倍は言われるようにヒロヒト賛辞であり、憲法改正をしたく、再び時代を戻したい。
公務員の無力化と地方分権というのは、教育基本法などは本来撤廃である。各県単位に義務教育は委ねてそうして地方自治を育てる。それで十分だ。地元山口の田舎では、歴史の時間に長州藩の藩政だけ教えても構わない。東京の学生は田舎学生の馬鹿とののしるが、その田舎バンカラが田舎のプライドになる。地方分権とはそういうものだが、逆行している。
ガラクタ通貨の国内流通分のわずかなお金を、サラ金地獄の公務員が公金横領しているというのが、今の日本である。成人病で心筋梗塞が間もないというのに、馬鹿は霜降り肉を食いたいと今日も焼肉屋に通っている。
60年代の世界は、第二次大戦後の好景気が行き詰って、停滞していた。フランスは当時「欧州の病人」と言われていた。それを救ったのがドゴールで、強権発動して荒治療を始めた。緊縮財政というのは8%の金利にして、お金の値段を上げた。そんなに高金利ではカネを借りられないし、商売は立ち行かないと泣いた連中は「潰れても構わない」と投げ捨てた。強いものだけが生き残れる社会を立ち上げた。今の日本は、欧米の60年代と同じである。日本は「アジアの成人病」となった。コレステロールがたまったデブで、心臓病を患って、間もなく死んでいく国である。
やりたいことはドゴール、ケネディと同じはずである。しかし欧米の景気対策というのは、簡単に言えば、規制撤廃で公務員の無力化ということである。民間の好きなようにさせる。ところが日本のそれは逆で、公権力のファシズムを完成させて景気対策したいという、北朝鮮の政策と一緒である。どこで勘違いをしているのか、戦国時代ならいざ知らず、アジアの成人病は悪化していくだけである。
この2年は大手企業が景気回復してきたという政府のデタラメ発表を信じている人が多い。すべての大手企業は、利益をドルに変えて持っている。そしてドル市場のファンドで運用して、5%以上の金利を得ている。その数字合わせだけをすれば、大手は空前の利益で景気は前のように回復したように見える。いわば輸出企業のミニバブルが来ているだけである。円は世界一のガラクタ通貨となり、トヨタも任天堂もソニーも、世界一の高級品が物凄く安く世界中で売れて、馬鹿儲けできる。それのドル預金をドル市場で運用すれば儲かる。それだけの話。チャイナ市場はこの1年で30%の利息をつけている。元は1年前に2%を切り上げたが、相対的な円安というのは、さらに利息を上乗せしている。三井住友のチャイナファンド程度で、この1年に円に換算してこれくらいのリターンがくる。馬鹿馬鹿しくて仕事などしていられない。ファンド金利で悠々自適がいくらでもいる。
つまり国内内需の、水産加工業者も、鉄鋼中小企業も、中国の人件費ゼロのような国でやっていることを国内でやっている人は、すべてが間もなく倒産する。アジアの成人病に望まれるのはドゴールであって、チャランポランの馬鹿間抜けの安倍ではない。
そうそう60年代の馬鹿景気の頃には、日本も10%の金利をつけた。冗談にお金持ちは利息で暮らして、貧乏人はあくせく働くといわれたが、今がそうだ。ただあくせく働いて60年代は貧乏人も儲かったが、今は儲からない。中国の人件費ゼロに勝てるわけがない。
安倍が最もお粗末なのは、「A級戦犯は極悪非道ですか」と人殺しを擁護することから始まる。A級戦犯の中に外務大臣の松岡というのがいて、これは禁固刑だったが、恩赦で釈放された。後のヒロヒトから勲一等だか何かを受けている。A級戦犯の勲章である。これをもって、天皇陛下が勲章を与えたのだから、罪を償えばそれでいいという論理にすり替える。つまり東条英機もけっきょく死刑で罪を償ったのだから、墓参りしてもいいだろうということになる。ならばすべての犯罪人は、山口の女子高生を殺した高校生も自殺して罪を償ったのだから、優しく葬りましょうということになる。この安倍の馬鹿タレは、およそ頭の悪い小学生程度の能力しか持ち合わせていない。所詮30年前の成城大学だからとは言いたくないが、成城小学校から大学にいったボンボンの当時というのは、およそ読み書きができれば、思考回路の幼児性は問われなかった。その辺の学生が喋っているのと全く同じというのは、安倍の頭の悪さの限界である。
そのように、ニュー右翼の安倍は言われるようにヒロヒト賛辞であり、憲法改正をしたく、再び時代を戻したい。
公務員の無力化と地方分権というのは、教育基本法などは本来撤廃である。各県単位に義務教育は委ねてそうして地方自治を育てる。それで十分だ。地元山口の田舎では、歴史の時間に長州藩の藩政だけ教えても構わない。東京の学生は田舎学生の馬鹿とののしるが、その田舎バンカラが田舎のプライドになる。地方分権とはそういうものだが、逆行している。
ガラクタ通貨の国内流通分のわずかなお金を、サラ金地獄の公務員が公金横領しているというのが、今の日本である。成人病で心筋梗塞が間もないというのに、馬鹿は霜降り肉を食いたいと今日も焼肉屋に通っている。