だいぶご無沙汰しております間に夏は過ぎ、冷んやりした空気に身震いしながら目覚めるようになりました。
この夏は当初冷夏との予想でしたが、途中から「平年並み」に修正された途端、不順になりヘンな陽気でした。
それは軌道のズレた偏西風の影響だそうで、世界的な傾向だといいます。
そんなある日、子供のとき以来かと思いますが、眼帯のお世話になりました。
といっても48時間程度のことです。
でも、いつもより眼が不自由だと思うと、急に古い靴を取り出して眺めてみたりコートの生地を並べてみたり、明日でもいいようなことをしたくなります。
もしかしたら、自分もそういうことが好きなんじゃないか、と思うのはそんな時です。
なんで更新が滞っていたか.........
諸説ございますが...........
実は春先から悩んでいたんですね。
と申しますのも、ある日ネクタイ売場の前を通りかかると、
「春だからってパステル調ってのもなぁ.......」とか、
「ボテボテしたのは、もっと気分じゃないし........」
なんて言葉が頭に浮かびました。
聖母が囁いてくれたP.マッカートニーと違って、「じゃあ、何ならいいんだ」と乱暴な声が聞こえますが、ウルフルズみたいにすっきり割り切った答えが出ません。
そのまま夏まで悩むわけです。
パステル
ボテボテ
数回前に、池波さんの書いた話で、芸に一生を捧げたような太夫のことを取り上げました。
偶然ですがそのすぐ後、人形浄瑠璃文楽の太夫、七世竹本住太夫さん(89)の引退を追ったドキュメンタリー番組がありました。
その方面にはまったく疎いのですが、熱心なファンがたくさんいらっしゃるようです。
太夫は、弟子に稽古をつける時も、カルチャーセンターの講座で素人に稽古をつける時も、しだいに言葉は熱を帯び加減はありません。
「好っきやねんけど、体がいうことをきかへんから辞めなならん。お前は好きやないのかっ!」
火を噴くようなもどかしさが、切りつけるような叱咤となります。
そして、「あの世へ行っても、稽古、稽古や」と当然のように呟くのでした。
さすがに「あの世」まで勘定にいれたことはございません。
好きが足りないようですね。
今年のトンボ
この夏は当初冷夏との予想でしたが、途中から「平年並み」に修正された途端、不順になりヘンな陽気でした。
それは軌道のズレた偏西風の影響だそうで、世界的な傾向だといいます。
そんなある日、子供のとき以来かと思いますが、眼帯のお世話になりました。
といっても48時間程度のことです。
でも、いつもより眼が不自由だと思うと、急に古い靴を取り出して眺めてみたりコートの生地を並べてみたり、明日でもいいようなことをしたくなります。
もしかしたら、自分もそういうことが好きなんじゃないか、と思うのはそんな時です。
なんで更新が滞っていたか.........
諸説ございますが...........
実は春先から悩んでいたんですね。
と申しますのも、ある日ネクタイ売場の前を通りかかると、
「春だからってパステル調ってのもなぁ.......」とか、
「ボテボテしたのは、もっと気分じゃないし........」
なんて言葉が頭に浮かびました。
聖母が囁いてくれたP.マッカートニーと違って、「じゃあ、何ならいいんだ」と乱暴な声が聞こえますが、ウルフルズみたいにすっきり割り切った答えが出ません。
そのまま夏まで悩むわけです。
パステル
ボテボテ
数回前に、池波さんの書いた話で、芸に一生を捧げたような太夫のことを取り上げました。
偶然ですがそのすぐ後、人形浄瑠璃文楽の太夫、七世竹本住太夫さん(89)の引退を追ったドキュメンタリー番組がありました。
その方面にはまったく疎いのですが、熱心なファンがたくさんいらっしゃるようです。
太夫は、弟子に稽古をつける時も、カルチャーセンターの講座で素人に稽古をつける時も、しだいに言葉は熱を帯び加減はありません。
「好っきやねんけど、体がいうことをきかへんから辞めなならん。お前は好きやないのかっ!」
火を噴くようなもどかしさが、切りつけるような叱咤となります。
そして、「あの世へ行っても、稽古、稽古や」と当然のように呟くのでした。
さすがに「あの世」まで勘定にいれたことはございません。
好きが足りないようですね。
今年のトンボ