Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

Heavy Irish Linen Jacket

2019-11-24 | 生地
久しぶりにBlues Brothersのファースト「Briefcase full of blues」を聴いて、腕利きのバンドの巧さにあらためて感心しました。
メンバーはスティーブ・クロッパー、ダック・ダンのMG'sの二人を中心に、その頃引っ張りだこでこのライブの日も快調だったスティーブ・ジョーダン、ギターのマット・マーフィー、そして普段はスタジオの仕事で鍛えられた人たちで、当時人気の番組から出た企画でなかったら顔を合わせることのないメンバーだったでしょう。
大人がみんな本気で遊びに取り組んでいるような面白さがあります。

このバンドだったら誰が歌っても良く聴こえるんじゃないかというほどですが、ジョニー・テイラーをマッチングさせていたら名盤が出来たのではと想像しました。



上は以前ご紹介したL.バルベラのコメントです。
この季節になるとツィードのことばかり考えて忘れていましたが、上掲のコメントにインスピレーションを得て、アイリッシュリネンのジャケットを作りました。

これから春を迎えるというまだ寒い時期に麻を着る...というのにヒントを得て、素材感のあるちょっと重い英国生地を以前取り寄せていました。
生地を厚くしてしまうと、夏がまたやって来ることを実感するというバルベラ氏のニュアンスと外れますが、夏の平板な生地にはない面白味のある素材です。
もちろん他に夏にも着られる重めのもご用意できますが、画像の生地は夏に向かないようなウェイト。



素材では遊んでいますが、作りはシュランクからすべて手抜きなく真面目に時間をかけて、他の製品と同じく定評ある岩手花巻の工房での縫製です。
アイリッシュリネンの色は真っ白でなく、生成りのような色合い。
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