Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

リトル・ウォルター / Little Walter + 桂離宮

2009-11-25 | Blues
  前回までに登場したサニー・ボーイ・ウィリアムソン、マディ・ウォーターズ、ハウリン・ウルフをチェスのスリー・キングス、そして今回のリトル・ウォルターを加えてビッグ・フォーと呼んだりします。なんか学生のテストの問題みたいな語りになってしまいましたが...........、LPジャケットはマディと同じくドン・ブロンスタイン。
 


リトル・ウォルターは若い頃サニー・ボーイから手ほどきを受けたことがあるくらいですから、他の三人より若いこともありモダンな感覚を持っていました。チェスに約100曲吹き込んだそうですがインストゥルメンタルが多く、裏をかえすと歌が軽めで説得力が少しよわかった。そこがまた、ダンサブルで若年層など違う層にうけたのではないかと思います。

昨晩亡くなった友を感傷的に歌ったりする一方、ウォルターの顔には額・こめかみ・唇とすぐわかる傷痕があります。もちろん失意で転んでケガしたわけでなく、見たわけじゃありませんが、そういう一面もあったようです。結果、37歳で亡くなってしまいました。

しかし、初めハープを吹いていたジミー・ロジャースがウォルターの演奏を聴いてギターへの転向を即決したくらいですから、チェスの素晴らしいバックとかみ合った時のドライブ感は爽快なものがあります。ハウリン・ウルフを車に常備していると友達いなくなるかも知れませんが、リトル・ウォルターならぎりぎりセーフか.........いゃ、そういうドライブ感じゃないんですが。



今回はジャケット、シャツ、タイともに柄を矩形でまとめてみました。いえ、着せたら偶然そうなっただけです。
ジャケットの素材はカシミヤで、三つ釦段返りサイド・ベンツ。ナポリで著名な仕立て屋さんに置いてあった既製品です。
良い上着の表現として今では良く知られるように、サイズが合っている事が前提で、着用時の軽さ、柔らかさ、動き易さが挙げられます。このジャケットは素材の特性を除外しても、高いレベルでそれらの要因を満たしています。
購入する時、そこにあった全てのモデルを試させてもらいましたが、構造的に必ずしも出来が良い物ばかりではありませんでした。
そんな中で最も素晴らしい着心地で、モデルもインターナショナルなスタイルになっており、既製服の理想的なサンプルのように考える一着です。実際他の人に試していただいた時も、皆一様に驚いて納得していただけたくらいです。


矩形といえば、夏に訪れた何度目かの桂離宮。案内してくださった方が、「素晴らしいので、つい喋りすぎてしまう。」と仰ってましたが、懇切丁寧な解説で楽しく見学できました。


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