Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

エリス・レジーナ&アントニオ・カルロス・ジョビン Elis & Tom

2009-12-07 | Others
皆さんの周りにもツィード好きやリネン好き、そしてフランネル好きという方はいらっしゃいませんか。他シャツは殆んどオックスフォードしか着ないという頑なな方。色々お好みがあろうかと思います。

今回グレー・フランネルのスーツに合わせたタイは、上は偶然スーツ地の繊維に使われている色をひろった感じになっています。

話が逸れますが、一般にウィンザー・ノットと呼ばれている結び方は自分の発案ではないとウィンザー公は否定していたそうです。
では何故ノットが大きめだったかと言うと、ご存知のように、芯を厚くオーダーして独特のノットが出来るよう工夫というか遊んでいたのだと思います。それまではセオリー通りディンプルを作っていたと思いますが、芯が厚い物になってからは作り難いのでディンプルなしになってます。

芯が厚いとどんな感じになるかと思って、普通に売られてる物を開き同じサイズのタイに使われている芯を追加してみたのが、上段です。しかもディンプルなしで締めようとしても手が嫌がって、ディンプル作ってしまいました。

下は映画「タッカー」とかに出てきそうな、ボールド・ルックに合わせていた柄を彷彿させる物です。今はどうしているか知りませんが、アメリカのギャリック・アンダーソンの昔のタイなので、そういう匂いがあるのかも知れません。



紺のフランネルには、上のタイはプリントでクリーム地に錆びた朱のような色が散っています。これも先ほどと同じく昔のギャリック・アンダーソンの物で、クラシカルな雰囲気を持っています。下は紺地のジャカード。





今日の一皿はエリス・レジーナとアントニオ・カルロス・ジョビン1974年の共演盤「Elis & Tom」です。
一曲目の「三月の雨」からリラックスした掛け合いで思わず引き込まれてしまいます。ラテンの人たちなのに男と女という感じよりは、親犬に子犬がじゃれるのを見ているような楽しさを感じるのは、人生経験の足りなさによるのでしょうか。それともジョビンの詩的な雰囲気が全体をリードしているが故でしょうか。

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