Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

ネクタイ

2017-02-14 |  その他
ネクタイは知らないうちに増えます.......なんて他人事みたいに書くと家族に叱られそうですが.....
場所をふさぐという物理的な理由からしばらく買い控えていたのですが、気がつくと一年くらい前から以前と同じように探し始めていました。

すると一箇所にまとまっていることは稀ですが、こちらに5本、あちらに色違いで2本という具合に、根気強く探すととても良いものが見つかります。
その作業が何かに似てるなと思ったら、砂金採りでした。
川砂をさらった中から、僅かに光るものを選り分ける感じですね。

自分の好みに合った良いタイはイメージを喚起して、即座に複数のコーディネートを可能にしてくれます。

イメージの物を探して東欧の品やアラスカからコートなんて事もありましたが、例外を除けば無い所には無いので、次は時間を遡ります。
需要と供給の摂理に従うのでしょう、アイテムによって過去にピークを迎えたものがあって、分かり易い例では昔殆んどの男性が被っていた時代の帽子などがそうです。
オーバーコートとか靴も既製品でそれが完成された時代があって、素材もそれに見合っていましたから、今日それを凌ぐ質を求めるととても難しいことがわかってきます。

それに比べネクタイは、新しく良い物が作られる可能性が最も高いアイテムだと感じます。
作りの面白い物を集めたこともありましたが、今なら基本的な作りで色柄・素材が好みに合っていれば十分です。


(Wool tie, Cashmere tie 一部Alpaca等)

春のネクタイを探しに行こうみたいな気分で書き始めたのに、画像は新しいネクタイではありません。
そろそろ陽射しが明るくなりつつあり、冬にお世話になったタイも出番が終わります。
でも、ある晴れた日に.....という話ではなかったと思いますが.....
まだ春には早い季節、麻のジャケットにフラノのパンツ、落ち着いた色のカシミア・タイを合わせ、その先の季節に思いを馳せるというようなことをL.バルベラが書いていたのを思い出しました。
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