Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

Serendipity?

2012-11-20 | Others
 めったに利用しない駅を降りると、その近くのパチンコ屋の前で、チンドン屋さんが賑やかしているところに遭遇しました。
最近ではめずらしいので、ちょっと得したような気分です。

タイコの女性、可能かどうか分かりませんが入歯を失くしたソニー・ロリンズが吹いているようなサックス、そして鉦や鳴り物担当のバンマスらしい男性の3名ですが、リズム・セクションがしっかりしているので(そんな大仰な?)、肩の力が抜けたというよりストレートに息のヌケたようなサックスも映えようというものです。



異業種の方々も集まるような席で、中にとても面白い方がいらっしゃいます。
扱い品目が私どもと異なっても、仕事にたいするアプローチは自分と似たような方がいらっしゃって、ランダムな質問にもスラスラ明快に答えていただきました。

それとは別に、今年会った方で印象に残る人がいます。
その日、宴もたけなわどころかお開きになろうかという頃、声をかけてくださった方です。
仕事を尋ねられその関連からイタリアの話になると、ミラノのモンテナポレオーネ通りに住んでいらしたことがあるといいます。
ご存知のように、階上にはアパレル各社のショールームが櫛比するような環境です。

そうかと思えば、タイの奥地へシルクをもとめて通った時期があるといいます。
伝手があるなら同行させてもらいたいと国連のひとが言ってくるくらいの危険地帯を、護衛付きで分けいるのですからヘタな冒険譚も顔負けの面白さです。

そして現在の肩書はといえば、製作会社のプロデューサーだそうです。

短い時間でよくそこまで聞き出せたなというくらい盛り沢山な内容ですが、例によってただ頷きながら相の手入れてただけです。

ここまでの話で想像されるのは、きっとご本人とは異なる人物像に違いありません。
ご本人はといえば、あなたのそばを歩いていてもおかしくない、ごく普通の小柄でチャーミングなご婦人なのでした。



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