Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

Tender is the night.

2011-09-02 | Others
 7月・8月とスポーツ・イベント目白押しでした。現在は世界陸上です。
この時期はまだ、最初、枝豆とビールが多かったりしますが、脱力っぽい感じでボーっと観ていますと、ワイン・ボトルじゃなかったウサイン・ボルトなんかすでに駆け抜けたり失格したりしています。
どうも目と手のリズムが合いません。

やはり枝豆/ビールに合うのは、プロ野球でしょうか。



何でも柄とか色とか合わせないと気がすまない、というタイプの人がいます。
売り手の側にも問題があって、例えばタイとチーフ同じものが仮にあっても、着こなしの上手い人なら避けるのに、ご丁寧に一緒に箱に収まった商品があります。
ここ十年のうちでも、たいへん有名な英国とイタリアのブランドで出していました。
しかも、一緒に使うことを勧めていた節があります。

その状態では、使わないでという方が無理な話で、普通そのまま使ってしまいます。
何故ダメなのか、詰問されたこともありました。

たまに見掛ける人で、やはり合わせたがりらしい人がいます。
いくつかのタータン・チェックは日本人に好まれるパターンで、ジャケットもパンツも昔からお馴染みです。
お持ちの方も多くていらっしゃるかと思いますが、普通上下で着ようとは思いません。
その人はたぶんパターン・メイドみたいな方法で作ったらしく、柄のサイズも同じです。
違ってももちろんアウトですが。

裏目裏目をいくのか違う日には、ストライプ・スーツの上着みたいのを逆に単品で着てしまいます。
ここ数年あちこちのブランドでスーツの上着と見紛うものを、ジャケットとして出していました。
それが独り歩きし始め、新奇を追うブランドはまだしも、クラシックを標榜するところがそれをなぞるとちょっと残念に思います。
不自然でないのは、ボート等スポーツに出自を持つジャケットのような一部のものでしょうか。

こういう時、有名な映画でなくとも、'50年代からこっちの特にカラーになったアメリカ映画をなんとなく観ていれば、それが良きにつけ悪しきにつけ、こういう着方にならない気がします。

件の彼はもちろん服が好きなのでしょう、20代でも色々持っているみたいで、このままいくと近いうちにバティックの上下なんてのも登場するんじゃないかと怖いです。
でも現在のように省電力で薄暗い中とか深夜だったら、七難隠すではありませんが、濃色スーツと判別出来ないかも知れません。

しかし、例えばブラック・ウォッチのジャケットにミディアム・グレーのパンツとノーマルなのに、どうしても何処か合わせないと死んだおじいちゃんとの約束を果たせない等、よんどころない事情で気がすまないという場合、下着で柄を合わせたらいかがでしょう。
何を合わせても見えないので、まったく問題ありません。

九月に入ったので、切り良く暖かそうな画像に移行とも思いましたが、実生活では半裸で過ごすほどまだまだ暑く、行く夏を惜しむような画像でご容赦ください。



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