いっぽいっぽまたいっぽ

今年度44歳。14年前に地元の役所に就職した田舎者が、巨大組織で働きながら、日々思うことを綴る日記です。

隣人の悲劇

2009-11-17 23:31:34 | 日記
今日はすごく疲れました。

介護認定を受けて介護ヘルパーが毎週来ている元○○○のOさん夫婦が、

そのヘルパーについてのクレームを訴えてきたのです。

詳細は省きますが、

そのヘルパーと、

そのヘルパーを派遣している事業所の経営者夫婦と、

その事業所を選定する保健所の担当者と、

そうした生活保護行政の上部機関である県の担当者2名、

そして状況を把握して欲しいというOさんの要望で、担当のわたしとわたしの上司、

その計7名が、

Oさん宅へ招かれ、

昼イチから夕方まで延々とクレームを聞かされていました。

結果的には、まあ何とか丸く収まりましたが・・・

同じ話を4周も5周もされ、

それだけで貴重な半日がつぶれてしまいます。

お仕事されてる方なら、半日がいかに大きいか分かってもらえると思います。


びっくりされるかもしれませんが、こんなことは月イチくらいで必ず勃発します。

そういうもんです、生活保護業務の実態は・・・。

それを最近ようやく自分の中で受け入れられてきました。

マジありえな~い、なんて非現実的な出来事も、

目の前で起こることは、すべて現実なんですね。

なので、これはこれで勉強になるんですけどね。

実際、何度か同じ状況を経験出来たからこそ、こういう事態に対しての免疫ができたわけですから。

本当にありがたいですし、ラッキーだと思います!





ということで、前置きはさておき、本題に入ります。



ありえない出来事が、今朝もありました。



みなさん、

わたしのブログ初期の記事で、

空き部屋がたくさんあるのに、わざわざ隣に引っ越してきた人がいる!と

わたしがぼやいていたのを覚えてくださってますか?

実はその人のことで、

良からぬことが起こったみたいなんです・・・



朝7時、

寝ぼけまなこで出勤準備をしている時です。

ダンダンダン!

と、ドアを叩く鈍い音がどこからか聞こえてきました。

耳を澄ますと、どうも隣部屋のドアを、

こんな朝早くに、訪問者らしき人が来て叩いています。

「○○さん!」・・・ダンダンダン!

と、寝ているのでしょうか、隣人が応答しないため、

なおも訪問者らしき人が呼びかけています・・・

その後、もう2セットくらい続けた頃でしょうか、

隣人がドアを開けたようです・・・

ドアののぞき穴から様子を伺っていると、1人の男性訪問者がうちの前を横切り、

ケータイを手に「○○居ました!これから・・・」と誰かに報告していました(何ごと????)



「○○さんですか?」ともう1人の訪問者らしき男のしっかりした声。

(ちなみに○○さんとは、以前に何度かすれ違いました。わたしより年下で20代前半くらいの若者でした。ジャニーズ系のキレイめな青年でした。)


その後の、聞き取り可能な範囲でのやりとりは以下の感じです。


 訪問者「なぜここに来たか分かりますか?」

 ○○さん「・・・(声が小さいからか、全く聞こえてきませんでした)」



 訪問者「あなた、最近・・・・・・した覚えない?

     要は、漫画、雑誌、ビデオ、電化製品、衣類なんかを、

     ・・・・・・したということです。    

     分からない?
    
     あなたには住居不法侵入未遂、窃盗未遂(そんな感じ)の疑いがありま     す。

     裁判所から捜査令状(だったかな?)が正式に出ていますので、

     今から部屋の中を調べさせてもらいます。

     いいですか!!?(最後の声、有無を言わせぬくらい大!)」



な、な、な、何事~!!!?

心拍数急上昇です。



ドドドドッと、何人か部屋の中に入っていく音がして、

ガサゴソと、くまなく探してる音が壁越しに聞こえてきます。

時々、声が聞こえ、

数十分後、静かになった時、

男の、何かの条文を読み上げるような、

職務上相手に必ず伝えなければならないような感じの、

淡々とした抑揚の声が聞こえてきました。


おそらく探していた何かが見つかったのか、

もしくは見つからなかったけど、これではまだ終わりませんよ、やりとりは今後も続きますよ、みたいなことで、

法律的に伝えねばならないことだったのかなと推測しました。



で、午後10時、

O夫婦に時間を割かれたため、残業を余儀なくされ、

疲れは果てて帰宅したわたし。

ふと今朝のことを思い出し、すぐさまベランダへ。

隣の部屋は静まり返っており、

電気もついていませんでした。

いつもなら、この時間明かりが付いているのですが・・・。



さあ、はたして○○さんはどうなったのでしょうか?

訪問者は、警察だと思って間違いないでしょうか?

○○さんはしばらく留守にするとしても、しばらくしてまた戻ってここで生活を再開するのでしょうか?

なんか、物騒だなあ・・・・・


ありえな~い、ようなことですが、

現実なんですよね。

ドラマのような展開でしたが、

間違いなく現実だったんですよね・・・。


あ~こわ


たまにはみなさんも、こんなことありますか?

つらいですよね~

ではでは、また明日。

おやすみなさい


コメント
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