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東証大引け 続落、2カ月半ぶり安値 米株安重荷、下値で押し目買い 国内株概況 2023年8月17日 15:32

2023-08-17 19:55:55 | 日記
東証大引け 続落、2カ月半ぶり安値 米株安重荷、下値で押し目買い
国内株概況
2023年8月17日 15:32

17日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比140円82銭(0.44%)安の3万1626円00銭で終えた。6月2日(3万1524円)以来2カ月半ぶりの安値。前日の米株安を背景にファストリなど値がさ株を中心に朝方から売りが優勢となった。下げ幅は午前に450円を超える場面があったが、売り一巡後は押し目買いが入って下げ渋った。

米連邦準備理事会(FRB)が16日に公表した7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を受け、追加利上げの可能性が警戒され、前日の米株式相場が下落。東京市場でも値がさ株を中心に売りが先行した。中国景気への懸念が根強く、17日の香港ハンセン指数が大きく下げると、日経平均を下押しした。

東京外国為替市場で円の対ドル相場が1ドル=146円台半ばとおよそ9カ月ぶりの安値となったが、政府・日銀の円買い介入による反転が意識され、自動車や機械など輸出関連銘柄を買う動きは限られた。

売りが一巡すると日経平均は下げ幅を縮めた。日経平均が節目の3万2000円を割り込んだことで値ごろ感に着目した買いも入りやすかった。

東証株価指数(TOPIX)は続落し、7.78ポイント(0.34%)安の2253.06で終えた。JPXプライム150指数も続落し、終値は5.00ポイント(0.49%)安の1009.47だった。

東証プライムの売買代金は概算で3兆2976億円。売買高は13億7326万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1214。値上がりは561銘柄、横ばいは60銘柄だった。

テルモやHOYA、アドテストが下落。資生堂やニデックの下げも大きかった。一方、信越化やダイキンが上昇。東エレクやファナックも買われた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

ゴールドマン、S&P500種急落の原因は「ゼロ・デー・オプション」 2023年8月17日 14:08 JST ブルームバーグ

2023-08-17 14:29:56 | 日記

ゴールドマン、S&P500種急落の原因は「ゼロ・デー・オプション」
Lu Wang
2023年8月17日 14:08 JST ブルームバーグ

市場の流動性が悪化すると影響はさらに拡大
UBSの調査、ゼロDTEが株価の動きに一役買っていることを示す

15日の米株式市場でS&P500種株価指数が急落した様相をよく見ると、市場を動かしている新たな要因が浮かび上がってくる。

  S&P500種に連動する満期24時間未満のオプション「ゼロ・デー・オプション(ゼロDTE=ゼロ・デー・トゥー・エクスパイレーション)」だ。S&P500種は20分間で約0.4%下落したが、ゴールドマン・サックス・グループのマネジングディレクター、スコット・ルーブナー氏によれば、このゼロ・デー・オプションが急激な動きの原因だった。

  同氏によると、ポジションのバランスを保つ必要性からオプションの注文が殺到すると一斉に株を売買しなければならないことが多いマーケットメーカーは、権利行使価格4440のプットオプションの猛烈な取引によって行動を余儀なくされた。これらのオプションは、取引時間中にほぼ10万枚、想定元本で450億ドル(約6兆6000億円)相当が取引された。

  そのコストが取引終了間際の短時間に70セントから9ドルに急騰したため、取引の相手方であるマーケットメーカーは、中立のポジションを維持するためのヘッジを急いだ。この場合、それは株式からの資金流出を意味した。

  約20年にわたり資金の流れを研究してきたルーブナー氏は16日のリポートで、「20分という短い時間にこれほど劇的な動きをしたマーケットメーカーのヘッジを処理できるほどの流動性が市場にはない」と指摘した。


S&P 500 Posted a Sudden Drop on Tuesday Afternoon | Zero-day options were blamed for fueling the late-session swoon





  ゼロ・デー・オプションが、原資産である株式市場に与える影響についての考察は多い。今週初めのノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルとシティグループの調査によれば、ゼロ・デー・オプションの取引は今月に入って爆発的に増加し、過去最高を記録。ノムラによれば、この人気急上昇は10カ月続いた株高が一服した結果だろうが、日中の株価変動が激しくなっている一因になっている可能性がある。

  UBSグループのトレーディングデスクも同様の見解で、同チームは15日のリポートでゼロ・デー・オプション取引が特に活発だった3営業日についてケーススタディーを行った。

  同チームは7月27日と8月4日の午後に起きた急落は、ゼロ・デー・オプションのプット買いの波と重なることを突き止めた。7月27日はニューヨークでの取引時間帯に日本銀行が28日に開く金融政策決定会合でイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の修正案を議論するとの報道がなされた。8月4日は7月の米雇用統計が発表された。

  8月10日午前の急落も同様にプット取引によって引き起こされたが、取引時間の後半に投資家がこれらの契約の利益を計上し始めると、相場の反転を促したという。10日には7月の米消費者物価指数(CPI)が発表された。

  ゴールドマンのルーブナー氏によると、ゼロ・デー・オプションの影響を増幅させているのは、株価を動かさずに株を取引することが難しくなっている市場環境だという。流動性の状況は過去2週間で悪化し56%急落したと同氏は推計している。


relates to ゴールドマン、S&P500種急落の原因は「ゼロ・デー・オプション」

Source: Goldman Sachs

  S&P500種は15日、3月後半以降で初めて50日移動平均線を下回って引けた。ブルームバーグがまとめたデータによれば、過去5営業日で高値と安値の開きが平均1%と、7月の水準のほぼ倍に達している。

  ボラティリティーの上昇は、モメンタムの後退と共に、一定のルールに基づき投資を行う買い手を売り手に変える恐れがあるとルーブナー氏は警告する。トレンドと価格シグナルを基に資産配分を行う戦略は、今年の株式市場で最大の買い手だった。

  「もはや押し目買いをする環境ではない」と同氏はリポートで論じた。

原題:Goldman Sachs Blames 0DTE Options for Fueling S&P 500 Selloff(抜粋)



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米国株、ダウ続落し180ドル安 米金融引き締め長期化を警戒 ナスダック続落 米国・欧州株概況 2023年8月17日 5:28

2023-08-17 07:24:17 | 日記
米国株、ダウ続落し180ドル安 米金融引き締め長期化を警戒 ナスダック続落
米国・欧州株概況
2023年8月17日 5:28

【NQNニューヨーク=横内理恵】16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比180ドル65セント(0.5%)安の3万4765ドル74セントで終えた。7月中旬以来、約1カ月ぶりの安値。米連邦準備理事会(FRB)が午後に公表した7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨がインフレ次第で追加利上げの可能性があることを示した。米金融引き締め長期化への警戒が相場の重荷となった。

FOMC議事要旨では「引き続きさらなる金融引き締めが必要になるインフレ上振れのリスクが大きいとほとんどの参加者がみていた」ことが分かった。市場では「タカ派寄りな内容と受け止められた」(シーミス・トレーディングのジョゼフ・サルッジ氏)との声があり、議事要旨を受けた売りが広がった。米長期金利の指標である10年債利回りが一時、前日比0.07%高い4.28%と昨年10月以来の水準に上昇し、株式の相対的な割高感も意識された。

ダウ平均ではイスラエルの半導体受託生産会社の買収を断念すると発表した半導体のインテルの下げが目立った。中国当局の承認が得られなかったとみられ、半導体を巡る米中関係の対立激化が嫌気された。ダウ平均の構成銘柄ではないが、同業のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)などに売りが波及した。

ゴールドマン・サックスなど金融株への売りも続いた。米長期金利の先高観が強まるなか、高PER(株価収益率)のハイテク株も全般に売られた。

ダウ平均は高く推移する場面もあった。ダウ平均の構成銘柄ではないが16日に決算を発表した小売りのターゲットが上昇し、ダウ銘柄ではホームセンターのホーム・デポなど消費関連銘柄の一角が買われた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前日比156.419ポイント(1.1%)安の1万3474.628で終えた。6月下旬以来の安値だった。中国での高級モデルの値下げと米国での高級モデルの廉価版発売が明らかになった電気自動車のテスラが安い。ネット通販のアマゾン・ドット・コムや交流サイトのメタプラットフォームズも売られた。