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東証大引け 反落 金利上昇や中国景気不安が重荷 国内株概況 2023年8月14日 15:27

2023-08-14 17:22:40 | 日記
東証大引け 反落 金利上昇や中国景気不安が重荷
国内株概況
2023年8月14日 15:27

14日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前営業日比413円74銭(1.27%)安の3万2059円91銭で終えた。下げ幅は一時440円を超え、心理的な節目の3万2000円に迫った。米金利の上昇を背景に国内長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが上昇し、持ち高調整の売りが広がった。中国景気の先行き不安も相場の重荷となった。

14日の取引で国内長期金利が一時0.620%まで上昇した。日銀の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の柔軟化をきっかけとした金利の先高観が再び警戒され、株式に売り圧力が強まったとの指摘があった。

前週末の米ハイテク株安を受けて、半導体関連や成長(グロース)株など値がさの主力株に売りが出て相場を下押しした。中国景気の先行き不安を背景に上海や香港株式相場が下落したのも日本株の重荷となった。

朝方は外国為替市場で円相場が一時145円台前半と対ドルでの年初来安値を付けたことなどを背景に、日経平均は底堅く推移した。好業績が確認された銘柄を中心に買いが入り、日経平均は上昇に転じる場面もあったが、続かなかった。

東証株価指数(TOPIX)は反落し、22.62ポイント(0.98%)安の2280.89で終えた。JPXプライム150指数も反落し、10.16ポイント(0.98%)安の1022.65で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で3兆6668億円。売買高は15億5700万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1167と、全体の6割強を占めた。値上がりは621銘柄、横ばいは47銘柄だった。

INPEXやホンダが大幅安。アドテスト、スクリンの下げも目立った。菱地所も売られた。一方、板硝子、ガイシが急伸。リクルート、楽天グループも高い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

米国債市場、混乱の収束は見通せず―FRBのタカ派姿勢が影落とす 2023年8月14日 0:34 JST ブルームバーグ

2023-08-14 08:27:16 | 日記

米国債市場、混乱の収束は見通せず―FRBのタカ派姿勢が影落とす
Liz Capo McCormick、Michael Mackenzie、Ye Xie
2023年8月14日 0:34 JST ブルームバーグ

米10年債利回りは昨年の高水準に向かう、インフレリスクなどで
今週はFOMC議事要旨を精査へ、政策見通しの手掛かり求め



ウォール街には米金融当局がようやく利上げを終了したかもしれないとの安堵(あんど)感が広がりつつある。しかし、これは債券市場の動揺が近く過去のものになることを意味するわけではない。

  米国債は非常に高いボラティリティーを伴った乱高下が続くと、投資家は見込んでいる。景気の不透明感を背景に米金融当局が軌道を変更する、あるいは金利を市場が現在想定しているよりも高い水準でかなり長期にわたって維持する恐れがあるためだ。

  既に、一部の米金融当局者はまだやるべき仕事があるかもしれないと強調している。40年ぶりの積極的な金融引き締め政策にもかかわらず、インフレが2%目標を引き続き上回っていることが背景にある。

  バークレイズのストラテジストは、金利が来年も高い水準で推移するとの見方から、米2年債の売りを顧客に勧めている。早ければ来年3月にも一連の利下げが開始されるとの広範な市場の臆測とは別の見方だ。米10年債利回りは昨年の高水準に向かって再び上昇している。

  インベスコのチーフ債券ストラテジスト、ロブ・ワルドナー氏は「長期債利回りの上昇に影響してきたのは、米金融当局が発するタカ派的なメッセージだ」と指摘。「米金融当局はタカ派姿勢を維持しており、それにより不透明感が高い状況が続いている」と述べた。

  これまでのところ、主要な米経済指標は雇用の伸び鈍化やインフレ緩和の兆しを示し、連邦公開市場委員会(FOMC)が9月の会合で金利を据え置くとの観測をおおむね支える内容となっている。ただ、7月の消費者物価指数(CPI)統計で食品とエネルギーを除いたコア指数はなおも前年同月比4.7%上昇。7月の生産者物価指数(PPI)も伸びが市場予想を上回り、米国債利回りの全面的な上昇につながった。

米CPI、コア指数2カ月連続で低い伸び-インフレ沈静化に期待 (3)

米生産者物価指数、7月は予想上回る伸び-サービスの需要強く (3)

  米政策金利の行き先、および政策当局者の間で見解が割れつつあるかどうかの手掛かりを求めて、投資家は今週、FOMC議事要旨(7月25-26日開催分)を精査することになりそうだ。 

  今月終盤に開かれるジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)にも注目が集まる。この会合はパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長にとって、当局が政策金利を2025年1月までに4%前後にまで引き下げるとの市場の織り込みを押し返す機会となり得る。

原題:Bond Market Sees No End to Tumult as Fed Casts a Hawkish Shadow(抜粋)

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