東証大引け 4日ぶり反発 自律反発狙いの買い、4月以来の薄商い
国内株概況
2023年8月21日 15:39
21日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、大引けは前週末比114円88銭(0.37%)高の3万1565円64銭だった。前週末の米長期金利の上昇一服を受け、海外短期筋などによる株価指数先物への買い戻しが優勢だった。日経平均は前場に300円超上げる場面もあったが、後場は買い戻しが一巡し、アジア株式相場の軟調な推移も重荷となって次第に伸び悩んだ。
日経平均は前週末までの3営業日で800円近く下げていた。米金融引き締めが長期化するとの見方から米長期金利の上昇が続き、これを嫌気して日米の株価は調整していたとあって、自律反発狙いの買いが入りやすかった。
T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジストは「東証マザーズ指数は大幅高となり、保険株は下げるなど米金利の上昇一服を意識した動きとなった」と指摘する一方、国際経済シンポジウムのジャクソンホール会議を今週後半に控えて「様子見ムードも強い」と話していた。
中国人民銀行(中央銀行)は21日、実質的な政策金利を引き下げた。発表直後には材料出尽くし感や、市場で引き下げの予想もあった住宅ローン金利の目安とされるLPR5年物の据え置きが嫌気され、日経平均は下げに転じる場面もあった。
東証株価指数(TOPIX)も4営業日ぶりに反発し、4.20ポイント(0.19%)高の2241.49で終えた。JPXプライム150指数も4営業日ぶりに反発し、終値は0.56ポイント(0.06%)高の1003.35だった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆5854億円と、4月25日(2兆3472億円)以来の低水準だった。売買高は11億68万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1177銘柄と全体の6割超を占めた。値下がりは587銘柄、変わらずは70銘柄だった。
ファストリ、SBG、東エレクが上昇。一方、安川電、ダイキン、資生堂など中国関連とされる銘柄の下げが目立った。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年8月21日 15:39
21日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、大引けは前週末比114円88銭(0.37%)高の3万1565円64銭だった。前週末の米長期金利の上昇一服を受け、海外短期筋などによる株価指数先物への買い戻しが優勢だった。日経平均は前場に300円超上げる場面もあったが、後場は買い戻しが一巡し、アジア株式相場の軟調な推移も重荷となって次第に伸び悩んだ。
日経平均は前週末までの3営業日で800円近く下げていた。米金融引き締めが長期化するとの見方から米長期金利の上昇が続き、これを嫌気して日米の株価は調整していたとあって、自律反発狙いの買いが入りやすかった。
T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジストは「東証マザーズ指数は大幅高となり、保険株は下げるなど米金利の上昇一服を意識した動きとなった」と指摘する一方、国際経済シンポジウムのジャクソンホール会議を今週後半に控えて「様子見ムードも強い」と話していた。
中国人民銀行(中央銀行)は21日、実質的な政策金利を引き下げた。発表直後には材料出尽くし感や、市場で引き下げの予想もあった住宅ローン金利の目安とされるLPR5年物の据え置きが嫌気され、日経平均は下げに転じる場面もあった。
東証株価指数(TOPIX)も4営業日ぶりに反発し、4.20ポイント(0.19%)高の2241.49で終えた。JPXプライム150指数も4営業日ぶりに反発し、終値は0.56ポイント(0.06%)高の1003.35だった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆5854億円と、4月25日(2兆3472億円)以来の低水準だった。売買高は11億68万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1177銘柄と全体の6割超を占めた。値下がりは587銘柄、変わらずは70銘柄だった。
ファストリ、SBG、東エレクが上昇。一方、安川電、ダイキン、資生堂など中国関連とされる銘柄の下げが目立った。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕