本日は山の日でおやすみです。
世界の企業、半年ぶり減益 中国不振が素材・化学に波及
業績ニュース
2023年8月11日 2:00
世界の企業業績が2四半期ぶりに減益となった。2023年4〜6月期の純利益は前年同期に比べ3%減った。中国経済の不振が世界に波及し素材や化学、電機が利益を減らした。一方で米巨大テック企業が復調し、全体の1割を占める規模になった。欧米の利上げで銀行など金融も利益を伸ばし下支えしている。中国の停滞が続けば、今年後半にかけて企業業績が一段と伸び悩む可能性もある。
業績ニュース
2023年8月11日 2:00
世界の企業業績が2四半期ぶりに減益となった。2023年4〜6月期の純利益は前年同期に比べ3%減った。中国経済の不振が世界に波及し素材や化学、電機が利益を減らした。一方で米巨大テック企業が復調し、全体の1割を占める規模になった。欧米の利上げで銀行など金融も利益を伸ばし下支えしている。中国の停滞が続けば、今年後半にかけて企業業績が一段と伸び悩む可能性もある。
米国株、ダウ反発 FRBの追加利上げへの警戒和らぐ ディズニーが上昇
米国・欧州株概況
2023年8月11日 5:02
【NQNニューヨーク=稲場三奈】10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発し、前日比52ドル39セント高の3万5175ドル75セント(速報値)で終えた。朝発表の7月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比の上昇率が市場予想を下回った。米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げへの警戒が和らぎ、株買いを誘った。ダウ平均の上げ幅は一時450ドルを超えたが、午後に上げ幅を縮めた。
7月の米CPIの上昇率は、エネルギー・食品を除くコアが前年同月比4.7%と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(4.8%)を下回った。市場では「(FRBのインフレ目標である)2%にはまだ遠いものの、ディスインフレ(インフレ沈静化)の傾向が強まっており、投資家心理がある程度改善したようだ」(マーフィー・アンド・シルヴェスト・ウェルス・マネジメントのポール・ノルティ氏)と受け止められた。
10日発表の週間の新規失業保険申請件数は24万8000人と、市場予想(23万人)以上だった。労働需給の逼迫がやや和らいでいるとの見方もFRBの追加利上げ観測の後退につながり、株買いが入った。
買い一巡後は上げ幅を縮めた。午後に米財務省が実施した30年物国債入札が軟調だったことを受け、米長期金利が上昇。相対的な割高感が意識された高PER(株価収益率)のハイテク株を中心に売りが広がった。物価の高止まりで、FRBが利上げを停止した後も政策金利を高い水準にとどめるとの見方は根強く、積極的な株買いにつながらなかった面もある。
映画・娯楽のウォルト・ディズニーが上昇。9日夕発表の決算で1株利益が市場予想を上回った。アナリストからは高評価が相次ぎ、ダウ平均を支えた。バイオ製薬のアムジェンや半導体のインテル、航空機のボーイングなどが買われた。一方、スマートフォンのアップルや建機のキャタピラーなどは下落した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発し、前日比15.970ポイント高の1万3737.986(速報値)で終えた。
米国・欧州株概況
2023年8月11日 5:02
【NQNニューヨーク=稲場三奈】10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発し、前日比52ドル39セント高の3万5175ドル75セント(速報値)で終えた。朝発表の7月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比の上昇率が市場予想を下回った。米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げへの警戒が和らぎ、株買いを誘った。ダウ平均の上げ幅は一時450ドルを超えたが、午後に上げ幅を縮めた。
7月の米CPIの上昇率は、エネルギー・食品を除くコアが前年同月比4.7%と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(4.8%)を下回った。市場では「(FRBのインフレ目標である)2%にはまだ遠いものの、ディスインフレ(インフレ沈静化)の傾向が強まっており、投資家心理がある程度改善したようだ」(マーフィー・アンド・シルヴェスト・ウェルス・マネジメントのポール・ノルティ氏)と受け止められた。
10日発表の週間の新規失業保険申請件数は24万8000人と、市場予想(23万人)以上だった。労働需給の逼迫がやや和らいでいるとの見方もFRBの追加利上げ観測の後退につながり、株買いが入った。
買い一巡後は上げ幅を縮めた。午後に米財務省が実施した30年物国債入札が軟調だったことを受け、米長期金利が上昇。相対的な割高感が意識された高PER(株価収益率)のハイテク株を中心に売りが広がった。物価の高止まりで、FRBが利上げを停止した後も政策金利を高い水準にとどめるとの見方は根強く、積極的な株買いにつながらなかった面もある。
映画・娯楽のウォルト・ディズニーが上昇。9日夕発表の決算で1株利益が市場予想を上回った。アナリストからは高評価が相次ぎ、ダウ平均を支えた。バイオ製薬のアムジェンや半導体のインテル、航空機のボーイングなどが買われた。一方、スマートフォンのアップルや建機のキャタピラーなどは下落した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発し、前日比15.970ポイント高の1万3737.986(速報値)で終えた。