東証大引け 続伸、一時340円高 米ハイテク株高と円安追い風
国内株概況
2023年8月22日 15:25 (2023年8月22日 15:39更新)
22日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比291円07銭(0.92%)高の3万1856円71銭で終えた。前日の米株式市場でハイテク株が堅調で、東京市場でも値がさの半導体関連株などに買いが波及し、日経平均を押し上げた。円相場が円安・ドル高基調で推移し、輸出関連株に買いが入りやすかったことも支えだった。日経平均の上げ幅は午前に340円を超える場面があった。
日経平均は前週に1000円超下げ、18日には約2カ月半ぶりの安値を付けたとあって自律反発狙いの買いも入りやすかった。ただ、買い一巡後は上げ幅を縮小した。前日に米長期金利は一時4.35%と、2007年11月以来の高水準となった。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長引くとの警戒感は日本株相場の重荷で、上値追いの動きは限られた。
日銀の植田和男総裁と岸田文雄首相が会談すると午後に伝わると、円相場は急速に下げ渋る場面があったが、株式市場での反応は限られた。市場では「週末に国際経済シンポジウム『ジャクソンホール会議』など重要イベントを控えて投資家の様子見姿勢は強く、1日を通して商いは閑散としていた」(国内証券トレーダー)との声が聞かれた。
東証株価指数(TOPIX)は続伸し、24.22ポイント(1.08%)高の2265.71で終えた。JPXプライム150指数は8.65ポイント(0.86%)高の1012.00だった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆7279億円。売買高は10億8507万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1329と、全体の約7割を占めた。値下がりは443、変わらずは62銘柄だった。
アドテストや東エレク、ソフトバンクグループ(SBG)が高い。米長期金利の上昇を背景に、三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなど銀行株の上げも目立った。トヨタやデンソー、ホンダが買われた。一方、ファストリが安い。エーザイやアステラス、花王は売られた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年8月22日 15:25 (2023年8月22日 15:39更新)
22日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比291円07銭(0.92%)高の3万1856円71銭で終えた。前日の米株式市場でハイテク株が堅調で、東京市場でも値がさの半導体関連株などに買いが波及し、日経平均を押し上げた。円相場が円安・ドル高基調で推移し、輸出関連株に買いが入りやすかったことも支えだった。日経平均の上げ幅は午前に340円を超える場面があった。
日経平均は前週に1000円超下げ、18日には約2カ月半ぶりの安値を付けたとあって自律反発狙いの買いも入りやすかった。ただ、買い一巡後は上げ幅を縮小した。前日に米長期金利は一時4.35%と、2007年11月以来の高水準となった。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長引くとの警戒感は日本株相場の重荷で、上値追いの動きは限られた。
日銀の植田和男総裁と岸田文雄首相が会談すると午後に伝わると、円相場は急速に下げ渋る場面があったが、株式市場での反応は限られた。市場では「週末に国際経済シンポジウム『ジャクソンホール会議』など重要イベントを控えて投資家の様子見姿勢は強く、1日を通して商いは閑散としていた」(国内証券トレーダー)との声が聞かれた。
東証株価指数(TOPIX)は続伸し、24.22ポイント(1.08%)高の2265.71で終えた。JPXプライム150指数は8.65ポイント(0.86%)高の1012.00だった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆7279億円。売買高は10億8507万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1329と、全体の約7割を占めた。値下がりは443、変わらずは62銘柄だった。
アドテストや東エレク、ソフトバンクグループ(SBG)が高い。米長期金利の上昇を背景に、三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなど銀行株の上げも目立った。トヨタやデンソー、ホンダが買われた。一方、ファストリが安い。エーザイやアステラス、花王は売られた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕