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東証大引け 4日続伸、1カ月ぶり高値 米長期金利低下が支え 国内株概況 2023年8月31日 15:30 (2023年8月31日 15:35更新)

2023-08-31 21:10:59 | 日記
東証大引け 4日続伸、1カ月ぶり高値 米長期金利低下が支え
国内株概況
2023年8月31日 15:30 (2023年8月31日 15:35更新)

31日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、前日比285円88銭(0.88%)高の3万2619円34銭と2日以来、およそ1カ月ぶりの高値で終えた。米長期金利の低下を受けて幅広い銘柄に買いが広がった。中国の経済指標が想定より良好で、景気への懸念が和らいだことも買い安心感につながった。

軟調な米雇用指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げ観測が後退。米長期金利が低下するなか、30日の米株式市場でハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、およそ1カ月ぶりの高値を付けた。東京市場でもグロース(成長)株を中心に幅広い銘柄に買いが入った。

リクルートは3%超上げて年初来高値を更新。インバウンド(訪日外国人)関連も強く、JR東海も年初来高値を付けた。自動車生産の回復期待からトヨタも2%超上昇した。主要銘柄が買われるなか、日経平均の上げ幅は350円を超える場面があった。

中国国家統計局などが午前に発表した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.7と前月から0.4ポイント上昇し、市場予想(49.1)も上回った。中国の景気の先行き懸念が和らいだことも相場の支えとなった。

東証株価指数(TOPIX)は4日続伸し、前日比18.62ポイント(0.80%)高の2332.00で終えた。JPXプライム150指数も4日続伸し、8.63ポイント(0.84%)高の1038.14で終えた。東証プライムの売買代金は概算で4兆2191億円、売買高は16億6428万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1244銘柄と約7割を占め、値下がりは513銘柄、変わらずは77銘柄だった。

ファストリ、東エレク、三菱商が上昇した。ファナック、松井、シャープは下落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕


米国株、ダウ続伸 労働需給の軟化で追加引き締め観測が薄れる 米国・欧州株概況 2023年8月31日 5:03

2023-08-31 05:57:09 | 日記
米国株、ダウ続伸 労働需給の軟化で追加引き締め観測が薄れる
米国・欧州株概況
2023年8月31日 5:03

【NQNニューヨーク=矢内純一】30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、前日比38ドル10セント高の3万4890ドル77セント(速報値)で終えた。同日朝発表の米経済指標が労働市場の過熱感の緩和を示した。米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げ観測が一段と後退し、株買いを誘った。半面、ダウ平均は前日までの3営業日で750ドルあまり上昇した後で、主力銘柄には持ち高調整売りが出やすく、小幅に下げる場面があった。

30日朝に発表された8月のADP全米雇用リポートでは非農業部門の雇用者数は前月に比べ17万7000人増と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(20万人増)を下回った。労働需給の軟化を示す内容との受け止めが広がった。2023年4~6月期の国内総生産(GDP、改定値)は前期比年率2.1%増と、速報値(2.4%増)から下方修正された。成長率が鈍っていることも、追加の利上げ観測の後退につながった。

米債券市場では長期金利が低下(債券価格が上昇)し、一時は前日に比べ0.4%低い4.08%となった。金利の低下で株式の相対的な割高感が薄れ、高PER(株価収益率)のハイテク株を中心に買いが入った。ダウ平均は170ドルあまり上昇し、3万5000ドル台に乗せる場面があった。

買いが一巡した後はダウ平均が一時、下落に転じた。持ち高調整や利益確定の売りに押された。31日には7月の米個人消費支出(PCE)、9月1日には8月の雇用統計の発表がある。いずれもFRBが重視する経済指標とあって、内容を見極めたいとの雰囲気が出やすかった。

個別では、スマートフォンのアップル、ホームセンターのホーム・デポ、建機のキャタピラーが買われた。取引終了後に決算を発表する顧客情報管理のセールスフォースも上昇した。半面、工業製品・事務用品のスリーエム(3M)、バイオ製薬のアムジェン、金融のゴールドマン・サックスが下落した。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、前日比75.554ポイント高の1万4019.311(速報値)で終えた。