東証大引け 3日続伸 売買代金は4カ月ぶり低水準
国内株概況
2023年8月23日 15:27
23日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前日比153円55銭(0.48%)高の3万2010円26銭で終えた。3万2000円台の回復は15日以来。米株価指数先物の上昇が支援材料となり、東京市場でも買いが優勢となった。
午後にかけては米国で23日に予定する半導体大手のエヌビディア決算を控え、積極的な売買を手控えるムードが広がった。東証プライムの売買代金は概算で2兆5093億円と4月25日以来およそ4カ月ぶり低水準だった。売買高は10億651万株だった。
前日の米ダウ工業株30種平均は続落し、7月中旬以来の安値で終えた。大手格付け会社が一部の米地方銀行を格下げしたのを嫌気し、金融株が下げた。朝方の東京市場では運用リスクを回避する売りが先行し、寄り付き直後は日経平均の下げ幅が100円を超える場面があった。
売り一巡後は薄商いの中で買いが優勢となり、日経平均も上げに転じた。「節目の3万2000円を下回る場面では、押し目買いが入りやすい」(国内証券トレーダー)という。取引時間中に米株価指数先物が堅調に推移したことも追い風となった。
東証株価指数(TOPIX)は3日続伸し、11.34ポイント(0.50%)高の2277.05で終えた。JPXプライム150指数は3日続伸し、4.33ポイント(0.43%)高の1016.33だった。
東証プライムの値上がり銘柄数は1410と、全体の7割超を占めた。値下がりは354銘柄、変わらずは70銘柄だった。
ファストリやダイキンが買われた。長期金利の上昇で三菱UFJなど銀行株が上昇した。株式分割を発表したJR東海も高い。半面、東エレクやソフトバンクグループ(SBG)、トヨタが下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年8月23日 15:27
23日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前日比153円55銭(0.48%)高の3万2010円26銭で終えた。3万2000円台の回復は15日以来。米株価指数先物の上昇が支援材料となり、東京市場でも買いが優勢となった。
午後にかけては米国で23日に予定する半導体大手のエヌビディア決算を控え、積極的な売買を手控えるムードが広がった。東証プライムの売買代金は概算で2兆5093億円と4月25日以来およそ4カ月ぶり低水準だった。売買高は10億651万株だった。
前日の米ダウ工業株30種平均は続落し、7月中旬以来の安値で終えた。大手格付け会社が一部の米地方銀行を格下げしたのを嫌気し、金融株が下げた。朝方の東京市場では運用リスクを回避する売りが先行し、寄り付き直後は日経平均の下げ幅が100円を超える場面があった。
売り一巡後は薄商いの中で買いが優勢となり、日経平均も上げに転じた。「節目の3万2000円を下回る場面では、押し目買いが入りやすい」(国内証券トレーダー)という。取引時間中に米株価指数先物が堅調に推移したことも追い風となった。
東証株価指数(TOPIX)は3日続伸し、11.34ポイント(0.50%)高の2277.05で終えた。JPXプライム150指数は3日続伸し、4.33ポイント(0.43%)高の1016.33だった。
東証プライムの値上がり銘柄数は1410と、全体の7割超を占めた。値下がりは354銘柄、変わらずは70銘柄だった。
ファストリやダイキンが買われた。長期金利の上昇で三菱UFJなど銀行株が上昇した。株式分割を発表したJR東海も高い。半面、東エレクやソフトバンクグループ(SBG)、トヨタが下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕