つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

les mccann/ pretty lady 

2016-09-15 15:43:52 | ジャズ




           今日は 中秋の名月 十五夜ですね


          十五夜前後の月が美しいのは、大気中の水蒸気が減って


          光の散乱が抑えられ、澄みきった空になるからだそうです





             今日聴いたジャズ・・・


         LES McCANN・・・「PRETTY LADY」




        ソウルフルなプレイで人気のレス・マッキャンがおなじみのナンバーを、しっとりとしたバラッドで聴かせるパシフィック時代の


        珠玉のピアノトリオ・アルバム。ヴォーカルだけではなく、ピアノの巧さが聴ける一枚。



1・ジャンゴ・・・2・DREAN DON’T CRY EYE・・・3・PRETTY LADY・・・4・星影のステラ・・・5・ON GREEN DOLPHIN STREET
6・I’LL TAKE ROMANCE・・・7・LITTLE GIRL BLUE


        レス・マッキャン(p)
        ハービー・ルイス(b)
        ロン・ジェファーソン(ds)



           1961年録音



       ムラサキツユクサ

thierry lang trio/ private garden その他

2016-09-14 14:36:24 | ジャズ



          ジャズブログ村に於いて、ティエリー・ラングについてのまぎらわしい記事が投稿されていますので、

     
          補足させていただきます。


          「PRIVATE GARDEN」こちらは、最初のジャケットです



          THIERRY LANG(p)
          IVOR MALHERBE(b)
          MARCEL PAPAUX(ds)


1・A STAR TO MY FATHER・・・2・NUNZI・・・3・星影のステラ・・・4・GIANT STEPS・・・5・BOULEVARD PEROLLES
6・PRIVATE GARDEN・・・7・I HERE A RHAPSODY・・・8・NANE


          こちらは、内容(メンバー、、収録曲) すべて同じでリニューアルされたジャケットです


          「MY FOOLISH HEART」が収録されているのは下記のアルバムです

THIERRY LANG/ THIERRY LANG(ティエリー・ラングの世界)



         THIERRY LANG(p)
         HEIRI KANZIG(b)
         MARCEL PAPAUX(ds)



1・YELLOW STORY・・・2・COMRADE CONRAD・・・3・ANGELS FLY・・・4・IF I SHOULD LOSE YOU・・・5・MY FOOLISH
 HEART・・・6・THE BLUE PEACH・・・7・OLIVER’S SONG・・・8・BOP BOY・・・9・ROUND MIDNIGHT



      購入を考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです
          

charlie haden quartet west/ now is the hour

2016-09-13 14:08:44 | ジャズ




             今日聴いたジャズ・・・



       CHARLIE HADEN QUARTET WEST・・・「NOW IS THE HOUR」




       今は亡き、チャーリー・ヘイデンが特に思い入れのあった、カルテット・ウエストの作品の一つ、「NOW IS THE HOUR」・・



       カルテット・ウエストのメンバー::


       CHARLIE HADEN(b)
       ERNIE WATTS(ts)
       ALAN BROADBENT(p)
       LARANCE MARABLE(ds)



      全12曲、チャーリー・ヘイデン、、ヴィクター・ヤング、、チャーリー・パーカー、、コール・ポーター、、ハーブ・エリス、、



      バド・パウエル、、アラン・ブローベント、、リー・コニッツたちの名曲を取り上げて曲によってはストリングスが入り、


      アレンジ&指揮をアラン・ブローベントが担当している。


      カルテット・ウエストの作品は、ヘイデンらしさがあり、どのアルバムもそれぞれに創意工夫が感じられる、独特の趣がある。



      ※このジャケは、1945年に米ニューヨークのタイムズスクエアで撮影され、のちに第二次世界大戦の終戦を象徴する写真として、


      有名になった写真。。女性は、グレタ・フリードマンさんという方で、今月9月8日、肺炎のためバージニア州で他界された。


      享年92歳。



1・HERE’S LOOKING AT YOU・・・2・THE LEFT HAND OF GOD・・・3・REQUIEM・・・4・BACK HOME BLUES
5・THERE IN A DREAM・・・6・ALL THROUGH THE NIGHT・・・7・DETOUR AHEAD・・・8・BLUE PEARL
9・WHEN TOMORROW COMES・・・10・PALO ALTO・・・11・MARABLES’S PARABLE・・・12・NOW IS A HOUR



        1995年10月9日録音




      チョウノスケソウ(バラ科の低木)

francesco cafiso new york quartet/ new york lullaby

2016-09-12 15:37:17 | ジャズ



               今日聴いたジャズ・・・



      FRANCESCO CAFISO NEW YORK QUARTET・・・「NEW YORK LULLABY」




      本作は、1989年 5月24日 イタリア、シチリア島のヴィッドリアという小さな町で生まれた、アルトサックス奏者、


      フランチェスコ・カフィーソのリーダー作。



      デヴィッド・ヘイゼルタイン(p)、デヴィッド・ウィリアムス(b)、ジョー・ファンズワース(ds)というベテランたちと綴る


      カルテット作品。



     録音当時、弱冠16歳。。イタリア盤で既に3枚のアルバムをリリースしているけれど、本作が初スタジオ録音作となる。


     全9曲、カフィーソのアルトはサウンドが素晴らしく、テクニックも自然で即興のアプローチにも成熟したものを感じる。



     「イタリアで見つけた宝石」(ウィントン・マルサリス)


     「これほど若くて才能にあふれたプレイヤーは見たことがない」(ハリー・アレン)


     ベテラン二人が上記のように評価しているとうり、私自身、本作を聴いた時は驚きを隠せなかった。


     これまで聴いた彼の作品の中で本作が最も気に入っている。



     TOTAL TIME:71 捨て曲なしの9曲。聴きごたえ十分の一枚。

1・LULLABY OF BIRDLAND・・・2・REFLECTIONS・・・3・POLKA DOTS AND MOONBEAMS・・・4・MY OLD FLAME
5・ESTATE・・・6・WHAT’S NEW・・・7・IMAGINATION・・・8・WILLOW WEEP FOR ME・・・9・SPEAK LOW



            2005年6月23、26日 NYにて録音



            FRANCESCO CAFISO(as)
            DAVID HAZELTINE(p)
            DAVID WILLIAMS(b)
            JOE FARNSWOTH(ds)




      男郎花(おとこえし)


      相逢うて相別るゝも男郎花 (高浜 虚子)

european jazz trio/ orange city

2016-09-11 13:46:40 | ジャズ




               桔梗(ききょう)


        秋の七草の一つ  桔梗の花の姿のやさしさと、美しい紫の色は、蕪村が「修行者の径(こみち)にめづる桔梗かな」


        と詠んでいるように、旅人の心に深い印象を与えました


        また 斎藤茂吉は「きちかうのむらさきの花萎む時わが身は愛(は)しとおもふかなしみ」と桔梗の花の縮むさまを見て


        自分自身を愛惜しています



               今日聴いたジャズ・・・



       EUROPEAN JAZZ TRIO・・・「ORANGE CITY」




      本作は、カレル・ボエリーがヨーロピアン・ジャズ・トリオ(EJT)のピアニストだった、1989年の作品。


      マーク・ヴァン・ローン(p)に替わって数年が経っても、EJTのスタイルは何のかわりもなく、リリカルで静謐感にあふれ、


      それぞれが自己主張することもない。誰もが、一度は耳にしたであろう曲を選曲し聴きやすく、長い間、愛されているトリオ


      として活動を続けている。



      この「ORANGE CITY」は、全11曲中、5曲(1,5,7,9,10)はカレル・ボエリーのオリジナル、それに加えて


      馴染みのあるスタンダード、あまり演奏されることのない曲も含まれている。



     アルバム一枚をとうして聴いても、静謐でロマンティシズムがあり、EJTの作品の中でも特に穏やかさを醸し出している作品では


     ないかと思う。 EJTがこれほど長く続いている要因の一つとして、フランス・ホーヴァン(b)、ロイ・ダッカス(ds)の存在が大きい。


     彼らもまた、ヨーロッパを代表するミュージシャンにほかならない。



     今日、この作品を取り上げたのは、ジャズ・プロデューサーとして、M&Iを初めとして、多くのアルバムをプロデュースされた


     木全 信氏(きまたまこと)が、今年の7月28日、心筋梗塞の為、78歳で他界されたことを偲んで・・・



     本作はTAIMELESSレーベルながら、本作も、そしてEJTのほとんどの作品は、木全信氏のプロデュースによるものなので、余計に


     アルバムの一枚、一枚に愛着があるのだと思う。



1・ORANGE CITY・・・2・CHATEAU EN SUEDE・・・3・MY SHIP・・・4・ELEANOR RIGBY・・・5・WHAT THE HEC
6・YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS・・・7・GENTLE BRAIN・・・8・BEAUTIFUL LOVE・・・9・PASSAGE OF JACO
10・ROOFIE・・・11・BAUBLES BANGLES AND BEADS



          KAREL BOEHLEE(p)
          FRANS VAN DER HOEVEN(b)
          ROY DACKUS(ds)


         1989年8月27、28日録音




      桔梗



   松かげに咲ける桔梗のいろ深し朝霧ややに海に晴れゆく (山口茂吉)