別名ヒナギク。チョーサーやワーズワースなどイギリスの詩人がこよなく愛した花。
デージーの語源は「太陽の目」だといわれますが、確かに早春の季節に太陽の明るさももたらしてくれる気がします。
赤、白、ピンクのかわいらしい小さな花姿が一般的ですが、花径8センチメートルにもなるボリュームのある巨大輪種もあります・・
キク科
原産地: ヨーロッパ、北アメリカ
花言葉: 無意識
今日聴いたジャズ・・・
JAN JUNDGREN、JESPER JUNDGAARD、ALEX RIEL・・・「シェルブールの雨傘」
本作は、スウェーデンの貴公子といわれるヤン・ラングレン、そして彼のアルバムではお馴染みのイエスパー・ルンゴー、
アレックス・リール、3人が綴る映画音楽集。
1929年から1964年にかけての35年間に作られた映画で使われた10曲を採りあげた作品。
古くからの有名曲、比較的新しい曲、あまり聴かれることのない曲、そしてジャズと直接関係のある曲で構成されている。
ヤン・ラングレンは、選曲に時間をかけることでも知られる人で、見過ごされがちな地味なメロディを探し出し、ジャズ風に
アレンジする。本作では、「ヘッドライトのテーマ」「キャビン・イン・ザ・スカイ」あたりが、それに該当するのではないかと
思う。冒頭の「パリの空の下」をピアノトリオで聴いたのも初めてだったし、オープニングから3人の演奏に惹かれていったことは
言うまでもない。
帯にもあるように ”こよなくロマンティック、限りなくセンチメンタル ”・・・全くそのとうり。。
他にいろいろな言葉はいらない。
イエスパー・ルンゴーとアレックス・リールは、30年間も一緒にプレイしているデンマーク人で、ヤンと共にスカンジナビア・
ドリーム・トリオを構成している。
また、 このトリオはヤンにとってのレギュラー・グループではなく、マシュマロ・レーベルのレコーディングのときに集まるトリオ
で、手元にある作品では、本作を含めて”BLUE LIGHTS ””CONCLUSION ””PERFIDIA” ”LONELY ONE ”が、それに当たる。
ヤン、イエスパー、アレックスによる演奏はどれも輝かしく、知的で、味わい深い。そして馴染み深い曲もまるで違った宝石の
ように紡ぎだされる。
「ヘッドライト」「ローラ」でヤンの心地よい、繊細なソロを聴けるのも嬉しい。
1・パリの空の下・・・2・イルカに乗った少年・・・3・雨に唄えば・・・4・”ヘッドライト”のテーマ・・・5・シェルブールの雨傘
6・枯葉・・・7・キャビン・イン・ザ・スカイ・・・8・ローラ・・・9・”危険な関係”のテーマ・・・10・”慕情”のテーマ・・
ヤン・ラングレン(p)
イエスパー・ルンゴー(b)
アレックス・リール(ds)
2003年12月録音・・・