つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

クロッカス(紫)

2014-01-08 13:21:30 | ジャズ


  雪の中からぽっかりと顔をだすように咲くクロッカスは、寒さの厳しいヨーロッパの国々で特に愛され、春の使者として

  親しまれてきました。ギリシャ神話では、最高神ゼウスと妻ヘーラーのぬくもりから芽ぶいたといわれ、古代には結婚式に

  この花が飾られたのだそう。花壇やコンテナ、水栽培などで楽しめます・・・


  アヤメ科

  原産地:  地中海沿岸  西アジア


  花言葉:  愛をもう一度



  今日聴いたジャズ・・・


  木住野佳子・・・「ボッサ・ノスタルジア」



  本作は、日本の女性ピアニストを代表する一人、木住野佳子のリーダー・アルバム。


  タイトルからも分かるように、ボッサ、サンバ中心の作品。


  全12曲中、オリジナル7曲(1、2、4、5、6、7、9)、それにアントニオ・カルロス・ジョビンの曲が5曲(3、8、10、

  11、12)で構成されている。

  ストリングスを交えた、聴きやすく、木住野佳子のエレガントなピアノが光る作品。

  アルバム内容としては・・・


  聴きやすいボッサの1、ノリの良い洗練されたサンバの2、ジョビンのしっとり加減がいい3、ストリングスを効果的に使った、

  日本のフォークのメロディのような4、ピアノトリオでノリの良い、メロディアスな5、切なく哀愁を帯びた6、陽気に展開する

  サンバの7、憂いのあるジョビンの8、ワルツ進行でストリングスの雰囲気がよい9、ラテンタッチで渋さも兼ね備えたジョビンの10、

  ギターとのデュオでノリの良い11、美しいメロディで淡々と語る12。。。


  木住野佳子のボサノヴァ・アルバムでは他に「シェスタ」もあるけれど、全体的な雰囲気としては、本作のほうが気に入っている。


  また、彼女の作品は、どれを聴いてもいい。一度、ライブで聴いてみたいピアニストの一人でもある。



1・夏への扉・・・2・ボッサ・リーブラ・・・3・ダブル・レインボウ・・・4・紫陽花・・・5・UKIUKI・・・6・ノスタルジア・・・
7・ボッサ・デ・ファンク・・・8・パッサリン・・・9・お散歩・・・10・おいしい水・・・11・ワン・ノート・サンバ・・・
12・スー・アン・・・



    木住野佳子(p)
    古川昌義(g)
    鳥越啓介(b)
    藤井学(ds)
    岡部洋一(perc)
    仙道さおり(perc)

    ストリングス


    2006年3月8、9、12日録音・・・