INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

お役所前の風景(104)

2011年04月24日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
「大板井」と「小板井」の間なので「中板井」かと思いきや、「小郡市役所」バス停。

小郡市内には、かつては「鳥栖~小郡~松崎~北野久留米」「鳥栖~小郡~松崎~甘木」「鳥栖~小郡~松崎~乙隈」「鳥栖~端間~本郷」「基山駅~東野~小郡」「三国が丘駅ニュータウン第一原田駅筑紫駅」…など、市町村、そして県の枠を超えて、様々な西鉄バスのバス路線が走っていて、バス路線のネットワークの「要衝」という感さえあった。
しかし、時代とともに次々に廃止となり、現在は、「西鉄小郡駅」のバス停一つだけが、鳥栖プレミアムアウトレット行きの起点として残るだけである(大分自動車道上の「高速大板井」は除く。また、「新津古橋」バス停は、小郡市内にはないものとして扱われている)。

西鉄バスに代わり、コミュニティバス6路線がそれぞれ数便ずつ、市内各所と市中心部(市役所、あすてらす〔福祉センター〕、文化会館など)を結んでいるが、西鉄の時代とは異なり、いずれも市内のみの運行であり、「バスで行くことのできる場所」は大きく様変わりしてしまっている(「西鉄白木原駅」でも似たようなことを書いた)。

一昨年9月の「17番」の三国が丘系統の廃止により、市内の「美鈴が丘」「希みが丘」などの住宅地から、隣りの筑紫野市にある商業施設ベレッサ(旧筑紫野とうきゅうショッピングセンター)やJR原田駅に行くことができなくなり、住民から改善を求める声があがっていた
そして、今月1日から、自治会が独自で運行する住民用のミニバン「ベレッサ号」がスタートしている。
「ベレッサ号」は、「美鈴が丘」「希みが丘」それぞれ週2日ずつ、一日4便が運行されているとのこと(運転手さんはボランティアだそうです)。

西鉄が開発した住宅団地が多く含まれる地区であるにもかかわらず、住民の方(かた)がバスのことでここまで苦労しないといけないというのは、なんだかやりきれない感じもする。
ゆくゆくは、「隣接する筑紫野市と共同でコミュニティバスを運行」…みたいになって、この苦労が報われればいいなと思うのだが、先行きやいかに。
(つづく)

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