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若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

1日250億円の物見遊山初日

2007年12月28日 | Weblog
来年は「関係飛躍」 日中首脳会談 ガス田は協議継続(朝日新聞) - goo ニュース

 まったくもう、向こうがピエロならこっちはのっぺらぼうでいいのか、これぞ誠の福田のっぺらぼう1日250億円の物見遊外交にふさわしい。外遊方針不在のまま物見遊山とは呆れた話である。こんなどぶに捨てるような金があるなら、我々日本人に1000億円の老後保障を行え!。

 にたにたと写真に写ることだけが朝貢外交なのか、福田は1000億円の日本人の血税に見合う成果を持ち帰れるべきである。さもなければ、『ふーちんたお』の腹の上で腹上死して果てて帰国いたせ!。とりわけ1日250億円の物見遊山は豪華を極めるものとなろう。

 日本国民は「嫌いなものは嫌い」と次の選挙ではっきりと引導を渡すべきである。(しかし屈中外交が政権浮揚などと報道するメディアもたかが痴れている)
 

 本気で言う冗談はこれくらいにして、静岡新聞の論壇に目をやろう。(平成19年12月26日朝刊)

  
 政治評論家の屋山太郎先生が、福田内閣の素性について寄稿されているので、『今後の勉強』のためにその文面を写し取らせていただこうと思います。


 崩れる福田内閣と自民の支持率

 行政責任、罰して当然
  
 年金記録漏れ5千万件のうち2割、1千万件が照合不可能と分かってきた。薬害肝炎新訴訟の和解は政府側が議員立法で一律救済を図ることになった。こうした事件をきっかけに福田内閣と自民党の支持率がガラガラと崩れだした。自民党は懸命に再浮揚策を打ち出そうとしているが、自民党の命脈は尽きたのではないか。

 というのも、今、目に付くのは年金と肝炎だが、建築認可の停滞がGDPを0.4%も押し下げている。混合医療の保険不適用は地裁で敗訴した。防衛省では前事務次官守屋武昌容疑者の醜態極まる汚職が摘発されている。鹿児島では選挙違反の誤逮捕・長期留置が無罪判決となった。これらの事件で国民が納得できないのは守屋容疑者以外は行政の責任者が全く明らかにされておらず、誰も明確な責任を取っていないという現実だ。さながら、共産政権時代のソ連・東欧で、権力者はどこかに潜んでじっと国民の動向を見張っているかのようである。救い難いのは時がたてば収まると国民を見くびっているようにも見えることだ。陰湿で国民レベルの道義の感覚にさえもとる。

 日本は日本国憲法で「議院内閣制」をうたったが、政治の実態は大日本憲法時代の「官僚内閣制」そのものである。官僚内閣制というのは、基本的に政治は官僚が行う。立法府の意見は参考程度に聞くというのが明治の官僚内閣制だった。この実態は現憲法にうたう議院内閣制とは大きく外れている。議員内閣制は国会が選んだ首相が国務大臣を指揮するというものだ。しかし、我々の見る実態は官僚が大臣をも上回る権力を行使しながら、一方で責任は一切取らないというものである。
 
 5千万件の記録を喪失した責任者は誰なのか。内閣を倒すほどの第責任があるのに、誰も責任者は特定できない。C型肝炎の患者を議員立法で救うことになったが、これは官僚の犯罪を摘発しないことにもなる。米国では、1976年に血液製剤の販売が禁止になっているのに、日本ではその後20年間に亘って患者が発生し続けてきた。民主主義国であるからには、国民の代表である政治家が政治決断をし、行政府の責任者を罰するのは当然ではないか。官僚はそういう潔い決断が下されて、誰かが責任を取らされることを恐れているからこそ、司法の判断を盾に和解による曖昧決着に持ち込もうとしたのだ。

 構造改革の続き怠る

 建築確認の停滞も日本の経済活動に大損害を与えている。その責任者は誰なのか。官僚は責任者が出ないように声をひそめている。小泉・安倍政権はこういう官僚体質を根本から改める『構造改革』を狙った。独立行政法人の整理、構造改革、国家公務員制度の改革は全て官僚内閣制の打破につながるものだった。官僚はその真意をしったからこそ、内部からの『安倍潰し』に狂奔した。

 あとを継いだ福田内閣がやるべきだったのは『構造改革』の続きであるべきだった。更に強烈な独法改革を進める、公務員制度改革を断行するという路線であるべきだった。衆院のねじれによって福田首相が改革を進めるとすれば、民主党も認めるほどの強力改革でなければ実を結ばない。

 官僚内閣制をぶっ壊すほどの改革以外の選択肢は福田氏には残されていないはずだった。ところが福田氏のとった路線は『官僚との和解』路線で、その象徴が旧体制の代弁者である二橋正弘氏の官房副長官再起用だ。政治は変わらないと悟った国民は雪崩を打って民主党の側に寄りつつある。民主党の役割は、官僚内閣制の打破と心得るべきだろう(以上引用)


 ところで、昨今の小沢一郎氏の病状を見ると、「そんなに買いかぶられても困って候」と支持母体の組合側から苦言が聞こえてくるから、国民にとっても悩ましい選択なのだ。

 仮に解散総選挙が行われたとして、解散したご本人が国民の不支持により落選ともなれば、国民は言うに及ばず、中共・朝鮮などは腹を抱えて大笑いすること請け合いである。・・・・しかし、危機感もないよね~福田内閣は、閣僚など一部を除いて官僚の持ち駒にすぎないことを誇りとしているんだからさ~。