そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

心につかえたものを洗い流す「石井明夫さんの歌」。

2009-10-05 00:41:21 | 日々の泡立ち。


  今日の明夫さんは、ジャズぽい面子でのトリオ(湯川学
さんdr、薄井公次さんBa)に、馴染みのギタ―井濃内義則
さんとパーカッション白子弘昭さんがゲスト。石井さんの演
奏は、それがソロであっても、ギタ―とパーカッションの編
成であっても、いつも楽しめるのだけど、今日の中野「ブライ
ト・ブラウン」の演奏も楽しめた。演奏は、歌の途中でベース
やドラムが細かく切り込んでくるのが違う所かと思ったけれ
ど、いつもながらの「石井ワールド」が展開された。

  歌を聴いていて、東京の私達の暮らしだけでなく、アジ
アとか他の国の暮らしが自然に見えてくる所がいい。旅に
出た街の風景なんぞを思い出したりしているうちに、毎日の
生活のこだわりたいが小さな事に思えてきたりする。石井
さん自身も「思うようになさい」って歌いかけてくるしね。心に
つっかえていたものが、洗われる気がするのだ。

  新しく書いた「路上ライブを楽しむ本」の広報はしなくちゃ
ならないけれど、そろそろ次の準備を始めようって気になっ
た。さて、次は何に手をつけようか。

     路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
            http://pub.ne.jp/solo_solo/

追記・ライブが終わって石井さんの所に集まってくるお客さん
の言葉を聞いていて思った。どんなに汗だくになっている人
も、高まっている人も賞讃の言葉は、すべてシンプルなのだ。
握手を求めて「よかった」「最高だった」と。ちょっとひねりが
利いていても、「こんな素敵な石井さん、はじめて見た」とい
う位。「日本語の自分の歌の中にあえて、ボブ・ディラン風の
歌いまわしをフェイクで入れる1部の弾き語りにはじまり、トリ
オ編成の演奏では、いつも以上にギタ―でメロディを挟み込
み(わかりやすく言うと、ジミヘン!自分でつくった歌を歌い、
バッキングをし、ギタ―でソロのメロディ―を挟み込む)、曲に
新しい解釈を加えて見せた・・・。内容は、盛り沢山。

  でも、その一つを言い出したら、それぞれの事を全部、言
わなければならないから、「最高!」と一言、伝えて握手を求
める。本当に、よいものをお腹一杯に味わった時、人は、こう
いう行動を選ぶのですね。面白いっすね。そして、私も言いた
い。「ありがとうございました。最高に楽しめました」って。また、
聴かせて下さい。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿