そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

今さらのビートルズ、『オール・シングス・マスト・パス』。

2008-08-04 21:42:13 | 日々の泡立ち。


 ビートルズ作品は、彼らのソロ作品も含めて、すべ
て避けてきたのです。

 私が楽器に目覚めた時に、彼らは、すでに活動を停止
していたし、何より、音楽をよくも知らない連中までも
が、ビートルズ、ビートル言っているのが嫌いだった。

 それは、今も変わらない。大手出版社が、今さらなが
らにビートル関連の本を出す事には思いきり唾棄してや
りたい。

 しかし、この作品なら、聴いてみようかなと思った。
ちょっと、不思議な人に出会ったのだ。その人との
会話を少し。

「パンク・バンドなら、どこが好き?」
「クラッシュ」

「ビートルズのメンバーなら、誰が好き?」
「ジョージ」

 そして、何かの会話では、「あの作品には、なぎら
健壱が出ていた。あの人も割りと好き」

 何か、感性がひねている。
 まぁ、私も、そういう感覚は嫌いではない。ストーンズの
メンバーであるのなら、断然、何があってもブライアンが好
きだし。まぁ、そんな人との話題づくりには、ジョージ・ハ
リスンの代表作である『オール・シングス・マスト・パス』
位、しっかり聴いておくのが礼儀かと探していたら、その人
の方から貸してくれた(昨日、足利にいたじゃない。CD屋で
ジョージ、ジョージと探していても、ジョージ・マイケルは
あっても、ジョージ・ハリスンはなかったのよ。トホホ)。

 この作品も、ひねているよね。ねじれたポップ感。『アイ・
リヴ・フォー・ユー』のラップ・スティールか何かのスライド
は、その典型かな。今、外は、物凄い雷様。今日は、じっく
り、こいつを聴くのだ。はまってしまったら、どうしよう。
 ちょっと、恐い。

      路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信