深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

新しい治療ツールを導入

2007-08-01 13:18:57 | 一治療家の視点
最近(と言うほど最近でもないが)、治療に新しいツールが加わった。と言っても、別に新たな治療機器を導入したわけではない(大体そんなもの、導入したところで置けるスペースがないやね)。

ここでちょっと本題からズレるが、参考にいろいろな治療院のHPを見ていると、その中には、入れてる治療機器ばかり大きく載せているものがあるが、あれはどうなんだろう。多分、治療院側の意図は「ウチはこんな最新鋭の機器を、何種類も導入してますよ。凄いでしょう。こんなに設備にカネをかけてる治療院が他にありますか?」という、ある種の差別化なのだとは思うが、そのくせ別のページで「手技療法」の素晴らしさをうたってたりして、ちょっと疑問を感じることも…

…と、他人様の話は置いておいて、自分の話に戻るが、その治療ツールとは「護符」である。ザックリ言えば、神社などで手に入る「御札」。こんなことを書くと、「とうとうあそこも“神懸かり”ならぬ“神頼み”の治療になったか」と思う向きもあろうが、この護符、実際に試してみると、なかなかどうしてその効果は侮れない。殿部から下肢の痛みを訴える患者に、護符の一枚を波動転写した水を飲んでもらったら、それだけでSLRテスト(注1)の結果が改善し、患者はもちろん、使った私もその効果に驚いた(注2)。あぁ、これでまた、高い医療機器を導入しなくてよくなってしまった(?)。

(注1)下肢伸展挙上テスト。仰臥位(あおむけ)で膝を伸展したまま下肢を持ち上げ、その可動域や症状の出現度合いなどを調べる。椎間板ヘルニアや坐骨神経痛などに対する代表的なテストの一つ。
(注2)もちろん、護符なら何でもいい、ということはないと思う。このケースでは、キネシオロジー的な検査で使う護符を選び出した。

もちろん、ありがたい護符も全員に同じような効果が期待できるわけではない。それは他の治療ツールも同じこと。それに、効果のある・なしだけでなく、そもそもこうしたやり方を好まない人もいるので、患者全員に使っているわけでもない(あくまで、何度か続けて来ていて、ウチのやり方をある程度わかっている人に対してだけ)。

ここで、なぜ護符が効くのかということを考察すると、これは多分、護符に書かれた文字と言うか図形と言うか、要するにテクスチャーが体のある部分に作用するのだろう。考えてみれば、色によって治療するカラー・セラピーや、音楽によって治療するサウンド・セラピーは実際に広く行われているわけで、とすれば「御札による治療」もテクスチャー・セラピーと呼ぶことができるだろう(注3)。要は、何を使って体に働きかけるか、という違いでしかないのだ。

(注3)うん、これはいいアイディアかもしれない。護符、御札というと、どうしても宗教がらみで胡散臭く見られてしまう可能性があるが、テクスチャー・セラピーと呼ぶと、そういった怪しい感じを多少和らげることができそうだ(やってることは同じなんだけどね)。

ちなみに、この護符は私が参加しているCBS(クリニカル・バイオホログラフィック・システム)の勉強会で、テキストと一緒に配られたもの。この会を主催している松原先生が、こういうものが好きなので。ただ、この効果に気をよくした私は、学研から出ている「ムー謎シリーズ」の『奇跡を呼ぶ霊符集』まで買ってしまった。多分そのうち使う機会があるだろうが、胡散臭く見られないように注意しなければ…。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ディクシャ体験記 | トップ | 猛暑なので(笑)「怖い話」を »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (receptor)
2007-08-02 15:22:23
ポーズロックとか面白そうですね。
人は何の影響を受けて、病気になったり治ったりするのか?突き詰めていくとホント解らなくなります。メカニズムも術者の単なる想い?なのかもしれませんし…?
返信する
おっしゃる通りです (sokyudo)
2007-08-02 22:42:39
コメントありがとうございます。

>人は何の影響を受けて、病気になったり治ったりするのか?突き詰めていくとホント解らなくなります。

いや、本当にその通りですよね。
多分、病気や不調がある時、その原因を身体内部に求めると、人は治療家になり、過去の因縁や霊障に求めると、祈祷師や陰陽師になり、シンクロニシティやある種の偶然性に求めると、占い師になるかもしれません。

同じ物も見る角度によって全く違ったものに見えるように、上に述べた視点も、そのどれもが少しずつ正しい代わりに、誰もその全体像(原因の全て)を把握することはできないのでしょう。

私はそうした「視点の不完全さ」を忘れない治療家でありたいと思っています。
返信する
Unknown (receptor)
2007-08-04 10:55:06
>私はそうした「視点の不完全さ」を忘れない治療家でありたいと思っています。

僕もそれに賛成です。

物質(身体)に触れているのは、多分我々が治療家(僕の場合は施術者)のスタンスから観ようとしているだけだろうな、と
科学的な~と理屈はこねてみても所詮エビデンスなど殆ど無いに等しい、他力本願な仕事に感じています(笑)
返信する
でも同時に… (sokyudo)
2007-08-05 23:53:51
>科学的な~と理屈はこねてみても所詮エビデンスなど殆ど無いに等しい、他力本願な仕事に感じています(笑)

そうですね。でも同時に、そんなところが自分では案外気に入ってたりもします
返信する

コメントを投稿

一治療家の視点」カテゴリの最新記事