深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

音素療法が加わる

2008-07-14 14:42:18 | 症例から考える

音素診とか音素療法(音叉療法じゃないよ)というのがある…らしい。キチンと学んだことはないので、もしかしたら間違っているかもしれないが、体のさまざまな部位には、それに相当する音素(つまり単一の音(おん)、あるいは音の組み合わせ)があり、キネシオロジー(O-リング・テスト含む)による検査と組み合わせることで、どこが悪いのか、どうすれば改善するのかを見つけ出す手法…だと私は理解している。

ネットで検索すると、七星鍼灸院のブログには、音素診断学というカテゴリーの中に、さまざまな音素が紹介されている。例えば、クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)用に?「頭蓋骨の音素」を見てみると…

下顎骨 心包経 ギョ  三焦経 リョ

などとなっている。恐らくこれは、下顎骨が経絡では心包経と三焦経に対応していて、それぞれギョ、リョという音素が対応しているということなのだろう。ということは、下顎骨の状態と心包経あるいは三焦経の状態とが相互に関連を持ち、心包経か三焦経の状態を整えれば下顎骨も整う、ということだろうか。

ブログには、ご丁寧にも「手法の音素」や「手技の音素」まであるが、それはどちらかというと鍼・灸・液湯などが中心なので、鍼灸師や漢方に通じた薬剤師などでないと、使いづらいかもしれない。

…というのは、これを書くために調べたことなのだが、実は最近、ただのテーピングで音素を使って漢方治療ができることがわかった。と言っても、テープに漢方薬の成分を塗る、などといったやり方ではない(そもそも、医師でも薬剤師でもないオイラが、そんなことをしてたら、一発で捕まってしまうからね)。

これまでは、テクスチャー・セラピーと称して(って、実はブログの場を除いて、明確に言ったことはないのだが)護符や仏像の波動を水に転写して飲ませたり、テープに転写して貼ったり、といった治療を散々やってきた、と言うか、今もやっている。どこで何を使うかは、キネシオロジーの筋反射テストなどを使えば、ものの数秒で調べられるので、非常に重宝している。

ある時、ある治療で、ある生薬が必要なことがわかった。なぜわかったかと言うと、生薬に対応する音素の一覧表をCBSのセミナーでもらっていたのだが、治療中に、ふとそれが気になってキネシオロジー的に調べてみると、その中に該当するものが見つかったからである。そうした場合、その生薬の現物が手元にあれば、暫定的にそれを何かに転写して飲ませたり貼ったりするのだが、もちろん都合よくそんなものが置いてあるはずもない。そこで思いついたのが、生薬に対応する音素の文字をテープに書いて貼ってみたらどうか、ということだった。

頭にあったのは、以前、キネシオテーピング協会の学術臨床大会で聴いた「ありがとうテープ」のことだ。単に、キネシオテープに「ありがとう」と書いて貼っている、という先生の発表だったのだが、他の人たちの研究発表と全く違った脱力系の内容が印象的で、よく覚えている。それが使えないかとダメもとでやってみたら、これが何と効いてしまったのである。自分でやっておいて何だが、これには思わず笑ってしまった。だって、やったことは、「てみけ」と「ねみる」と書いたテープを1枚ずつ体に貼っただけなのだから(ちなみに、「てみけ」は竹?(ちくじょ)、「ねみる」は防己(ぼうい)という生薬に対応する音)。その後も、別の人にも臨床で同じようなテープを貼ることがあり、この先もそういったケースが増えそうな気配。

これのいいところは…
音素さえわかっていれば、生薬の現物は必要ない。
テープを貼っているだけなので、もちろん医師法にも薬事法にも抵触しない。
テープ代以上のコストはかからない。
しかし、もちろん欠点もあって…
得体の知れない文字列を書いたテープを貼るので、とても変。
効かないと、ふざけてると思われかねない。
治しても、紹介にはつながらない(テープを貼った患者も、帰った後、家族で「人には見せられないね」と話していたとか)。

そういうわけで、新たなテクニックが加わって、以前にも増して怪しくなっていくウチの治療なのであった。


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7 コメント

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あやしい・・・ (ひろひろひろ)
2008-07-16 18:55:45
はじめまして。
テープに何か書いて貼る治療は私も興味があって試しにやってみてます。
きっかけは「古代文字の気功治療」片野貴夫・著・・・という本を読みまして。
実際、自分にやってみると確かに効くんんですよね。
ウチに治療に来てたかつての同級生に試したところ、ちゃんと効いたのですが、次から来なくなりました。
なんかの宗教かと怪しまれたのかもしれません。
以来、実際に患者さんに試すには二の足を踏んでいるところです。
何とか怪しまれないで済む方法はないもんでしょうか?
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コメントありがとうございます。 (sokyudo)
2008-07-16 19:55:18
ひろひろひろさん、コメントいただき、ありがとうございます。

効く治療だからといって、必ずしも支持されるわけではないのが難しいですね。ウチでも、さすがに初めての患者にはコレは使いません。もう何度も来てくださっていて、「ココはこういうやり方をするんだ」ということを理解してもらっている人限定です。
わかる人だけにわかってもらえればいいか、と…。

ところで「古代文字の気功治療」、面白そうですね。見てみたいと思います。

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Unknown (pa)
2008-08-05 22:35:52
記事の内容と関係ないと思いますが、波動転写機アポロなるものをネットで発見しました。
ダウンロードした波動転写シートを持っているので機械を購入するつもりはありませんが、
この機械の使用法で興味深かったのが、水に自分の波動を転写して飲むとか、両手をクロスして、自分の波動を自分に転写するという使用法。
これってどれくらい効果あるんでしょうね?
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うーん… (sokyudo)
2008-08-06 20:23:46
paさん、コメントありがとうございます。

私自身は波動転写機を持っていませんし、自分の波動を転写して飲む、ということも、したことがないので、何とも言えません。

ただ昔、飲尿健康法というのがはやった時、あれは尿を通じて自分自身の波動を転写された水を飲んでいるんだ、といった説明がなされていたことを覚えています。もしそうだとすると、それと同じ程度の効果はあるのかもしれません。
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Unknown (pa)
2008-08-08 22:35:46
まさか飲尿健康法につながるとはおもいませんでした^^
そうですよね、ためした事がなければなんとも言えないと思います。
突然脈絡のないコメントに返答いただきありがとうございます。
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アポロ (nanahoshi)
2008-08-27 01:24:12
波動転写機アポロ持っていますよ。
石鹸・シャンプー・口紅・軟膏は、
違いが良く解るのですが、
その他は解りません。

でも、薬の効きが妙に良くなったりするんですよ。

飲尿健康法の研究で、結局は、尿が作用しているのではなく、尿に刻み込まれた情報が、
咽頭喉頭扁桃あたりで、解読されると言う説明がありました。
そこで、尿の情報を水に転写して飲む為に
開発された機械を、家庭用に応用した機械と
聞きました。

返信する
そうだったんですか! (sokyudo)
2008-08-27 11:55:14
nanahoshi先生、コメントありがとうございます。

>尿の情報を水に転写して飲む為に開発された機械を、家庭用に応用した機械と聞きました。

それは知りませんでした!

波動転写機は何種類かあるようですが、いずれも結構高価なので、ウチではずっとダウンロードしたサンジーヴィニの波動転写シートで済ませてます。
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