今回は酵素風呂の話なので、ちょっと違うが「醸(かも)すぞー」ということでアニメ『もやしもん』のOP「カリキュラム」の菌が歌うバージョンでも聴きながらどうぞ。
治療家の中には日頃からいろいろな治療を受け歩くことが好きな人もいるようだが、私はそういう面では、とっても出不精だ。体の調子が悪くても、基本的にはそれをできるだけ自分で治したいと思っているし、実際そうしてしまう。
それによって新たな治療のやり方を思いつくことも少なくいので、普段あまり勉強していない私にとって絶好の勉強の機会だということが、もちろん大きいが、それと合わせて、あまりわけのわからないところに行って体を余計に悪くされたらイヤだな、という不安があるからだ。
そういうわけで、あまりよそ様のところには行かないのだが、ウチに体験を兼ねて治療を受けに来てくれた菊地さんが、世田谷で酵素風呂というのをされているという。後で酵素世田谷のHPの写真を見ながらキネシオロジーの筋反射テストをしてみたところ、「とてもいいものだ」との答だったので、珍しく「じゃ行ってみようか」と思ったものの、夜中まで30℃前後もあるような猛暑が続いていたので、行くのはしばらくペンディングにしていた。
天気予報によると19日(金)頃から猛暑も一段落するような話だったので、行くとすれば21日(日)かな、などと考えていたところ、菊地さんからの酵素風呂へのお誘いメールが来て、おっシンクロニシティか?と、21日に行くことを決めた。
21日はそれまでの猛暑が嘘のように、いい具合に涼しくて、酵素風呂を体験するには絶好の日だと思われた。朝から小糠雨の降る中、小田急・祖師ヶ谷大蔵駅で降りて祖師谷商店街へ。ここは円谷プロがありウルトラマンにゆかりが深いということで、ウルトラマンののぼりがあちこちに立つ、通称ウルトラマン商店街だ(特に街灯は必見ね)。酵素世田谷はそこを道なりに進んだ、駅から少し離れたところにある。
「こんにちは」と入っていき、予約した時間より少し早く着いたので、待合いのソファで順番を待っていたが、もうそれだけでかなり代謝活性が高まっているのがわかる。下手すると、「こんちはー」と店に入って、しばらく待合いのソファに座っていただけで、酵素風呂に入らずに「さよならー」と帰ってしまってもいいんじゃないか、と思ったくらい。
酵素風呂というのは、形としては砂風呂のような感じだが、砂の代わりに大量の酵素菌を含んだ米糠(ぬか)を使う。酵素菌は米糠の中で分裂を繰り返すことで発熱するので、その熱によって暖まりながら、酵素菌の作った酵素そのものを毛穴から体内に浸透させて代謝活性を高める、というもの(あくまで私のザックリとした理解なので、間違っていたらゴメンナサイ)。
当然、酵素をよい状態に保ち続けるための作業は欠かせない。しかも、そのほとんどは手作業だ。「毎日、大量の糠床を作っているようなもの。好きでなければできない」とは菊地さんの弁。
その米糠酵素を満たした桶の中に全裸で入るのだが、菊地さんの話だと、普通の酵素風呂は殿部の部分を窪ませているだけだが、酵素世田谷のそれはクラニオの考え方を取り入れたものにしているのだとか(詳しくは体験されたし)。
で、そこに入って仰向けになり、自分で体の前の部分に酵素をかけた後、菊地さんが来て本格的に全身を酵素で覆うようにかけてくれる。ちょうど厚めの布団をかけられたような感じだろうか。待合いにあった酵素風呂についての本によると、この一見ただ酵素をかけるだけの作業も、ちゃんとできるようになるためには、かなりの年期が必要らしい。
1回の入浴時間は15分。入っている我々は酵素の独特の香りに包まれながらボーッと時間を過ごすだけだが、人によってはのぼせてしまったり気分が悪くなったりすることもあるだろうから、店側は常にお客の状態のチェックしなければならない。15分経ったら桶を出て、シャワーで体についた米糠を洗い落として終わり…なのだが、慣れていないせいか、よく落としたつもりが体の後ろ側にまだいっぱい残っていてあわてたりと、ちょっとバタバタ。
このところ暑さにやられて食欲が減退していたが、そういったことが少し改善したような気がする。ちょっと遠いので日常的にフラッと入りに行くのは無理だが、また少ししたら行きたいな。
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私の場合は、学校の付属臨床施設で受けた治療でした。カゼを引いていたのが治ってきたので、このまま鍼灸で一気に改善へ──のつもりだったのが、治療を受けた次の日から突然、体が動かなくなって1週間寝込みました。
>鍼灸学校 恐ろしい所です!
ホント、そうです。その時の治療は、いわゆるプロによるものでしたが、私が行っていた学校の臨床施設の場合、学生の体験治療は免許取ったばかりの研究科の学生にさせてたりしてましたから。
これなんか、本当にあるんですよね!
しかも90分授業2時間通しとかで実技だと
相手の子次第で、天国か地獄か! 死活問題です。
1週間寝込む様でも、それを治せる先生も
居ないんですよね~!
鍼灸学校 恐ろしい所です!
絶望して、nanahoshiは図書室で独学でした。笑
>いろんなところへ出かけるといろいろな体験ができます
>ちなみに一週間ほど体調が悪くなりました
私の場合はマッサージを受けても気持ちいいと思ったことがないのと、鍼灸学校時代に体験治療を受けた後、1週間寝込んだことがあって(いや~、アレはしんどかった)、なかなか外の治療を受けてみようという気になりません。
信頼している先生もいますが、いかんせん場所が遠いので。
>「朱に交われば赤くなる」といいますが慰安目的のマッサージをやり続けている間に微妙な手の感覚が狂ったのでしょうか・・・
そういうことって本人は自覚してないんでしょうかね?
よさそうなものであまり高価でなければ受けてみたい方です
「効果」よりも「高価」の方を気にするあたりは財政事情もあるのですが・・・
先日、5年ぶりに昔世話になっていた整体院の元院長に出会いました
それも近所にできたクイックマッサージ店で働いていたのです
元々マッサージを馬鹿にするわけでもないので喜んでその人のマッサージを受けたら、驚くほど下手になっていました
「朱に交われば赤くなる」といいますが慰安目的のマッサージをやり続けている間に微妙な手の感覚が狂ったのでしょうか・・・
いろんなところへ出かけるといろいろな体験ができます
ちなみに一週間ほど体調が悪くなりました