深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

怖い話

2015-08-29 18:04:09 | 症例から考える

中盤の猛暑もどこへやらで、8月の終わりを待たず9月下旬から10月中旬くらいの気候になってしまった今年の夏だが、今回は「本当にあった怖い話」を。

と言っても「幽霊話でもしよう」というのではない(それに類する話がご所望なら、過去記事「見てしまう人々」でも読んでくれ)。治療家、セラピストなら誰しも何らかの形で感じることのある「怖い話」だ(逆に、そんなこと一切感じたことはない、という治療家、セラピストは、それはそれで別の意味で怖いと思う)。「治療家殺すにゃ刃物は要らぬ」ってね。

以下はセラピストサポート加藤孝さんのメルマガ「集客塾」からの引用を、アニメ『鋼の錬金術師 Fullmetal Alchemist』のOSTから「Lapis Philosophorum」とともに。

こんにちは。加藤です


病院で異常なしと言われたそうなので
安心して施術したんですが。。。

ってなセリフがクライアントの
整体院の先生との会話ででてきました


治療院を利用する患者さんは
病院にいくほどでもない。もしくは
病院行ったけどダメだった。

というどちらかのケースが多いですよね

今回は後者の、病院に行ったけど
薬を出されただけでなんも解決せんかった
だから治療院に来ました

というケース

そういった患者さんは、
あなたの治療院でも多いと思います



冒頭の整体院の先生は、患者の話を聞いて
なんか怖いなと思ったそうです

でも「病院で大丈夫と言われた」
という言葉があったので、施術をしました

で、すごーく体調が悪くなったそうな

結局、重大な医療過誤とかではなく
苦情などになったわけでもなかったようです


確かに医療機関で診断を受けていれば
とりあえずは安心。この気持ちは僕も理解できます

でもやはり、それだけを鵜呑みにせずに
ある程度は、自分でも知識をつけて
自分の判断というのも持ったほうがいい

で、怖いなら、手に負えないなら断る
これに尽きます


とある医療過誤裁判だそうです
http://supportzyuku.net/neo/r.php?a-15ier6sj3

経過を見るとわかるのですが
途中にマッサージを受けているんですね
で、その6時間後に重度の頭痛で救急病院にいっている

これは病院と医師が訴えられて
約1億6000万の損害賠償請求をされています

なので、マッサージをした人に対しては
とくに問題にはなっていないようですが
一歩間違えれば、裁判沙汰になってもおかしくない事例です

治療院ってのはそういう仕事をしているんだ
という認識は持っていてほしいなと思っています


冒頭の整体師の先生は、
紹介で来られた患者さんでの事例です

私の頭痛が治った!
だからあなたも頭痛治してもらいなさいよ!
ってな感じに紹介されたのかもしれません


ある程度、結果が出る治療院になれば
このケースにより、守備範囲外の患者さんに遭遇する可能性が高くなります

嬉しいことではあると思いますが
怖いことでもあるので、しっかり想定しておいてくださいね

治療院経営にはまったく関係ないような気もしますが
最終的にはそれは治療院にもっとも大切な、
信頼や信用になって返ってきます

 

どんな仕事もある程度続けていると慣れてくる。慣れてくると楽になるが、その分、小さな疑問や疑いに目を向けにくくなることがある。本当は気づいているのに、それを頭の片隅に追いやってしまったりすることがある。

多分、そんな時に「あっち側への扉」は現れるのだ。

これに類する話をもっとご所望なら、過去記事「ある治療のケースを見て思うこと」も読まれたし。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 笑える哲学書 | トップ | これは“本物”だ! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

症例から考える」カテゴリの最新記事