雪が白い時、かつその時に限り 2019-12-06 12:34:55 | 趣味人的レビュー 漢の時代の中国を舞台とした連続殺人事件を描き、ハヤカワ・ポケミス初の華文ミステリとなった『元年春之祭(がんねんはるのまつり)』に続く陸秋槎(りく しゅうさ)の長編第2作『雪が白いとき、かつそのときに限り』は、ポケミスとは思えない装丁が印象的な、高校が舞台の痛みに満ちた青春ミステリ。この2作に共通するのはそれが「少女」の物語であるということだ。が、その前に…今作の『雪が白いとき、か . . . 本文を読む