臨床の現場から 13 2019-10-26 19:43:15 | 症例から考える ハードボイルドの巨匠、ロス・マクドナルドは『動く標的』の中で、私立探偵、リュウ・アーチャーに「私の仕事の大半は人間を観察し判断することだ」と語らせている。治療家という仕事もまた同じ。人を観察し、そこから仮説を作り、その仮説を検証するように施術する。そして施術の結果を観察し、そこからまた仮説を作り直す。その観察し、仮説を作り、検証するということの絶え間ない繰り返しが、我々(あるいは私)がやっているこ . . . 本文を読む