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原題「Suffragette(女性参政権運動家)」が「未来を花束にして」という邦題になった時、ネットでは「女性の権利のための闘争という重く深刻なテーマを感じさせないきれいなオブラートに包んだようなタイトルになってしまった」と、映画本来のイメージを意図して軽く美しいものに変えてしまったのでは、と論争が起きました。
しかし映画を見て、「確かに重い!邦題にちょっと心を救われたような気がする」ってなりました。
主役のモード(キャリー・マリガン)が、興味本位で同僚についていった公聴会で証言をするシーンがあります。
その短い発言が一番心に刺さります。
「母も洗濯女でした。母は私が4歳の時に熱湯を浴びて死にました。父親はわかりません。私は7歳でバイトに入り12歳でフルタイムになりました。洗濯女には学問はいらないからです。」
それから同じ工場労働者でも男性の方が就業時間が3時間短いのに賃金が高いこと、しかも男性は配達が多く外へ出られるのに、女性は洗濯溶剤などが充満した空気の悪い室内で、高温のアイロンや熱湯など危険にさらされながらの重労働。
「20歳の時から部署の責任者となり、今24歳です。」と言うと政治家に「若いのに順調な出世ですね。」と言われ、「洗濯女は短命ですから。骨が痛むんです。」
しかもローティーンの頃から働き始め、工場長にセクハラもされていたよう。これでは「別の生き方があるかもしれない」と思っても誰に責められるでしょう!
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ベン・ウィショーは当時の一般的な夫サニー役。
何かで読んだのですが、この映画の男性の役はずいぶん多くの俳優から断られたそうです。理由は「どうせ小さい役だから」。そんな状況で誰の後にいったい何番目にオファーが来たのかは存じませんが、この役を受けたウィショーさん尊い。
サニーの素敵な写真があったのでお借りしてしまいました♡↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/26/6ed47abf456b030ba7e46c96412fc4ea.jpg)
Ben Whishaw's Notebookさんより
脚本は「The Hour裏切りのニュース」のアビー・モーガン
そのせいか(?)同ドラマの主役2人ベン・ウィショーとロモーラ・ガライも。
カリスマ女優メリル・ストリープとヘレナ・ボナム・カーター、
元マカボイ妻アンヌ・マリー・ダフの他に、
もう1人の重要な役エミリーにナタリー・プレス(写真1番上)。
彼女は映画「Island」でコリン・モーガンと一緒に主演していました。
モードにスパイ話を持ちかける警察官にブレンダン・グリーソン、
どこかで見たなあと思ったら「白鯨との戦い」のおじいちゃんだった!
あそこでもウィショさんと共演してましたが、彼は「パディントン2」にも出演予定が決まっています。
あと警察だったか政治家にも見た人がいると思ったらサミュエル・ウエストで、彼はその昔「ハワーズ・エンド」でヘレナ・ボナム・カーターの恋人役を演じてました。