「David Bowie Is 」日本開催の交渉を担当されたソニーミュージックエンターテイメントのおざわあきこさんの開催までの裏話を聞きました。
Jwaveで昨日オンエアされた-JK RADIO-TOKYO UNITED(PART2)は1/20から1週間聞けます。とても面白いですよ。
聞く → (1/26まで)
期限が過ぎた時のために内容を書いておきます:
おざわさんは2013年ロンドンV&Aで開催されたDavid Bowie Is展に5回行ったほど夢中になり、日本でもやりたいと思った。
いきなりイギリスのA&V担当者に「ソニーミュージックです」と連絡したら、「音楽会社?美術館お持ちじゃないですよね?」と言われたくらい 相手にされなかったので、おざわさんが彼女のキャリアの中で「ソニーに移籍した時『Heathen』アルバム担当ディレクターとしてDavid本人に会ったことがある」と言ったら驚かれた。本国担当者でさえスーパースターのボウイに会ったことなどなかった。
その時ボウイの取材を取るのは難しくコンタクト後1ヶ月音沙汰なしだったが、彼のお気に入りのカメラマン鋤田正義でフォトセッションを提案したら即日OKが来た。
それから鋤田正義さん本人に仕事を依頼した。(順序が逆!)
ソニーとして展覧会をやったことがないので、オアシスの写真展を練習台として開催した。展示品の扱いなども練習したが、そしたらボウイの物品がオアシスの10倍以上あり、規模が全く違ったので練習にもならなかった。
ボウイの取材では、日本のファン向けにデヴィッド・ボウイ特別映像の収録もできてしまった。普通だったら「日本の皆さんいつも応援してくれてありがとう云々・・」などといったメッセージになるようなものが、リクエストしたら本人ちょっと考えて、いきなり
「お誕生日おめでとう。ディヴおじさんだよ。これを毎日流してごらん。いつか君の誕生日に当たるよ。ディヴおじさん、君の誕生日当てちゃった。」みたいなすごくふざけたメッセージをくれた。
それが彼の誕生日から始まる日本展のおまけとして公開できたらいいなと思ったら本国のOKが出た。ここで毎日ボウイが「お誕生日おめでとう」と言っているので期間中に誕生日を迎える人はボウイに誕生日を祝ってもらえるという日本限定のおまけ。
しましま追記:
なるほどー。1個前のブログで散々文句を書きましたが、通常は美術館のキュレイターが動く仕事を音楽会社がやったので、上野や六本木あたりでなく天王洲アイルになったのかもしれませんね。
それにしても、「やりたい!」という情熱で動いたおざわさんの行動力に感動しました。そのおかげで、私が最後にニヤニヤの止まらなかったあの動画が見られたのですね。日本限定で。
坂本龍一のお嬢さんの坂本美雨さんが小さかった頃、来日したボウイが彼女を肩車して銀座を歩いてくれたというエピソードを美雨さんのお母さんの矢野顕子さんが言ってましたが、ボウイが「ディヴおじさんだよ」と日本に呼びかけていたのは、美雨さんの事を思い出していたのかしら・・・なんて思ってみたり。
Jwaveで昨日オンエアされた-JK RADIO-TOKYO UNITED(PART2)は1/20から1週間聞けます。とても面白いですよ。
聞く → (1/26まで)
期限が過ぎた時のために内容を書いておきます:
おざわさんは2013年ロンドンV&Aで開催されたDavid Bowie Is展に5回行ったほど夢中になり、日本でもやりたいと思った。
いきなりイギリスのA&V担当者に「ソニーミュージックです」と連絡したら、「音楽会社?美術館お持ちじゃないですよね?」と言われたくらい 相手にされなかったので、おざわさんが彼女のキャリアの中で「ソニーに移籍した時『Heathen』アルバム担当ディレクターとしてDavid本人に会ったことがある」と言ったら驚かれた。本国担当者でさえスーパースターのボウイに会ったことなどなかった。
その時ボウイの取材を取るのは難しくコンタクト後1ヶ月音沙汰なしだったが、彼のお気に入りのカメラマン鋤田正義でフォトセッションを提案したら即日OKが来た。
それから鋤田正義さん本人に仕事を依頼した。(順序が逆!)
ソニーとして展覧会をやったことがないので、オアシスの写真展を練習台として開催した。展示品の扱いなども練習したが、そしたらボウイの物品がオアシスの10倍以上あり、規模が全く違ったので練習にもならなかった。
ボウイの取材では、日本のファン向けにデヴィッド・ボウイ特別映像の収録もできてしまった。普通だったら「日本の皆さんいつも応援してくれてありがとう云々・・」などといったメッセージになるようなものが、リクエストしたら本人ちょっと考えて、いきなり
「お誕生日おめでとう。ディヴおじさんだよ。これを毎日流してごらん。いつか君の誕生日に当たるよ。ディヴおじさん、君の誕生日当てちゃった。」みたいなすごくふざけたメッセージをくれた。
それが彼の誕生日から始まる日本展のおまけとして公開できたらいいなと思ったら本国のOKが出た。ここで毎日ボウイが「お誕生日おめでとう」と言っているので期間中に誕生日を迎える人はボウイに誕生日を祝ってもらえるという日本限定のおまけ。
しましま追記:
なるほどー。1個前のブログで散々文句を書きましたが、通常は美術館のキュレイターが動く仕事を音楽会社がやったので、上野や六本木あたりでなく天王洲アイルになったのかもしれませんね。
それにしても、「やりたい!」という情熱で動いたおざわさんの行動力に感動しました。そのおかげで、私が最後にニヤニヤの止まらなかったあの動画が見られたのですね。日本限定で。
坂本龍一のお嬢さんの坂本美雨さんが小さかった頃、来日したボウイが彼女を肩車して銀座を歩いてくれたというエピソードを美雨さんのお母さんの矢野顕子さんが言ってましたが、ボウイが「ディヴおじさんだよ」と日本に呼びかけていたのは、美雨さんの事を思い出していたのかしら・・・なんて思ってみたり。