Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

トースト~幸せになるためのレシピ~

2017-01-23 18:50:00 | その他の映画・ドラマ・舞台
イギリスのお菓子、しかも古き良きお菓子好きにはたまらない映画を発見してしまいました。



「トースト~幸せになるためのレシピ~」(2010)

私はネトフリ配信で見ましたが、日本版DVDも出ています。

フレディ・ハイモア(チョコレート工場のチャーリー)とヴィクトリア・ハミルトン、ヘレナ・ボナム・カーターが出ています。

脚本は、「ビリー・エリオット」や「戦火の馬」のリー・ホール。
悲惨な現実の中に描かれた笑いもたまりません。

有名なイギリスの料理研究家ナイジェル・スレイターの自叙伝を元にしたフィクションというBBCで放送されたテレビ映画です。

子供時代から少年時代までなので60年代のイギリスがとっても可愛いです。

ナイジェルのお母さんは料理が苦手で、生の野菜も買ったことがなく、缶詰をお湯で温めてお皿に乗せるだけでも失敗し、仕方なく代わりにトーストを食べる。

このトーストが、表面はカリッとしていて中がむっちり、バターが溶けると最高!とナイジェルが言っているのですが、これを聞いて私も「そう、イギリスの食パンはそういう噛み応えのある食感なのよね!日本のパンとは違って力強い。」と思い出しました。

アップルパイ、レモンメレンゲパイ、トライフル、スコーン、と御馴染みのイギリス菓子が出てきますよ~~~!





そして、ナイジェルはバイトをしようとしたパブのオーナーの息子が、料理も上手くロンドンでバレエ・ダンサーになる勉強をしているという田舎ではあまり出会えないタイプなので興味を持つのですが、その年上の若者がキスしてきたのを受け入れるんですよ。

あれ~ゲイだったのか。どうりで、それまでにも彼が気になっていたお兄さんはどこかかすかにセクシーなところがあったり、牛乳は女の子がパンツ見せると言ってもあげなかったし、お父さんの後妻が実の母のような気品がなく、たぶん思春期の女の子も抵抗を示すような女性のいやらしさの固まりとして描かれてたわけだ・・・

ナイジェルがラストで白いシェフ・コートを着た姿はとても可愛らしくセクシーでした。