https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180613-00000052-zdn_n-sci
中部電力は6月12日、高齢者が履く靴などに通信用の端末を装着し、屋外にいる高齢者の位置情報や高齢者施設からの入退状況を、遠隔からスマートフォンやPCで確認できる見守りサービスの実証実験を始めた。実験結果を今後のサービス開発に生かし、高齢者の認知症による徘徊(はいかい)などの解決を目指す。
高齢者には500円硬貨ほどの大きさの端末を持ち歩いてもらう。端末が発する電波(920MHz帯)を、施設の出入口や街の電柱に設置した通信機器、見守りを行う人が持つ専用のレーダーなどで受信し、位置情報などを把握する仕組みだ。
高齢者が施設から入退去するときには、見守る人にメールで通知。屋外に出た場合は、見守る人が専用Webサイトで大まかな位置情報や、どこを通過したかの履歴を確認できる。また、レーダーを使って誤差50センチほどの精度で捜索も行えるという。