三菱電機の検査不正 空気圧縮機ユニットの一部も 調査委設置へ(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
三菱電機は30日、鉄道車両向けの空調機器に加え、鉄道車両向け空気圧縮機ユニットの一部でも検査不正があったと発表した。 【図解】三菱電機が行っていた検査偽装の流れ 同社によると、空気圧縮機ユニットは鉄道のドアの開閉やブレーキの操作で使われている。一部の検査で、前の機種の検査結果を流用していたという。28日に社内調査で発覚し、不正の疑いがある製品の出荷は停止した。これまでに約1000台を納入したという。 今まで事故は確認されておらず、製品出荷前の別の検査では合格値を出していることなどから、「製品そのものの安全・機能・性能には問題がないことを確認している」としている。 一連の不正について、原因究明や再発防止策をまとめ次第、「速やかに公表する」とした。また、他に同様の事案がないか調べるため、外部の弁護士を含む調査委員会を作ることも明らかにした。
コメントから
他にもあるんでしょうね、
何十年も正されなかったという事は一ヶ所だけに例外的な問題があったという話ではなく、全ての仕事に影響する企業体質の問題ですから。
製品そのものの安全・機能・性能には問題がないことを確認している
この言い訳を続ける限り、不正は無くならないでしょうね。
安全、機能、性能の問題よりも重い問題に気が付いていない。
三菱電機、試験を実施せず自動的に数値を偽装するプログラム作成(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
三菱電機は30日、長崎製作所(長崎県時津町)で製造している鉄道車両向けの空調設備で、30年以上にわたって行われた不正検査の詳細を発表した。実際には試験を実施していないのに、自動的に数値を偽装するプログラムを作成していた。車両のブレーキや扉の開閉に使う「空気圧縮機」でも不正検査が判明した。
発表によると、不正は6月14日、社内調査で判明した。数値偽装プログラムは、空調設備の冷房機能や消費電力を調べる「検査成績書」を作成する際に利用された。このほか、冷暖房や防水などの機能について、事前の取り決めとは異なる温度・湿度の条件などで試験を実施していた。寸法検査は実施せず、架空のデータを検査成績書に記入した。
空気圧縮機では、機種更新の際に新たな試験を実施せず、旧型機の試験結果をそのまま引用した。
現在、不正があった製品の出荷は停止している。今後、外部の弁護士を含む調査委員会を設け、同様の不正がないか点検する。三菱電機は「安全性や機能に影響はない」としており、当面の鉄道運行には影響しない見通しだ。
三菱電機製の空調は多くの鉄道会社で採用されている。経済産業省は三菱電機に対し、原因究明を指示した。加藤官房長官は30日の記者会見で、「法令上の問題がなかったかを含め、詳細は調査中だが、不適切な検査が長年実施されてきたことは遺憾だ」と述べた。