セミ
2019年05月22日 | 本
19日の日記で言っていた “amazonでスポンジと一緒に注文したもの” が、これです
ショーン・タンの新作絵本『セミ』。
(帯なし)
(帯あり)
ショーン・タンも過去の作品も何も知らないですが、ある方がこの本の訳者である岸本佐知子さんのtwitterの投稿をリツイートしていたのを見て知りました。
そこでは “絵本の中の絵は描かれる前にそのシーンの立体模型が先に作られていて、その模型をもとにして絵が描かれている” ということが書かれていました。(写真もありました。)
ずいぶん手の込んでいる作業をしていると知ってビックリ
でも、そこまでするのも作者が絵で表現するにあたってのこだわりがあるからなんでしょう。
しかし、このお話はつらくて哀しい。
ひどいよ、ひどいよ!って思ってしまうのだけど、最後は意外な展開が
そこには皮肉もたっぷり込められているように思いました。
気になる方はぜひ読んでほしいです。
それに、セミがすごくかわいい
訳された文章もおもしろいです。
このセミが思ってることそのまんまを文章にしてるみたいな、この感じ。
とてもいいのです。
余談ですが、いま『ショーン・タンの世界展』というのを東京のちひろ美術館で開催されているということです。(←本の帯にも書かれています。)
7月28日までだそうです。
今回の『セミ』の立体模型の展示もあるとか
いいな~見た~い。(まぁ行けないけど)
私たちは、まずは今度図書館でショーン・タンの他の絵本を借りてみたいです。
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