映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

スリー・ビルボード

2018年03月01日 | 映画
<あらすじ>Yahoo!映画より

ミズーリ州の田舎町。7か月ほど前に娘を殺されたミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は、犯人を逮捕できない警察に苛立ち、警察を批判する3枚の広告看板を設置する。彼女は、警察署長(ウディ・ハレルソン)を尊敬する彼の部下や町の人々に脅されても、決して屈しなかった。やがて事態は思わぬ方へ動き始め……。



フランシス・マクドーマンド出演で、音楽がカーター・バウエルときたら、頭が勝手に“コーエン兄弟作品”だと認識してしまいます。(実際、音楽が『ミラーズ・クロッシング』風)
だけど、本当にコーエン兄弟が撮ってたと言われても納得してしまうような印象の強い作品でした。

マーティン・マクドナーは『セブン・サイコパス』を観たことがあるのですが、正直あんまり覚えていない…いや、面白かったし悪くなかった作品だったんだけど。

今回の映画では、主人公のミルドレッドが殺された娘の犯人が見つからないために、広告看板を出すのですが、物語が進むたびに登場人物の意外な面がわかってくるという不思議な映画でした。

人間というものは、一面だけでは表せない複雑なものだということが伝わってきます。
映画が始まって間もない時は、ラストの二人の組み合わせなど想像できませんでしたね。



こういう映画にありがちな、こういう事実が出てきたからこうなるんだな、という思い込みはことごとく覆されます。
どういう映画だと聞かれても、ひとことでは言い表せない作品です。

ラストシーン、結果はどうなったか描かれていませんが、個人的には何も起きなかったんだろうなぁと思いました。広告を出したことで、周りが変わっていったそのことに対してミルドレッドが、ある意味胸のつかえが取れたのではないかと思ったからです。

ウッディ・ハレルソン、いつも変な人が多いため、この署長もなんか裏があるのでは…なんて考えていたのですが、フツーにいい人でした。そこが一番意外だったか?そこかい

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