<あらすじ>
1999年、アメリカ合衆国空軍省のハフマン(セバスチャン・スタン)は、1966年にベトナム戦争の激戦地で負傷兵の救出中に命を落とした空軍落下傘救助隊のピッツェンバーガーについて調査を行う。
ピッツェンバーガーは30年以上も名誉勲章の授与を却下され続けていた。
ハフマンが救助された退役軍人たちの証言を集めていく中、ある陰謀の存在が浮かび上がる。
名誉勲章の授与がなぜ認められなかったかという謎解きがメインかと思っていましたが重点はそこではなく、主として描かれているのはそれを30年以上求め続けた元軍人たちの思いでした。
ピッツェンバーガーの行動によって救われた人たちが、その戦場で起きたことの苦悩や悲しみを思い出しながら心の傷に触れていきます。
ピッツェンバーガーの両親の深い思いも描かれます。
とてもいい話なのです、それは間違いありません。
しかし…。
いい話の上、出演者は素晴らしい方ばかりだし、心に残る作品になるはず!なのですが、う~ん…どうも私たちにはそこまで響く作品にはなりませんでした。
どこが悪いというわけでもないのだけど、演出にもっと力強さが欲しかったというか何かまだ物足りない感じがしましたね。
いい要素がたくさんあるので、演出によってもっといい作品になる可能性があったと思います。(スピルバーグが撮ったら泣けるほど心にグワ~ッと来そうなのだけど。)
そういう意味では惜しい作品でした。
ところで『ラスト・フル・メジャー』ってタイトルすごく覚えにくくて、うちでは『ウインターソルジャーが出てる映画』と呼んでいましたね
主演はセバスチャン・スタン(上の写真の右の人)なのですが、その名前を耳にしても “誰だっけ” とピンと来ないことがあって、ウインターソルジャー(←マーベル作品のキャラ)ならすぐわかるということで、こんな呼び方なのですね(笑)
参考画像:ウインターソルジャー
しかし『キャプテン・アメリカ』1作目は観ていない私たち。
このキャラのこと、漠然としか知らないのです