映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

『ガス燈』レビュー

2021年03月07日 | 映画

前にNHK BSプレミアムで放送された『ガス燈』を観ました

 

<あらすじ>

ロンドン、ソーントン街。

ガス燈の点る頃、この町を後にしイタリア留学に向かうポーラ。

彼女の育て親である名歌手の誉れ高き叔母は何者かに殺され、事件は未解決。

傷心のまま旅立った彼女だったが、新天地で恋をし、声楽の勉強を諦め、その相手の作曲家グレゴリーと夫婦になる。

彼は彼女の育った家に関心を持ち、そんな落ち着いた環境で暮らしてみたいと言うので、ポーラも忌わしい記憶を拭い去ってロンドンで再び生活を始める。

ある日ハンドバックに入れたはずの首飾りが紛失して以来、グレゴリーはポーラが自分のしたことを少しも記憶していないと言い、事あるごとに彼女を責めた。

ポーラは一人不安な日を送っていたが次第に自分の精神状態に自信を失い、夜ごとにポッと薄暗くなるガス燈の光も、天井に聞こえる奇怪な物音も、自分の精神の衰えているための錯覚かと焦燥にかられた…

揺らめくガス燈、自分だけに聞こえる幻聴、盗癖…?

おかしいのは自分なのか?

 

ポーラがだんだんと精神的に追い詰められ、不安と恐怖に苛まれる姿にこちらまでストレスを感じてきます。

彼女がおかしいんじゃないということは百も承知なので、そこまで追い込む夫が腹立たしくてたまりません!

でも、夫はなぜ彼女を追いつめ不可解な行動をするのか。

本当の狙いは何なのか。

その謎が解き明かされるストーリーに惹きこまれます。

笑顔あふれる幸せな様子から次第に病んでいくポーラを演じるイングリット・バーグマンがとても素晴らしいし、夫グレゴリーを演じるシャルル・ボワイエも、あの憎たらしさがたまらなかったですね。

 

70年以上前の映画で今と時代も感覚も違うので、さすがに古さは感じます。

それでも1940年代にこんな作品を作っていたのはすごいと感じるばかりでした。

 

ところで、この映画ですごく驚いたことが。

メイドのナンシーを演じたこの人なんですけど…

見覚えのある名前だなぁ…と考えていたら思い出しました

 

アンジェラ・ランズベリーといえば、これ

ミステリードラマ『ジェシカおばさんの事件簿』(これも昔NHKで放送してましたね。)

なるほど若い頃からずっと同じ顔!

頭の中で名前と顔が繋がった時「あぁ~~~ 」って声が出てしまいましたよ(笑)

 

コメント
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