映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

『来る』『鈴木家の嘘』

2019年01月15日 | 映画
まとめてレビューです

『来る』


最初、観るつもりなかったんだけど、意外に評価が極端に分かれていたので気になって観に行ってしまいました
とくに怖くなかったけど、予想より面白くて満足
やっぱり、クライマックスの祈祷フェス(←誰かが言ってたこのネーミングがぴったり)が盛り上がりましたね。松たか子さんと柴田理恵さんがカッコよかったです。
柴田理恵さんの“近所のおばさん”以外のシリアスな役柄って初めて見たかも。
祈祷フェスの場面は、おのずと『哭声(コクソン)』の祈祷バトルを思い出したのだけど、迫力は『哭声』の方が上か?(笑)

怖くないと言ったけど、妻夫木さん演じる夫のところに“来る”シーンの電話はちょっと怖かったですね。
どっちを信じればいいんだ!?という…

それから最後の場違いムードなオムライスのシーン。今までの流れから、オムライスのケチャップが血を連想させたんだけど、それってやっぱり狙ってるんだよね?

『鈴木家の嘘』


ある日突然命を絶った長男を加瀬亮さんが演じます。彼の登場シーンは本当に少ないけど、終始彼をめぐって物語が展開するので、ある意味一番印象が強いかもしれません。

息子が死んだ記憶を失ってしまった母に、家族が嘘をつくというシチュエーションは、ちょっと『グッバイ・レーニン』を想起させます。
ストーリーは、時間通りに進んで行きますが、意図的に省略したシーンの真相を後に持ってきたりして、「実はこういうことだった」という意外さを出してます。
なぜ父がいきなりソープに通い出したんだとか、車の窓が割れているのだとかetc.

出演者おのおの素晴らしかったけど、セラピーのシーンで、一人金持ちそうなおばちゃんを演じた川面千晶さんが妙に印象に残ってます

あと、ソープランドの店長。あれだけ対立しておいて、意外に律儀な人だなと思いました。やっぱ人は画一的なものではないということですね。
コメント
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