映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

殺人者の記憶法

2018年03月11日 | 映画
<あらすじ>
かつて連続殺人を犯し、アルツハイマー病を患うビョンス(ソル・ギョング)は、接触事故に遭った後にテジュという男と出会う。その異様な雰囲気から彼が殺人鬼であると直感したビョンスは、警察に通報しようとする。だが、テジュが警察の人間であったことから誰もまともに取り合おうとしない。たった一人でテジュの凶行を食い止めようとするが、アルツハイマー病による記憶の喪失に苦しめられるビョンス。そして、新たな殺人事件が発生し……。



認知症を患っている元連続殺人者が、新たな連続殺人者と出会って、娘を守ろうとする。

新しい記憶がなくなり、レコーダーを頼りに行動するという物語は、先日観た『手紙は憶えている』に通じるものがありました。
迫りくる殺人者から娘を守らなければと思いながらも、いきなりその記憶を失ってしまい、自分が何をしているのかわからなくなる。
殺人者のこともたびたび忘れてしまうので、観ていて本当に危なっかしい主人公です。

全編ハラハラのサスペンスなのだけど、笑いどころが割と多かったのが意外でした。

忘れゆく記憶を頼りに犯人を追い詰める物語かと思いきや、中盤で思わぬ展開があり、これまでの認識を覆されます。

事件が解決した後、ラストシーン(実は冒頭と同じシーン)になるのですが、この意味ありげなシーンで、観客は(事件は本当に解決したのか、今まで映画で見せられたことはすべて実際にあったことなのか)わからなくなります。

思い返すと、辻褄の合わないことが…

例えば認知症の父を警察署に迎えに来た娘は、明らかに学校の制服を着てるので高校生だと思ってたのに、いつの間にか会社に勤めていたり(そんなに日にちが経ってるとは思えない)して、どういうこと?と思ってしまいます。

ところで、最近観た韓国映画ではクライマックスがすべて血まみれの闘いなのですが、韓国のサスペンス映画はこれが定番なんでしょうか?

これとは別の編集版も出ているようなので、興味のある方はそちらも観ても良いかもしれませんね
コメント
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