映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

テロ,ライブ

2014年10月14日 | 映画
韓国映画観に行くの久しぶり…(たぶん『嘆きのピエタ』以来)

映画館で予告編を観て、なんとなく面白そう…と観に行くことを決めたのでした

あらすじ

国民的アナウンサーとして活躍していたが、ある不祥事でテレビ局からラジオ局へ飛ばされてしまったユン・ヨンファ(ハ・ジョンウ)。ある朝、生放送中の彼の番組に脅迫電話がかかってくる。イタズラと思って電話を切るが、その瞬間に漢江に架かるマポ大橋が爆破される。やがて、連続する爆破テロの犯人が脅迫電話の相手だと判断したヨンファは、彼との通話をテレビで独占生中継する。その後、大統領の謝罪と21億ウォンの現金を要求した犯人は、ヨンファの耳に付けられたイヤホンにも爆弾を仕込んだことを告げる。


冒頭からテンポよくストーリーが展開して、だんだんとサスペンスが盛り上がって行くのがいいです。

ただ、途中から出てきたテロ対策チームの女性の指示が、どうなってるのかがわかりにくかったです。

ヨンファの耳のイヤホン型爆弾について、「今、爆弾処理班を向かわせている」というセリフがあったにも関わらず、そのあと爆弾処理班が現場に着いたというシーンもなく、この女性の指示によって良い状況になったということが一つもなかったというのが腑に落ちません
女優さんは熱演だったけど



犯人とされる人物の顔が前半で明らかになるので、展開としては(ちょっと早すぎるような…)という印象を受けたのですが、それにしては電話の声が若すぎるような…という違和感を覚えていたのですが、それはラストで明らかになります。



面白くなかったわけではないけれど、結局この映画で何が言いたかったのか、今一つつかめない作品ではありました。

犯人の要望が、別に実行不可能なわけではなく、むしろそれぐらいのことしてあげればいいのに…と思わせる内容だっただけに(そんなに難しいことか?と犯人自身も言ってたけど)あくまでもそれを実行しない政府に大いに疑問がわきました。
ヨンファの奥さんの描き方もやや中途半端。
ラストでのヨンファの行動の動機付け以外には、登場させる意味があまり感じられませんでした。


警察の、犯人に対するありえないほどの挑発的な応答や、視聴率のためなら人命の軽視も仕方なしといった政府の対応など、これが韓国の現実だとしたら大問題だなと思わせるところはあったのですが、まさか本当にそんなことないよね?

でもまあ、中盤のサスペンスはなかなか。後味があまりよくないのが難点な作品でありました。
コメント
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