goo blog サービス終了のお知らせ 

カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

隣の猫物語(3)

2018-09-18 10:52:11 | 日常あれこれ
 隣の猫が車の下に居たらしく、ドアを開ける音に驚いて飛び出てきた。

 「驚かすな」と言ったら、「脅かすな」という顔をしてこちらを見詰めていた。

 

 裏側の網戸を開けて、脱出している件は隣家に伝えたので、窓はこの頃閉まったままである。

 最近は我が家向きの窓辺には、1階・2階のどちらにも猫の佇む姿もまったく見なくなった。

 多分反対側の窓の何処かが開いていたのだろう。

 「猫は凄いね、偶然のチャンスを見逃さないね」などと感心していたのだが、どうもその頻度が高くなっている。

 蚊もくるし、そんなにしょっちゅう窓を開けっ放しに出来る季節ではない。

 
 

 以前は、不意に我が家を覗き込んだりして、ビックリさせられたりしなものだが、この頃はただ庭を通過するだけになった。

 隣にはあと3匹の猫が居るはずだが、彼等はまったく姿を見せない。

 窓ぎわに姿を見せることもない。

 隣の娘さんが連れて来たとおぼしき新入りの猫だけが自由に闊歩しているという風である。

 玄関のドアは閉まっているが、店先のドアはお客が来れば開くわけで、店と住居を隔てるドアの状況によっては店の部分に猫が入り込むことは可能なのだろう。

 どうして他の猫は入り込まないのかが謎として残るが・・。

 鈴のついた首輪をみると、我が家に以前居たシロ君を思い出す。

 

 彼は首輪をはめるのを極端に嫌っていた。

 ところが、散歩は紐付きの首輪をしないと表に出られないので渋々付けさせるようになり、やがて首輪の鈴の音をきくと走って来るようになった。

 一日一度、家の周りをほぼ4周するのが日課で、部屋に入ると首輪を外すという動作の繰り返しだった。

 隣の猫は、庭を通るときチラ見もしなくなり、多少ガッカリもしている私達なのだが・・。

 彼はそんな我等を尻目に、勝手に縄張りと決めた範囲を巡回しているのだろう。

 
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする