カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

ダニ退治作戦発動!

2015-07-31 10:53:19 | 日記
 正真正銘の梅雨明けらしく、あさから強い日射しがガンガンで気温もうなぎ上りで県下に高温注意報発令中。

 

 梅雨時にダニにやられたので晴れ間を見つけては布団を干したり殺虫剤を撒いたりしたものの効果はイマイチだった。

 そこで前回大きなビニール袋に入れて、ダニ用殺虫剤を混入して炎天下に一日放置したら効果抜群だった。

 これはいいということで、今日の高温注意報発令を前向きに捉えて、再びダニ退治作戦を発動。

 居間の敷物から座布団、シーツ・タオルケットや枕・毛布に至るまで大きなビニールの中に詰め込んで、ベランダのいちばん日当たりの良い場所に展開した。

 前回の効果の程からして、今回は更に日光の強さが強烈なので、「ざまあ見やがれ!ダニやろう!」とかけ声も勇ましい。

 設置したばかりのスダレなどを一時退かす作業はあるが、作戦成功のためにはやむを得ない。

 ただ不思議なのは、子供の頃など生活環境がもっと劣悪だったのにもかかわらず、ダニに喰われた記憶が全く無いことだ。

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梅雨明けと花々と

2015-07-30 10:08:01 | 日記
 九州北部地方も梅雨明けした模様と気象台が発表した。

 例年より10日くらい遅いらしいが、まあ7月中に明けて目出度しめでたしである。

 ただし空模様は朝からどんよりとして、日射しは弱く極端に蒸し暑くいや~な予感。

 梅雨明けが確定するのは9月だそうで、実はもっと早く明けていた等と記録の上では修正されるのだろう。

 そんな気象台にはお構いなしに植物は時期を自己判断し花を咲かせ実を付ける。

 数字の着いた名前も結構あるが、百日紅や百日草それに日々草など名前に日数の長短があって面白い。

 
 (交代しながら咲き続けている百日草)
 
 (彼方此方の枝で咲き始めた百日紅)
 これらは多分名前の通り100日くらいは咲き続けるだろう。

 ところがちょっと文句を言っている花がある。

 
 (もうとっくに100日以上交代で咲いている日々草)

 文句の主は、全体の開花期間が百日紅や百日草より長くなりそうな日々草である。

 一輪一輪の寿命がそんなに短いとは思わないが、とにかく日々草と言われると儚げに見える。

 しかし生育環境がつぼにはまると、どんどん茂っていって沢山の花を長期に亘って咲かし続ける。

 人間は見た目で、花は名前では判断できないということか・・・。

 今朝も高温注意報が発令されている、綺麗な花と共に猛暑に耐える戦いの日々が始まった。

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大活字本シリーズを読む

2015-07-29 09:22:51 | 本と雑誌
 当分大活字本シリーズを借りることにしている。

 かなりの厚さの本でも、字が大きい分だけ字数が少ないのでスラスラと読めてしまう。

 よくよく見てみると、発行部数は500部ほどで限られた公共施設に設置する目的で製本されたもののようだ。

 値段の方も一冊3000円以上とちょっと高め。

 
 「喜娘(きじょう)」(上・下)梓澤 要(著)底本:新人物文庫2011.5埼玉福祉会(刊)

 表題の「喜娘」はじめ上下合計5編によって構成されているが、私的には表題以外はみな面白かった。

 「嘉兵衛のいたずら」以外は時代的には飛鳥から奈良時代の物語で、歴史上の大事件もからんでとても面白い。

 嘉兵衛のいたずらも、雑誌の取材で訪れた古民家の当主と、蔵の所蔵物の虫干しから奈良時代の吉備真備の母方の墓誌の出土にまつわる物語に行き着いて、1000年に亘る壮大な謎に迫っていく歴史ミステリーである。

 どの作品も平易な文体の中に、奈良の都の息吹が感じられて時代物としては新鮮な感じがした。

 
 「最後の藁」夏樹静子(著)底本:文春文庫2014.12埼玉福祉会(刊)

 表題を含め3編の構成で、自殺あり殺人事件ありなのだがどういう作品だったかイマイチ記憶に残らない。

 いわゆる事件のトリックとか動機とか手段とかが縦横無尽な不自然さで、刑事の取り調べもテレビドラマを見るような、映像を文章に展開したような妙な違和感を感じて馴染めなかった。

 唯一印象に残ったのは、表題作「最後の藁」の意味で、砂漠のラクダが多くの荷物を背負わされながら耐えていたが、最後に載せられた一本のワラの重さに耐えられず倒れてしまったという逸話の部分である。

 まあ、好みごのみということで・・・。

 「まやかしの水面の月は酔って揺れ」
 
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梅雨明けや~い

2015-07-28 09:28:57 | 日記
 梅雨が明けたと発表されていない地域が日本にはまだある。

 九州北部地方である。

 一昨日は、まぶしい入道雲をUPしてこれが梅雨空かと文句を言ったりしたが、どうも気象台が正しいようだ。

 

 まさしく梅雨空と言うべきどんよりとした曇り空。

 朝からねっとりと纏わり付く湿気。

 3羽のツバメが枝や電線に留まることなく、延々と我が家の庭のを飛び回っている。

 地面や小さな木々にはスズメが営業をしているし、よほど虫がいるのかなと思う。

 元気がいいのは、朝から「ガシガシワシワシ」と鳴き続けるクマゼミだけだ。

 「うるささや 汗に染み入る セミの声」

 勘弁して下さいよ。

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バラと小判笹とサマージャンボ

2015-07-27 09:30:48 | 日記
 会津磐梯山は笹に黄金が成り下がるそうだが、我が家の小判笹もじつによく育って実が成る。

 

 当初鉢植えだったのがどうして実が運ばれたかは知らないが、庭の彼方此方やちょっとした他の鉢植えの中からも芽を出し実を付ける。

 小判笹などという名前でなければ邪険に扱われそうだが、金の成る木と同じで何となくお目出度そうなので放っておいたらこうなってしまった。

 ふと目を横にずらしたら、真っ赤なバラが咲いているのを見つけた。

 

 こちらは、隣との境のブロック際でまったく目立たない日陰でひっそりと咲いていた。

 忘れていたが、きっと以前にバラの切り花の芽を日陰に挿しておいたものが根付いたものだろう。

 それでも真っ赤な花が咲けば、他の植物の間からでも発見されるわけで、バラはバラなのだと思う。

 名前なのか、氏より育ちなのかはこっちへ置いておくとして、物言わぬ植物が存在を主張しているようで面白い。

 心配した台風もそよそよと風が吹いた程度で台風対策も空振りに終わった。

 台風一過でスカッと晴れて、梅雨明け宣言というシナリオを描いていたのだが、スッカとした天気にはなっていないくてどんよりとして蒸し暑く、梅雨明け宣言もお預けという中途半端な気分の悪さ。

 サマージャンボが当たればさぞや気分も良いことだろう。

 小判笹と金の成る木だけが妙に茂って、今年も暑いサマーになりそうだ。

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梅雨と台風と西瓜とスダレ

2015-07-26 09:41:31 | 家庭菜園
 昨年菜園で小玉のスイカが成ったので、お盆の帰省客に合わせて収穫して食べさせたら思いの外甘くて好評を博したので今年も1本だけ苗を買ってきて植えておいた。

 ところが小さな実が5個もついたので、果たして成長するものかと危惧していたのだが、その成長の早いこと。

 
 

 地面に直接あたるのはよくないだろうと、ワラを敷いてくれという配偶者のリクエストに思案した挙げ句、撤収したあと保管していたスダレを切って敷くことにした。

 小さな西瓜の品種だと思って、やや小さくスダレをカットしたのだが、今朝菜園に行ってみると楕円形でかなり大きくなっていて、品種違いだったら敷物も大きくしなければ・・・などと気になった。

 いずれにしても、台風が接近中で九州の西側を通る進路らしいので、我が家としては最も好ましくないコースなのである。

 台風が通過するまでは梅雨明けはない、梅雨と台風でスダレ設置できない、当面不要なスダレは西瓜の敷物に、そして西側通過コースは強風が予想されるので西瓜に被害が及ぶことも考えられる。

 そういうわけで、台風・梅雨明け・すだれ・西瓜と妙な四角関係の四すくみ状態になっているのである。

 実は台風接近で今日はやや雲が出てきたが、梅雨など嘘だろうという天気が続いていた。

 

 スダレが欲しくなる凄い日射しなのだが、台風通過後に設置を延ばし続けてきたのだ。

 もうすぐ8月になろうというのに、わが九州北部地方は梅雨明けになっていない。

 太平洋高気圧の勢力が弱いのと、次々と発生する台風が更にわをかけるので気象台も梅雨明けを躊躇する。

 今夕から影響が出始める筈の台風なのだが、現在無風でしかも雲間からの強い日射しの中では台風対策も気が滅入る。

 「夏が来る草とる蚊来る飽きもくる」

 許して下せえ、おでえかんさまあ~~。

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世界遺産と負の遺産

2015-07-25 09:11:18 | 日記
 世界産業遺産登録の勧告を受けて今日本の各地があつい。

 明治期の産業遺産としての合わせ技なので、各地に散らばってしかも数が多い。

 我が県にも三池炭坑の関連で「万田抗」とその初期に積み出し港として築港された「三角西港」の2ヶ所がある。

 
 (万田抗・・熊本県荒尾市)
 
 
 (三角西港・・熊本県宇城市)

 「万田抗」は始めて訪れたが、「三角西港」は以前から天草の行き帰に立ち寄ったり、港にある古い洋館の喫茶室のコーヒーを目当てにしばしば足を延ばしていた。

 今回立ち寄ってみたら、大勢の観光客で賑わっていた。

 そう言えば偶然なのだが、各地の自然遺産や文化遺産などでは指定前であったり、指定後でも観光客が減り始めた頃に訪れているので混雑など滅多に会ったことがない。

 ガイドさんや、店の方のセリフは皆共通で、「お客さん、良い時期に来られましたよ」、である。

 それにしても、いろいろな遺産があるもので、指定された後で壊れて無くなりそうだと「危機遺産」に指定されたりもするそうで、日本中が指定されてしまわないかと気に掛かる。

 「次世代に続く国債核のゴミ」

 引き継ぎたくない負の遺産がどっさり。
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日の砦

2015-07-24 13:54:46 | 本と雑誌
 またもや大活字シリーズ、選ぶ基準が字の大きさというのもやや寂しいが・・・。

 面白そうなものもあるので、しばらく字の大きなやつを優先的に読むことにする。

 
 「日の砦」黒井千次(著)底本:講談社文庫 社会福祉法人埼玉福祉会(刊)

 10話構成で、各話毎に異なった人物も登場するが、全編を通じて共通する登場人物は、とある一家族である。

 定年を迎えた高太郎とその一家の平凡な生活が描かれていくが、さりげなく描かれる平凡さの中に危うさがひょいと提示されて、作中人物が常識的で安易な対応をすることに危惧を覚えたり、必要以上に神経質で疑心暗鬼になっていくと、大袈裟すぎるぞと声をかけたくなるような、平凡さゆえに作中に引き込まれるものがある。

 確かなものと思っていたものが以外に脆いものであったり、人ごとのように思っていたことが実は明日にも我が家の問題として浮かび上がってきそうな予感をさせる。

 そんな思いを強くさせる作品群である。

 「終章は余韻残さずきっぱりと」

 余韻は小説だけで十分ですな。

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天草のクロメ丼

2015-07-23 09:57:46 | 日記
 有明海の出入り口となっている早崎瀬戸を挟んで、島原半島に面している天草市五和町二江に出掛けた。

 
 (二江漁港から通詞島を望む)
 小さな島だが、橋を渡れば風力発電の大きな風車が2つ回っている島に行くことが出来る。

 「通詞島」という名の由来は、中世に南蛮人の通訳が住んでいたとか、南蛮貿易や漁に携わって外国語が話せる日本人が大勢いたとか、分かったようなわからないような由来でハッキリしない。

 天草市の五和町はイルカウオッチングの町として沢山の人が訪れる。

 以前に、別な港からイルカウオッチングの船に乗ったことがあるが、たしかノンビリ泳ぐイルカの群れの向こうに風車が回る通詞島を見た記憶がある。

 島内は車の移動は道が狭いし離合が困難な場所も多いので、手前の駐車場で止めて後はノンビリ歩く方が良さそうだ。
 ただ今回はこの島の探索ではなくて、「クロメ丼」なるものを食べるのが目的だったのでまたの機会にする。

 
 (「クロメ丼」¥600也)

 新聞に紹介されたのを見たのが今回の事の始まりで、以前の芦北町の「タチウオ丼」以来である。

 天草漁協五和支所が経営する食堂で食べられる。

 昆布とワカメと足して2で割ったような形をしているようだが、細かくみじん切りにされたものはトロトロと粘り気があって、とろろ汁の風情がある。

 特有の薬効成分が発見されて近年は健康食品や化粧品まで開発され、地域期待の星になりつつある。

 温暖な気候を利用した米の二期作は、もう稲穂が垂れはじめていて新米ももうすぐ出回る筈である。

 観光・漁業・農業と、確かに天草は宝島だなと感じた。

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ちょっとした違和感

2015-07-22 10:08:57 | 日記
 言葉遣いのなかで、ちょっと気になる言葉に「・・になります」と「より」「から」がある。

 テレビを見ていると名所や名物或いは、近間でも意外と知られていない場所などが紹介される番組が多い。

 そのなかで、案内や説明をする現地の人が「こちらが〇〇になります」と言いながら場所を案内したり、食べ物を指しながら「こちらが名物の〇〇になります」という場面をしばしば見聞する。

 「〇〇に成る前は何だったの?」と突っ込むタレントも以前はいたが、最近はもう笑いもとれなくなるほど普及してしまって、皆さん納得したのかあきれ果ててしまったのか無抵抗で、もう野放し状態で放置されている。

 やがて「こういう使用法もある」と国語辞典に載って、目出度く市民権を得るということになるのだろうか。

 「より」と「から」も同じで、広告などでは「2日より10日」とか、「〇〇よりお知らせがあります」など多用されている。

 むしろ「2日から10日」とか「〇〇からのお知らせ」のような用法は殆どお目にかからない。

 何処かの辞書には「より」は比較を示し「から」は起点を示すとき使うと説明されていたが・・・。

 ところが「「昭和天皇実録」の謎を解く」のなかで、宮内庁編纂の「昭和天皇実録」の内容が引用されている部分の文章が「から」ではなくて、「より」がやたらと多いのである。
 
 例えば、昭和十九年六月二十二日の部分では・・「親王より皇族を御相談相手とする思召しの有無につき伺いを受けられる。政治の責任の観点から、皇族を御相談相手とすることはできない旨を述べられる。」とか、「・・・をお召しに成り、午後一時四十五分より二時二十五分にかけて謁を賜う。」など、通常は「から」を使う部分のほとんどは「より」と表現されている。

 「親王より皇族を御相談相手と・・・・」など親王と皇族を比較している風でおっと驚くが、以下の文章でなるほどと落ち着くわけである。

 前後の文章にそれなりに注意が払われているので文脈を誤って受け取られる可能性は低い。

 かの辞書をひもとけば、文語文とか或いは口語文でも重々しさを持たせる目的で使用する場合があるという。

 なるほど徹頭徹尾「より」で通している「実録」は「貫禄」があると言うことなのだろうか。

 やがてこれが何処かの博物館に展示されて・・・「はい、こちらが昭和天皇の実録に成ります」などと説明を受けないように祈るばかりである。

 
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