カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

菊池渓谷へミニ避暑に

2014-07-31 10:21:21 | おでかけ

 昨日は数年ぶりに菊池渓谷に行った。

 熊本県の北部に位置する菊地市の山間部で、阿蘇外輪山の伏流水を源とする菊池川の最上流部にある渓谷である。

 夏は涼を求めて沢山の人が訪れる、ちょっとした名所である。

 九州の人なら、特に北部地域の人ならもぐりでない限り殆ど知っているなどと、私はいつの頃からか勝手にのたまうようになった。

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 以前はあった物販の施設は極端に制限されて自然を満喫する地域へと意識的に変貌を重ねつつあり、単なる地域おこしとか物産館の様相を呈していた昔とは様変わりで、久し振りに訪れると土産物屋が一軒だけの、何か寂れたのかな等と勘違いするほど静かな雰囲気になっていた。

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 (入口の付近にある吊り橋から上流を望む)

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 上流に向かうコースには淵や滝が点在していて、遊歩道も自然ではあるが整備されていて年寄りにも子供にもやさしい。

 清流が自慢の河川は多いが、ここの水は伏流水が大量に流れているため、深いところでも緑色ではなくて、透明から淡い水色そしてだんだん深くなるにつれてコバルトブルーに変化していく。

 水温は夏でも12~3度Cほどで、足をひたすと30秒もすると頭がかき氷を食べる時のようにジンジンしてくるほどである。

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 木陰の遊歩道沿いには、百合の花や彼岸花に似たような趣の花が自然のままに顔を出していた。

 昔はキャンプ場もあって野外活動の拠点的な施設もあったが、それらも一切撤去されてキャンプ禁止地域になっており、純粋に自然の森や水に親しむ場所として生まれ変わっている。

 開発され造られた施設や、村おこし町おこしだといってやたら大きな物産館や直売所がそれぞれの地域に出来ているが、ここはその真逆の方向に進みつつある。

 方向は間違ってはいないと私も思う。

 日本全国金太郎飴的作り物の地域おこしは、もう飽きた。

 ありのままの自然の中で、家族や友人とのんびり休日を過ごす、そうした生活スタイルを提示する場所がもっと増えてくる予感がする。

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季は花に憂いは本に訊いてみる

2014-07-29 12:13:06 | 本と雑誌

 気温自体は相当に高めだが、湿度がわりと低めなので比較的過ごしやすい。

 とは言っても、本日の予想気温は35度ということで一定の覚悟はしておけと気象台はいう。

 てなわけで、この高熱に布団を干してダニの野郎を全滅させる計画に出た。

 梅雨明け以降相当に暑い日が続いたが、それでも夜は扇風機でもナントカ本が読める程度にはなってくれるので、本を読んでいる。

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 「創造力と創造力」阿刀田高・高橋治・辺見庸共著 2006リブリオ出版

 著名人か語る生きるヒント11とあるので少なくとも企画的には他に10冊以上はあるということだろう。

 三氏の公演記録なので分かり易い表現で、端的に語られている、特に最後の辺見庸氏の「想像力の可能性と限界 もの喰う人々をめぐって」は日本全体が陥っている現状への警告であって、肝に銘じなければと自省させられた。

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 「孫子」金屋 治訳注 1980・第19刷 岩波書店

 文庫本だが相当に古い、若かりし頃買ったもので再度読み返している。

 「孫子」は中国歴代の兵法書の総元締め的もので、その他の兵法書も沢山あるが全てこの孫子の影響を受けているという。

 我が国でも古くから伝わり特に戦国時代以降ではこの書を抜きにしては日本の兵法は語れない。

 新しくは旧軍の「作戦要務令」や、現在の自衛隊の「野外令」も、基本的な考え方は孫子に由来しているといっていい。

 つまり戦いということにおいて、その原則は数千年の昔から変わっていないということなのだ。

 おまけに「孫子」は戦争における戦術的なことはもちろん、もっと広範に人生の問題として深い思想的なものまでも組み込んでいる。

 だだし解釈は時代と共に変わっていくべきで、今流行の〇〇原理主義のように時代を無視した原則論を実践すると民衆の不幸に繋がり国の存亡にもかかわりかねない。

 戦後レジュームからの脱却は判らぬでもないが、戦前戦中への回帰の思想をもって日本人の誇りを取り戻すというのなら、それこそマッカーサーの言う「日本人は12歳の少年のようだった」を地でいくことになりかねない。

 

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ロアッソ熊本、久々のホーム戦勝利

2014-07-27 10:04:36 | スポーツ

 久々にロアッソ熊本が勝って気分良くビールが飲めた昨夕だった。

 J2の23節、うまかな・よかなスタジアムに水戸ホーリーホックを迎えてのホーム戦。

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 (遠路はるばる水戸からのサポーター)

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 (くまモンをはじめとするご当地ゆるキャラも盛り上げる)

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 (後半ロアッソのFK)

 前半の終わり近くに1点を先制されてちょっと場内は静かになったものの、後半は巻誠一郎を加えて動きは俄然反撃モード。

 後半の立ち上がりに1点を返して、勢いにのった終了10分前くらい、ゴール正面からのFKのチャンスに、養父がシュートを見事に決めてくれた。

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 ゴールの瞬間など写ったこともなかったが、とにかくカメラを向けていたらバカチョンのデジカメに、画像がブレながらもなにげに映っていた。

 試合は殆どがブレた映像で消去したが、これだけは一応UPすることに。

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 試合は最後まで攻め続けたロアッソが2-1で勝利し、貴重な勝ち点3をGetし、折から県民DAYと銘打ったホーム戦に駆けつけた1万以上の観衆を沸かせた。

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 試合後サポーター席の前で選手とサポーターが一緒にダンスする「カモン・ロッソ」が久々に展開されて、いやあ~~~サッカーっていいなと思った。

 家に帰り着くやいなや、久々一緒に応援した女房殿と乾杯をし、かつ調子に乗ってやや酔っ払ってしまったが、ま、仕方ないだろ。

 

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歴史に学ぶ

2014-07-24 22:58:26 | 本と雑誌

 周辺国との関係がぎくしゃくを通り越している感じがするが、歴史って云う奴はある一定の周期で繰り返すのだろうか。

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 「中国五千年」上・下 陳舜臣著 1983年平凡社刊

 5000年と軽く言われると・・・・いささか・・・。

 幻の王朝から始まって、歴代の王朝が延々と綴られる。

 そして、1949年10月1日天安門において中華人民共和国の成立が告げられた時をもって、今は筆を置くとされている。

 その後65年が経過して、理想とした共産主義の国家は未完のまま資本主義に大きく変貌してしまった。

 ただ統治機構は一党独裁のまま続けられ、多種多様な民族・文化・過去の歴史の教訓等に鑑み、広大で強大な人口をもつ中国を治めるには、この統治システムが一番適しているということらしい。

 なるほど、この中国五千年を読めば頷かざるを得ない。

 変則的な王朝が誕生して65年が経過して、内なる矛盾が外に向かって膨れ始めたということなのだろうか。

 半島国もまた遠い昔からの歴史を繰り返す如く揺れ動き、日本も又敏感に反応する。

 ただ妙に張り切って、先陣の矢面に立ち最後は梯子を外されて負けた挙げ句一人悪者にされた愚行は繰り返すべきではない。

 もう分別のつく年頃になっていいはずだ。

 

 

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蜜蜂よ永遠に

2014-07-23 11:07:52 | 日常あれこれ

 百日紅が満開を迎える頃、金柑の花が2度目の開花を迎えた。

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 梅雨になる少し前に一度咲いていたが、雨の影響などで蜜蜂など昆虫の飛来が少なく、再度開花して受粉させようという魂胆らしい。

 この梅雨明けとともに始まった2度目の開花に、沢山の蜜蜂たちがやって来た。

 かすかな羽音が木の周りを取り囲み、暑い太陽が照りつける中セッセと働き蜂が飛び回っている。

 僅かな開花時期を逃さず、しかも開花の量に合わせて出動する蜂の数を多く調整して来るところなど、いかにもかき入れ時だという蜜蜂の意思が見て取れて、動物・植物の共生に自然の偉大さをみる。

 自然征服はいまでも西洋文明の正義であって、遺伝子組み換えなどはその最先端に位置する。

 二項対立的宗教観に根ざした原理主義が、復讐の連鎖を助長する。

 およそ自然との共生など考えようともしない地域をモデルに・・・・。

 

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自覚のない九官鳥

2014-07-21 10:37:38 | 人声人語

 今日は海の日で国民の祝日だが、山の日も作ってしまえということで祝日のない8月が候補らしい。

 時の政権の都合とか、ちょっとしたノリで祝日が作られることに今更驚きはしない。

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 百日紅は百日も咲いて存在を誇示するが、日本の祝日は建国記念日で喧々諤々とやりあった以外は百日も考えないまま決まってしまう。

 集団的自衛権も補密保護法も、政治家の言うところの「粛々と」決定していく。

 世論がイマイチ盛り上がっていないとか、首相は現実を見て説明責任を十分に果たせとかメディアはのたまっている。

 最近よく聞かれる言葉に、「説明責任を果たせ」という言葉がある。

 このメディアが決まり文句としているこの言葉の使用法は、私には次のように聞こえるのである。

 「おおよそ、成るようにしか成らないし方向性は理解できるので、せめて理解力に乏しい国民に対してもっと分かり易く説明してやんなさいよ」・・・と。

 そこには肝心の自分たちメディアの考えは一向に説明されていない。

 政府からも、メディアからも国民はいいように舐められているのかも・・・。

 多数を取った後の政治家のやることは、日本の政治の中では今始まったことではないし、それが常態だったから驚くにはあたらない。

 衆・参院の捻れと称して、決められない政治などと揶揄し、スムーズに法案が流れるスピード感のある政治を求めるなどと世論を誘導してきたのは、他でもないメディアではないか。

 つまり希望した通りの政治が粛々とおこなわれているのだ、拍手せよ。

 説明不足というのなら、何が不足か・何をどの程度説明させたいのか、問題点や対案を示しながら論陣を張るべきだ。

 恐いのは、自分の考えや取材に基づかない横一列の報道を繰り返し、責任逃れとしか思えない「説明責任を果たせ」ばかりを繰り返しつづける自覚のない「九官鳥」になってしまうことだ。

 

 戒めの一句を・・・「政治より恐い世論のミスリード」

 

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蝉の声

2014-07-19 09:58:46 | 日常あれこれ

 ここ2~3日前からクマゼミの鳴く声がけたたましくなった。

 ようするに彼らは梅雨が明けたぞと言っているらしいのだが、地方気象台は気圧配置を見ながら用心しているらしい。

 まあ、今日明日にも発表されることだろう。

 だって蝉がそう言っているんだから仕方がない。

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 夏の花は熱い日射しの中で咲き誇っている。

 

 そう言えば、クマゼミが最初に出てくる昨今だが、登場の順番が狂っているぞとブログで例年不満を述べていたら、夕方の散歩時にミンミンゼミの声を聞いた。

 おや?子供の頃の正規の登場順に戻ったのかな、などと少しホッとした。

 ミンミンゼミ→アブラゼミ→クマゼミ→ツクツクボウシ→ヒグラシが我が地方の登場順で、ミンミンゼミの声で夏休みの到来を喜び、ツクツクボウシの声で夏休みの終わりを実感したものだ。

 

 昨日は、とても元気な子供達の下校の声が聞こえていた。

 ミンミンゼミもさることながら、あれは明日から夏休みだという知らせなのだ。

 季節は昆虫や植物に、憂いは本や人に訊いてみれば判る。

 

 

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夏野菜の収穫

2014-07-17 09:42:17 | 家庭菜園

 夏野菜を植えた後、キュウリのネット張りをしたり何度か除草もしたが、梅雨の雨や台風の接近などで足が遠のいていた菜園に久し振りに行ってみた。

 久し振りの晴れ間に、クマゼミが鳴き強烈な太陽が照りつけて、なるほど梅雨明けも近いなと思わされた。

 野菜もそれなりに成長していて、とりあえず試験的に収穫した。

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 見てくれは悪いが、採れたて新鮮が売り物でさっそく食べてみたが美味かった。

 これからは、暑さと雑草と害虫の連合軍と戦うことになるが、迎え撃つ我が方は戦闘能力は低下の一方で、殺虫剤や農薬などは使いたくないのでせいぜい箸で摘んで駆除する竹槍戦法や、隣の境界だけに気を使う程度の、ほったらかし戦法を採用することになるだろう。

 勿論、集団的自衛権の行使など論外だ。

 せいぜい大きな穴を掘っておいて、除草したり駄目になった野菜などをどんどん放り込んで、見た目だけでも格好つけるのと有機肥料としての活用を目論んでいる。

 さて、一句いってみるべえか・・・。

 「夏野菜虫に安全保障され」

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幸せの種

2014-07-15 14:07:03 | 日常あれこれ

 7月1日長女の子が満一歳の誕生日を迎えた。

 去年の今頃は退院したばかりで、母子ともども我が家で一月ばかり過ごしていてミルクだ風呂だと騒いだものだった。

 幸い病気をすることもなく、背中に大きな餅を背負わせる、昔ながらの一歳の誕生祝いをしたらしい。

 Webアルバムにほぼ毎週画像や動画が載せられるのでそれを見ていると子供の成長の過程と、それに伴う親としての成長が両方見られて楽しい。

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 (真ん中の1の数字のロウソクが嬉しいバースディーケーキ)

 一連のセレモニー写真が掲載された数日後、面白い構図の写真があった。

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 旦那と子供の後ろ姿が面白くて、娘が写したものだと思うが、確かに面白い。

 よくもまあこんなTシャツを着せたなと思うのだが、去年の誕生年の干支は巳年だったので、同じ蛇でも大蛇の方が威勢がいいし金運も向いてくるだろう。

 しかし、まあ、なんと、親子で後ろ姿の似ていること・・・。

 今週末には我が家に来る予定なので、エアコンを買い換え、手の届きそうな危ないものはすべて撤去して、居間の敷物も柔らかめのものに替えるべく準備中である。

 つまり、DNAの後継者を迎えるのは、かくの如く大変でる。

 もっとも、色々な小道具携行で民族大移動の如くやってくる先方も、相当に大変とは思うのだが・・・・。

 さて、一句・・・「しあわせの種を一粒もっている」

 希望の芽を出すためには、多少の苦労は厭うなってことですな。

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川柳三昧の一日

2014-07-13 22:07:02 | 日常あれこれ

 川柳「噴煙吟社」の九州・沖縄大会に参加した。

 昨日は親戚筋が集まって遅くまで飲んだり騒いだりしたので、頭の方はまったく正常な働きをしていないが、事前に課題がしめされていたのでいくつかは句を準備していた。

 いざ出句する段になって、候補を入れ替えたり一部を替えてみたりしたが、頭が冴えないので修正後の句が良くなったのかどうか自分でも分からなくなった。

 実は図書館から小沢昭一の「俳句で綴る 変哲半生記」岩波書店2013第6刷

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 を借りて読んでる途中なのだが、とても参考になりそうだ。

 面白いし、季語の入った川柳といってもいいような、笑いあり風刺有りで、漱石の句と共に川柳作りの参考になると思う。

 例えば「寒釣や同じ顔ぶれ同じ場所」とか「寒月やさて行く末の丁と半」などまさしく川柳の風情なのだ。

  

 さて大会の方は、初参加で要領もよく判らなかったが5つ有る課題の中で3課題で読み上げられて、実際のところとても嬉しかった。

 大勢が集まって課題に取り組むとき、題に対してこうも同じ発想をするものかと思い知らされた。

 発想が同じなら表現力に優れたものが上位にくる。

 第一発想は捨てよという意味が、会場で読み上げられていく他人の優れた句を聞かされてよく分かった。

 

 「九」という課題にはかなり手こずったが、ようやく出句したものが読み上げられてそれなりに達成感を味わった。

 「九」 : 「九分九厘諦めた娘(こ)の角隠し」

 

 大会の後懇親会に移行し、昨夕からのアルコールがやっと抜けたところに追加するはめになったが、各県から参加した人達との酒はことのほか美味かった。

 同じ懇親会でも「謡曲」・「川柳」など趣味の会での懇親会は見知らぬ者同士でも比較的溶け込みやすい。

 取り敢えず朝から夜まで川柳三昧の一日は、かくして終わった。

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