朝から薄い雲が全天に広がってはいる。
ただ、レースのカーテンのようなので、太陽の光を遮るほどでもない。
これが雲が無かったら、どのくらいギラギラ光線かと思うと怖くなる。
新聞を取りに庭に出ると、ハイビスカスとバラが咲いていた。
カメラをもって再度表に出たが、あまりの暑さに適当にパチリとやったら柱が傾いていた。
(ハイビスカスとバラ)
無理に同時に撮り込もうとして、カメラの角度への注意が疎かになった。
さて、今日も暑いので昨夕の歩きの写真でも・・。
(成長出来なかった入道雲)
太陽が西に沈むと、東の空にはこれ以上成長の見込みのない入道雲の子供が残っていた。
(水抜きされた田んぼ)
久し振りに田んぼコースをあるくと、田んぼは水抜きされてひび割れが入っていた。
何度か水を抜いて、田んぼの水分を制限し稲の分蘖を促し、大きな株と丈夫な根を作っていく。
早いところでは、出穂期を迎えているようだが当地ではまだこの程度の状態である。
(西の空)
(東の空)
西の空には残照が・・。
東の空にはオーロラを思わせるような赤味を帯びた薄雲が・・。
(子犬のような雲)
夕方は、いろいろな雲の色や形の変化が楽しめる一時である。
ピョンピョンと跳ねながらじゃれついてくる子犬を思わせる雲が出て、ついカメラでパチリ。
その形を長く保持しているわけでもないので、お目にかかれるのも僅かな時間。
それに、何に見えるかなど個人差があるので、犬?・・・には見えない人も居て当然。
空を見上げながら歩いていたら、田んぼの中のビニールハウスの横に差しかかった。
前回は、ハウスの横に猫が居た場所。
(ビニールハウスの猫)
ビニールハウスの周りには見えなかったので居ないと思ったら、なんと道ばたの田んぼの畔で寝ていた。
直ぐ横でカメラを構えたりする私の気配に気付いて、面倒臭そうに顔を上げた。
逃げる風はなく、かと言って近寄ってくるわけでもない。
飼い主が、明日ハウスにやってくるまで、留守番をしているのだろう。
思うに、猫はつくづく生きていく上で得な性質を持っている。
付き合いの間合いを知っている動物なのだ。
雲の犬と、リアルの猫に出会えた田んぼコースだった。
「赤もある真っ青な空あるように」・・・しろ猫